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現場や現物を自分の目で観察する - 問題解決の方法(5)-
土地の地形を知って地域の歴史や人々の生活を知る -『地形のヒミツが見えてくる体感!東京凸凹地図』(技術評論社)-
その土地の凸凹(地形)を知るとその地域の歴史や人々の生活が見えてきます。
NHKの「ブラタモリ」の影響もあってかこのような凸凹地図(地形図)が最近注目されています。建造物におおわれて今ではわかりにくくなっている東京の地形ですが、本書を見ればあらためて地形とその役割をとらえなおすことができます。わたしは上野界隈によく出かけますがこのあたりの凸凹も本書を見れば一目瞭然であり、そういうことだったのかと納得できました。

地形は、地域の歴史と住民の生活の舞台です。地形はすでに決まっています。先人たちはその地形をいかにたくみに利用してきたか。そしてわたしたちは地形をどう活用し、どのようにその上をあるいていけばよいか。興味がつきません。
本書は、地形的特徴にくわえて歴史や文化的エピソードの解説もしていて、地図を見るだけでなく読んでもたのしめます。また地震・津波・液状化といった自然災害への対策も盛り込んであるほか、地図マニア必見の測量方法や地図制作の仕方についても解説してあります。自然史的な見方にくわえて歴史・文化的な見方、技術的な見方もわかります。
▼ 引用文献
東京地図研究社編著『地形のヒミツが見えてくる体感!東京凸凹地図』技術評論社、2014年5月
地形のヒミツが見えてくる 体感! 東京凸凹地図 (ビジュアルはてなマップ)
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歴史の流れを地形でとらえる 〜『地形から読み解く日本の歴史』〜
地形をみて歴史の謎をよみとく - 竹村公太郎著『日本史の謎は「地形」で解ける』(1)-
現場をあるいて地形を観察する - 竹村公太郎著『日本史の謎は「地形」で解ける(文明・文化篇)』-
地形図を読む - 山岡光治著『地形図を読む技術』-
身近な地形を認識する
▼ 関連書籍
『地形のヒミツが見えてくる体感!東京凸凹地図』(技術評論社)は東京の凸凹(地形)を陰影図と写真をつかって紹介しています。大変わかりやすく、散歩や散策のガイドとしてもっていたい1冊です。
目 次1章 凸凹体感!2章 水と先人の知恵3章 山地と台地4章 東京の真ん中5章 崖と丘陵6章 びっくり地形7章 東京から少し離れて
NHKの「ブラタモリ」の影響もあってかこのような凸凹地図(地形図)が最近注目されています。建造物におおわれて今ではわかりにくくなっている東京の地形ですが、本書を見ればあらためて地形とその役割をとらえなおすことができます。わたしは上野界隈によく出かけますがこのあたりの凸凹も本書を見れば一目瞭然であり、そういうことだったのかと納得できました。

地形は、地域の歴史と住民の生活の舞台です。地形はすでに決まっています。先人たちはその地形をいかにたくみに利用してきたか。そしてわたしたちは地形をどう活用し、どのようにその上をあるいていけばよいか。興味がつきません。
本書は、地形的特徴にくわえて歴史や文化的エピソードの解説もしていて、地図を見るだけでなく読んでもたのしめます。また地震・津波・液状化といった自然災害への対策も盛り込んであるほか、地図マニア必見の測量方法や地図制作の仕方についても解説してあります。自然史的な見方にくわえて歴史・文化的な見方、技術的な見方もわかります。
▼ 引用文献
東京地図研究社編著『地形のヒミツが見えてくる体感!東京凸凹地図』技術評論社、2014年5月
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問題を解決するために居場所を変えてみる
普段とはちがう所に自分の居場所を変えてみると、あらたな情報処理が生じ、問題解決がすすみます。
何らかの問題がおこって、その問題の解決にせまられたときのひとつのやり方として、自分の居場所を変えてみるという方法があります。
何らかの問題がおこって、その問題の解決にせまられたときのひとつのやり方として、自分の居場所を変えてみるという方法があります。
人間は情報処理をする存在であり、たえず情報処理をくりかえしながら生きています(図)。

