タグ:睡眠法
記憶力を高めるハイパフォーマンス睡眠法 - 茂木健一郎著『脳が冴える快眠法』(2)-
発想力を高めるハイパフォーマンス睡眠法 - 茂木健一郎著『脳が冴える快眠法』(1)-
快眠の技術を実践してプロセシングをすすめる - 三橋美穂著『脳が若返る快眠の技術』-
快眠の技術を実践して快眠がえられればプロセシングはおのずとすすみます。
続きを読む
自分にあった枕と布団を選択する - 成井浩司著『快眠力』(4)-
快眠をえるためには、自分にあった枕と布団を選択する必要があります。
続きを読む
快眠するための方法 - 成井浩司著『快眠力』(3)-
快眠をするための具体的な方法を解説しています。ぐっすりねむるために毎日の生活のなかで工夫して実践してみることが大切です。
続きを読む
睡眠時無呼吸症候群に注意する - 成井浩司著『快眠力』(2)-
睡眠障害はさまざまな病気にかかるリスクを高めます。とくに睡眠時無呼吸症候群には注意しなければなりません。
続きを読む
快眠してプロセシングをすすめる - 成井浩司著『快眠力』(1)-
快眠をして、情報処理と問題解決をすすめる - まとめ&リンク -
自分にあった方法を工夫して快適な睡眠を実現する - ペネロペ=ルイス著『眠っているとき、脳では凄いことが起きている』-
睡眠は、あなたの情報処理と問題解決をすすめます。自分に効き目のある方法をさがしだして快適な睡眠を実現してください。
続きを読む
睡眠をとって記憶を強化する - ペネロペ=ルイス著『眠っているとき、脳では凄いことが起きている』-
よい感情とともに意識の内面にインプットされた記憶は睡眠中に強化されます。また睡眠により感情の再調整がおこなわれます。情報処理では感情が大きな役割をはたします。
続きを読む
ひとばん寝て問題を解決する - ペネロペ=ルイス著『眠っているとき、脳では凄いことが起きている』-
睡眠は問題を解決することに役立ちます。問題が生じたら寝るのが一番です。
続きを読む
睡眠により心の中を大掃除する - ペネロペ=ルイス著『眠っているとき、脳では凄いことが起きている』-
睡眠により、心のなかの大掃除や、気分の調整、記憶の再固定化、情報の統合・要約などがすすみます。
続きを読む
快眠して人生をゆたかにする - 井上昌次郎著『ヒトはなぜ眠るのか』-
睡眠の仕組みを理解し、工夫して快眠をえるようにすれば、生活の質が向上し、人生をゆたかにすることができます。
続きを読む
快眠の日々をつづける - 菅原洋平著『「いつも眠い〜」がなくなる 快眠の3法則』-
睡眠をとって、ひらめきや やる気を生み出す - 菅原洋平監修『やる気がでる! 超睡眠法』-
睡眠は、記憶を定着させ想起できるようにしたり、ひらめきや やる気を生みだします。
菅原洋平監修『やる気がでる! 超睡眠法』(宝島社)は、やる気がおきて仕事がどんどんはかどる睡眠の方法をイラストと図解をつかってわかりやすく解説しています。ハードワークをのりきるためにも役立ちます。
続きを読む
睡眠が脳を活性化させる - 古賀良彦著『睡眠と脳の科学』-
無意識のうちに睡眠は脳を活性化させ、情報を整理し記憶を促進させます。
古賀良彦著『睡眠と脳の科学』(祥伝社)は、人は眠るために眠るのではなく、活動するために眠るのだという立場から、睡眠中に脳が活性化することによって記憶力や運動能力が向上することについて、また快眠をえるためのテクニックについて解説しています。
続きを読む
睡眠によりプロセシングをすすめる - 三橋美穂著『驚くほど眠りの質がよくなる睡眠メソッド100 』-
睡眠をとることによって、人間がおこなう情報処理(インプット→プロセシング→アウトプット)におけるプロセシングをすすめることができます。
三橋美穂著『驚くほど眠りの質がよくなる睡眠メソッド100 』(かんき出版)は、睡眠は生きることの根幹であるという立場から、人生を変える質のよい睡眠をとるための具体的なメソッドを紹介しています。
続きを読む
一晩 寝てかんがえる -『日経 サイエンス』2016年 1月号 -
問題にとりくむときには一晩 寝てかんがえるのがよいです。十分な睡眠をとることによってプロセシングがすすみます。
『日経 サイエンス』2016年 1月号には特集として、「なぜ眠るのか」(R. スティクゴールド)という論文が掲載されています。
わたしたちは睡眠をとることによって、睡眠中に記憶がすすむだけでなく、睡眠が記憶を向上させるというのです。
過去20年間、睡眠が、記憶処理に関与していることを示す発見が爆発的に増した。その1つが、学習後の睡眠が新しい記憶を選択的に定着させ、強化し、統合し、解析しているというものだ。そうすることで、睡眠は私たちが何をどう記憶するかを制御している。