図 居場所を変えるとあたらしい情報処理の場が生じる
普段とはちがう所に自分の居場所を変えてみると環境が変わります。するとインプットされる情報が今までとはまったくちがってきて、あたらしくて新鮮な情報が自分の意識のなかにつぎつぎにはいってきます。
そしてそのちがう場所をあるいてみます。そこで行動してみます。体をうごかすことはアウトプットにあたります。アウトプットも普段とはちがいます。
すると意識の内面でおこるプロセシングにも変化があらわれてきます。
こうしてあたらしい情報処理がはじまります。今までとはちがう情報処理の場が生じます。情報処理の場とは意識の場といいかえてもよいです。居場所を変えると努力をしなくても意識の場が自動的に転換するのです。
*
わたしが旅行をつよくすすめるのはこのような理由にもよります。できれば5日以上、普段とはことなる場に身をおいてあらたな情報処理をおこしてみます。可能ならばまだ一度も行ったことがない所に行くのがよいです。すぐには旅行に行けないのなら近隣の公園に行ってみるのもよいです。あるいは博物館・美術館・図書館などでもよいです。普段とはちがう異空間に自分の身をおいてみることです。そして自分の居場所を積極的にさがしてみることです。
このようなことはせずに頭のなかでしかも言葉をつかってかんがえていても、インプットやアウトプットはおこらず、つまり情報処理は生じずに堂々巡りをするだけです。
関係者と話し合いや議論をする場合でもあらたな情報処理をおこすために居場所を変えたほうがよいです。ネパール・ヒマラヤで環境保全活動を長年おこなってきたわたしの経験からいうと、現地・現場に行って議論をしたときにはすぐれた解決策が立案できましたが、日本国内(あるいはどこかのオフィス内)で議論をしていたときには、議論をいくらくりかえしても成果はあがりませんでした。
*
居場所を変えてみる効果は想像以上のものがあります。問題解決のヒントがうかんできます。そして解決策はかならず やはり存在するということもわかってきます。
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ペットボトル入れとしてもつかえる傘カバー - 超吸水マイクロファイバー傘カバー -
超吸水マイクロファイバー傘カバーはペットボトル入れにもなる傘カバーです。折りたたみ式の傘に付属している通常の傘カバーとはちがい吸収性能がよいので、建物や乗り物のなかにはいったときにぬれた傘をこれに入れてサッと鞄にしまうことができます。
またつめたい飲物が入ったペットボトルについた水滴も吸収してくれるので、ペットポトルも鞄のなかにしまうことができます。


傘用とペットボトル用の2枚をもちあるくとよいでしょう。1枚には折りたたみ式の傘をつねにいれておき、もう1枚にはペットボトル飲料を買ったらペットボトルをすぐに入れます。
旅行先、出張先、毎日の通勤で役立ちます。折りたたみ傘をもちあるくならこれは必需品でしょう。傘とペットボトルの水滴にもうなやまされなくなります。
なお色は3色あり、色によって価格がちがいますので注意してください。
地形図を読む - 山岡光治著『地形図を読む技術』-
地形図を読む技術を習得することは、地域防災のために、3D空間をイメージするために、あるいは風景を大観するためにとても役立ちます。
本書に多数掲載されている地形図の場所を Googleマップ と Google Earth で検索して、地形図と Google Earth とで同じ場所を見くらべてみるとよいとおもいます。地形図と Google Earth とをセットにして一緒に見るととても理解がすすみます。
山岡光治著『地形図を読む技術』は地形図を「最強の地図」ととらえ、地形図ならではの情報を読み取る技術を解説しています。やや専門的なところもありますが、地形図に興味のある人は是非よんでおきたい一冊です。
目 次第1章 地形図からなにが読み取れるのか?第2章 地形図から多彩な情報を読み取る技術第3章 地形図をもち歩きながら読む技術第4章 地形図から現地の風景に思いを寄せる技術
地形図にはかならず等高線がえがかれているのでぱっと見では複雑そうに見えるのですが、地上の風景の面積や長さ・高さなどを知りたいときには欠かせません。
地形図は、本来は3次元の地形を2次元(平面)に投影したものです。したがって地形図が読めるようになると、頭のなかで3次元の地形あるいは空間を自由に想像できるようになります。これはイメージトレーニングにもなります。
地形図を読みながら、外界に存在する対象を3次元で想像するだけでなく、対象をふくむ3次元空間の全体を自由に想像し、また操作できるようになることが「地形図を読む」極意です。
本書に多数掲載されている地形図の場所を Googleマップ と Google Earth で検索して、地形図と Google Earth とで同じ場所を見くらべてみるとよいとおもいます。地形図と Google Earth とをセットにして一緒に見るととても理解がすすみます。
そして地形図をもって野外にでて、地形図を見ながら周囲を見ていると、おどろくほど風景がよく見えてきます。昔の川や町並みの痕跡がわかったり、あるくことが今まで以上に快適になることもあります。そして風景が大観できるようになります。
▼ 引用文献
山岡光治著『地形図を読む技術 すべての国土を正確に描いた基本図を活用する極意』 (サイエンス・アイ新書) ソフトバンククリエイティブ、2013年7月19日
地形図を読む技術 すべての国土を正確に描いた基本図を活用する極意 (サイエンス・アイ新書)
地形図を読む技術 すべての国土を正確に描いた基本図を活用する極意 (サイエンス・アイ新書)
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主題をまず決めて、それからプロジェクト・チームをつくる
震災などにかかわる復興事業などをおこなう場合には、第一に主題(テーマ)を明確にし、そしてプロジェクトチームをつくり、現地で活動をすすめるようにします。
ある地域で大震災がおきると救援活動がまずおこなわれ、そしてその後、さまざまなチームが復興支援活動を現地でおこなうことになります。
先日、「自分たちにも何かできることはないだろうか?」といって、ある国の関係者たちが10数人からなるチームをつくった例がありました。
彼/彼女らの「復興に貢献したい」「現地の役にたちたい」という気持ちはとても重要なことであり、大切にしなければなりません。
しかし、思いだけでは事業はできません。被災地の現実は非常にきびしく、大きな困難がまちうけています。
「ある地域の役にたちたい」とおもったら、チームをつくりあげるよりも前にその地域(その市あるいは村など)の現地調査(フィールドワーク)をして、その地域の真のニーズをまずつかまなければなりません。そして課題をうかびあがらせ、さまざまな課題のなかの中心的課題つまり主題(テーマ)を明確にする必要があります。
そのうえでその主題を公表して、それにみあった人材をあつめます。あるいは公募します。
自然災害の軽減を主題にするのであれば、気象・地質・地震・土木・林業・地理などの分野から専門家を選択してチームをつくります。医療分野であれば医師や看護師・医療技術者などが中心になります。チームには事務スタッフなども配置します。
何かをやりたいと漠然とおもっていろいろな分野の人々があつまっても事業にはならないことを知らなければなりません。漠然とあつまるくらいなら、むしろ個人でボランティア活動をおこなった方がよいです。
このように、チームをまずつくってから何かできないだろうかとかんがえるのではなく、主題をまず明確にして、そしてプロジェクトチームをつくるという方式をとるべきです(注)。前者と後者とでは順序が逆であることに注意してください。
× 1. チームをつくる → 2. 何かできないかとかかんがえる
○ 1. 主題を明確にする → 2. プロジェクトチームをつくる
このような方法(後者)はプロジェクト方式とよんでもよいでしょう。
▼ 注:事前調査隊とプロジェクトチームとのちがいについて
地域のニーズが何であるかを調査するために事前調査隊を現地に派遣することはよくあります。そのような調査隊を事前調査チームあるいは単に調査チームとよぶこともありますが、そのような調査隊と、主題を決めたあとに結成するプロジェクトチームとでは性格がことなることに留意してください。構成メンバーも当然ことなります。
全体を整理するとたとえばつぎのような順序になります。
<事前調査隊を結成>→<現地調査を実施>→<現地のニーズをつかむ>→<課題さらに主題をあきらかにする>→<プロジェクトチームを結成>→<事業を実施>