睡眠は、わたしたちの脳が重要だとかんがえる記憶を選択し強化するだけでなく、統合や解析までしているというのですからおどろきです。
そして問題を一晩 寝てかんがえることを推奨しています。
『問題を一晩寝て考える』というのは、睡眠中の脳が、すでに保存されている情報を使って何らかの計算をして異なる可能性を列挙し、問題に対する最良の解決策を見つけようとしているのだ。
こうして夜間に十分な睡眠をとることでもたらされる恩恵がつぎつぎにあきらかにされています。このように睡眠は、記憶法の実践であるばかりでなく情報処理の実践でもあるのです。自分の未来に関わることに関しては処理が選択的にはたらくことも指摘されています。大変おもしろいです。
*
肉体の健康にとって睡眠が必要なことは誰もがみとめることです。わたしたちは眠ることによってつかれをとっています。しかしあらたに近年わかってきたのは、睡眠は人間の情報処理の過程であり、睡眠が心へ大きく影響するということです。
人間がおこなう情報処理においては、睡眠は、プロセシングに位置づけられます。
図 睡眠はプロセシング
情報処理の実践はインプットからはじまります。インプットをまずして、眠ります。するとプロセシングがすすみます。そして翌日おきてアウトプットをします。
インプットとは、課題をきめて本や資料を読んだり、ガイドブックや写真集を見たり、現場にいって取材をしたりすることなどです。アウトプットとは、プロセシングの結果を日本語をつかって書き出すことなどです。
したがって、このような情報処理の体系(システム)のなかで睡眠をとることが重要であり、インプットとアウトプットとセットにして睡眠を実践しなければなりません。
▼ 引用文献
R. スティクゴールド著「なぜ眠るのか」日経 サイエンス、2016年 1月号
日経サイエンス2016年1月号
日経サイエンス2016年1月号
▼ 関連記事
ぐっすり寝て情報処理をすすめる
ぐっすり寝て情報処理をすすめる
南雲吉則著『20歳若く見えるために私が実践している100の習慣』(中経出版)がおもしろそうなので読んでみました。著者の南雲さんが睡眠の重要性について興味ぶかい解説をしていましたので引用しておきます。
97 ぐっすり寝ることで嫌なことは忘れられる海馬の仕事とは、「いらない情報を切り捨てること」。そして、これが最もきちんと行なわれるのが、睡眠の最中です。そうやって、記憶を無作為につなげていくことで、最終的にいらない部分を切り捨てて、大脳の奥深くにしまいこみます。そして必要なものだけを残していくというのが海馬の仕事です。海馬が働くことによって、生きていくうえで妨げとなるような記憶をしまいこんでいるのです。98 悩みがあるときはさっさと寝てしまう何か悩みがあるのなら、ひとたびは考えてみる。でも、答えが出ないときにはもうそれ以上は考えるのをやめましょう。何も考えずに脳のスイッチをオフにしてしまって、寝てしまうのがよいのです。これで新皮質はオフになります。さっさと寝てしまうことが、心へのいちばんのケアになるのではないかと思います。
このように睡眠中に、情報整理や記憶やストレス解消がすすむということであり、これはつまり情報処理が睡眠中にすすむということです。非常に重要な知見だとおもいます。
情報処理をする存在として人をとらえた場合、インプットとは見たり聞いたり読んだり味わったりすることです。アウトプットは書いたり話したり行動したりすることです。それらの間の過程のプロセッシングはどういうことかというとイメージしたりかんがえたりすることですが、しかし、そもそも寝ている間に自動的にプロセシングがすすむというわけです(下図)。今では、多くの医学者や科学者が情報処理が睡眠中にすすむということをみとめています。
図 寝ている間にプロセシングがすすむ
たとえばわたしは何かの文章を書くときに、取材をしたその日には書かずに(書いてもメモ程度にしておいて)、一旦ねて翌日以降に書くようにしています。寝ている間にプロセシングがすすんで起きてからアウトプットができるからです。
寝ることはサボることではありません。今日の高度情報化時代にあっては、睡眠はプロセシングのもっとも重要な実践といってもよいでしょう。インプットしたらさっさと寝る。そして翌日以降にアウトプットするという方法を採用するとよいでしょう。
▼ 引用文献
南雲吉則著『20歳若く見えるために私が実践している100の習慣』中経出版、2012年3月22日
20歳若く見えるために私が実践している100の習慣 (中経出版)
▼ 関連記事
一晩 寝てかんがえる -『日経 サイエンス』2016年 1月号 -
20歳若く見えるために私が実践している100の習慣 (中経出版)
▼ 関連記事
一晩 寝てかんがえる -『日経 サイエンス』2016年 1月号 -
スポンサーリンク