なお個人でボランティア活動をする場合でも活動そのものをいきなりはじめるのではなく、まず、現地調査をしてニーズをつかみ、課題さらに主題をあきらかにしてから活動をはじめるようにします。
▼ 注:事前調査隊とプロジェクトチームとのちがいについて
地域のニーズが何であるかを調査するために事前調査隊を現地に派遣することはよくあります。そのような調査隊を事前調査チームあるいは単に調査チームとよぶこともありますが、そのような調査隊と、主題を決めたあとに結成するプロジェクトチームとでは性格がことなることに留意してください。構成メンバーも当然ことなります。
全体を整理するとたとえばつぎのような順序になります。
<事前調査隊を結成>→<現地調査を実施>→<現地のニーズをつかむ>→<課題さらに主題をあきらかにする>→<プロジェクトチームを結成>→<事業を実施>
なお個人でボランティア活動をする場合でも活動そのものをいきなりはじめるのではなく、まず、現地調査をしてニーズをつかみ、課題さらに主題をあきらかにしてから活動をはじめるようにします。
体験や思い出を地図からたどる - 写真とマップ -
GPS つきカメラと「写真」アプリをつかうと、体験や思い出、あるいはある情報に最初にであった地点を地図からたどることができてとても便利です。
iPhone などに装備されている GPS つきカメラで撮影した写真は、たとえばアップルの「写真」アプリをつかうと、「マップ」上に撮影地点が自動的に表示されます。たとえばわたしが先日旅行したルンビニで撮影した写真は「マップ」の「航空写真」上に下図のように表示されます(図)。
iPhone などに装備されている GPS つきカメラで撮影した写真は、たとえばアップルの「写真」アプリをつかうと、「マップ」上に撮影地点が自動的に表示されます。たとえばわたしが先日旅行したルンビニで撮影した写真は「マップ」の「航空写真」上に下図のように表示されます(図)。
「写真」アプリで撮影した写真を表示し、グレー色でしめされた地名をクリック(iOS の場合はタップ)すると、「マップ」の地図あるいは航空写真に撮影地点が表示されます。
「マップ」上の撮影地点をクリック(あるいはタップ)すると、その地点で撮影したすべての写真が自動的に表示されます。こうして体験や思い出がマップからたどれます。
*
この仕組みは、写真を整理するために非常に便利です。これは、写真を検索する役割を地図がはたしていて、地図がインデックス・マップになっているわけです。
この、地図をインデックス・マップにするという仕組みは記憶法や情報処理全般に応用することが可能です。
写真が撮影地点にむすびつけられているように、あらたな情報を、その情報にであった地点(インプットされた場所)にむすびつけて記憶し、地図や航空写真上でその地点を見てその情報をおもいだす訓練をします。
これは、その情報に最初にであった地点にその情報をむすびつけて記憶する、情報を場所記憶にしてしまうという一種の空間記憶法です。個々の場所に情報をむすびつけて記憶するということは、情報や体験を場所で想起するということです。
*
これをさらに応用するならば、何か重要なことをおぼえたい(記憶したい)とおもったら、そのためにあらたな特定の地点をつかってもよいわけです。たとえば重要な専門書をはじめておとずれる場所で読んでみるのです。その重要事項をその地点にむすびつけて記憶しておけば、地図上でその地点を見るたびに、その本を読んだことあるいはその重要事項を思い出としておもいだせるわけです。
ここでも、地図あるいは航空写真がインデックス(検索)の役割をはたします。
このように、iPhone と「写真」アプリ、「写真」と「マップ」の連動は、場所記憶(空間記憶法)を実践するために大いに参考になり、この仕組みは、空間をつかった情報処理へとさらに発展させることができます。
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Google Earth 画像を iPad でみながら現地をあるく
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iPad にカバーをつける - パワーサポート・エアージャケット -
旅行や現地調査などで iPad をもちあるく場合は、ぶつけたりおっことしたりすることがあるので iPad にカバーをつけておいた方がよいです。
▼ iPod Air 用はこちらです。
わたしは以前、バッファローのカバーを iPad につけてつかっていましたが、パカパカした感じでぴったりとははまらず、すぐにはずれてしまい肝心なときに役にたないのですててしまいました。その後、カバーをつけずにつかっていたところ旅行中に iPad を2回もおとしてしまい、角がすこしへこんでしまいました。そこで定評のあるパワーサポートのエアージャケットを購入しました。
今度は、がたつきはまったくなく非常によくフィットし、しかも軽量でうすいため iPad との一体感は格別であり、ケースをつけていても違和感を感じません。とても丁寧なつくりでスピーカー部まで一つ一つ丁寧にぬいてあるというこりようです。 ラバーコーティング・タイプ(ブラックカラー)を買ったので非常にすべりにくくなり、落下防止にもなっています。



▼ こちらは iPad Air 2 用です。



▼ こちらは iPad Air 2 用です。
エアージャケットには、外観をそこなわないことを最優先にしたシンプルなノーマルタイプと、Smart Cover をつけたまま装着できる Smart Cover 対応版 の2つのタイプがあります。
ノーマルタイプは Smart Cover を使用せず、iPad Air をそのまま使用する人のためのものです。液晶画面には付属のフィルムをはり、背面にはうすくて軽量なエアージャケットを装着することで、iPad Air をキズやよごれからまもながらも装着していることを感じさせません。
Smart Cover を使用する場合は Smart Cover 対応版を選択します。SmartCover 対応版はヒンジ部分をジャケットで固定する構造のため、Smart Cover がはずれにくくなります。
カラーは装着していることを感じさせないクリアタイプと、サラサラとして指紋が付きにくいラバーコーティング・ブラックの2種類がありますが、すべり止めにもなるラバーコーティングをおすすめします。
エアージャケットは、2013年秋に発売された iPod Air 用と、 2014年秋に発売された iPad Air 2 用の2種類がありますので注意が必要です。自分がもっているモデルを確認して購入します。
▼ iPod Air 用はこちらです。
なお本製品には、液晶画面保護フィルムが付属していますので、液晶保護フィルムをつかう場合はこの付属フィルムをまずはつかってみるのもよいでしょう。
旅行などで iPad をもちあるく場合は、傷や落下防止のためにうすくて軽量なエアージャケットの装着をおすすめします。
■ まとめ
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iPad Air に液晶保護フィルムをはりつける - Anker 強化ガラス液晶保護フィルム -
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Google Earth 画像を iPad でみながら現地をあるく
■ まとめ
- うすい。
- 軽量。
- 丁寧なつくり。
- とてもよくフィットする。
- 違和感がない。
- 一体感がある。
- ラバーコーティング・タイプはすべり止めにもなる。
- 旅行などで iPad をもちあるくために。
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ある地域を旅行したり調査したりするときに、その地域の Google Earth 画像を iPad でみながら現場をあるくと空間的な認識が非常にふかまります。
わたしは先日、ネパールのルンビニとティラウラコットを旅行しました。ルンビニは釈迦の生誕地です。ティラウラコットは、釈迦が出家するまですごした居城跡ではないかとかんがえられている候補地のひとつです。
現場(屋外)では Wi-Fi がつかえませんので、あらかじめ Wi-Fi 環境のもとで Google Earth を Mac で閲覧し、小縮尺から大縮尺までさまざまな画像を PDF にして iPad に保存してもっていきました。こうすることによってリアルタイムで画像を参照しながら現場をあるきまわることができました。
下記の画像はルンビニの画像の一例です。
iPad を片手に、さまざまな縮尺の画像をリアルタイムで見ながら現場をあるいていると遺跡や寺院などの空間配置が実によくわかり、空間認識がとてもすすみます。大局を見ようとおもったら Google Earth 画像を見ればよく、一方、こまかく見ようとおもったらいくらでも現場でこまかく見ることができます。おもしろいです。こうして、全体と部分、大局と局所が自分の内面に連続的にインプットされます。
iPad を片手に、さまざまな縮尺の画像をリアルタイムで見ながら現場をあるいていると遺跡や寺院などの空間配置が実によくわかり、空間認識がとてもすすみます。大局を見ようとおもったら Google Earth 画像を見ればよく、一方、こまかく見ようとおもったらいくらでも現場でこまかく見ることができます。おもしろいです。こうして、全体と部分、大局と局所が自分の内面に連続的にインプットされます。
釈迦が出家するまでにすごした居城はカピラヴァストゥとよばれ、その城跡ではないかとかんがえられている候補地が2ヵ所あり、ひとつは現在のネパールのティラウラコット、もうひとつはインドのピプラワです。どちらの仮説がただしいか、議論が展開されています。このような課題についても空間認識をふかめることによって結論がみちびきだされるのだとおもいます。
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点メモをもとにしてまとめの記録をつくる - 取材法(12)-
点メモは、点・点・点・・・と関連のある事柄が一列のつながりになるように時系列でメモするようにします。そうしておくと文脈的な連想がはたらき、全体を肉づけしておもいだしやすくなり、まとめの記録もつくりやすいです。
点メモが時系列にストーリーをなしてならぶと、連合してあるひろがりをもった領域として想起できるというわけです。情報のひとかたまりあるいは体験の玉(球)がつらなっておもいだせます。
しかし、その時その場でつけた点メモはしばらく時間がたつと、いったい何を意味した記録だったのかわからなくなることがあります。ごく簡単なメモは、長持ちしないことへの恐怖がつきまといます。
点メモが時系列にストーリーをなしてならぶと、連合してあるひろがりをもった領域として想起できるというわけです。情報のひとかたまりあるいは体験の玉(球)がつらなっておもいだせます。
しかし、その時その場でつけた点メモはしばらく時間がたつと、いったい何を意味した記録だったのかわからなくなることがあります。ごく簡単なメモは、長持ちしないことへの恐怖がつきまといます。
またこのような点メモは自分がわかればよいですが、よりすすんだ記録は他人が見てもわかるように記載されていなければなりません。
そこで、点メモをもとにしてメモの清書化(文章化など)をおこない、まとめの記録をつくります。点メモを要領よく時系列につけておけば、すくなくとも一週間以内ならそれらに正確に肉付けをして清書化(文章化)できます。
誰のための清書化かを明確にして、そのユーザーにとって疑問の余地なくひとつの意味にしかとれない明晰な表現をすることが大切です(注)。
▼ 参考文献
川喜田二郎著『KJ法 渾沌をして語らしめる』中央公論社、1986年11月20日
KJ法―渾沌をして語らしめる
▼ 注
点メモをもとに文章化してアウトプットするための手段として Twitter を利用するのもひとつの方法です。
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個体識別をし、名前とともに記録する - 取材法(10)-
個体や個人を識別し、物事に名前をつけ記録することは観察をするどくする第一歩です。
たとえば、京都大学を中心とする日本のサル学者たちは、一匹ずつのサルの顔や体つきをおぼえ、一匹ずつに名前(固有名詞)をつけて識別しました。このやり方は「個体識別」とよばれます。
この「個体識別」による観察法によって、それまでの漠然たる集団観察ではなく、一匹ずつについてするどく観察がおこなえるようになり研究が飛躍的にすすました。
個体識別は、たとえばサルの親子関係・家族関係、ボスザルの存在、サルの順位など、サルとサルの間のさまざまな関係をあきらかにしていきました。このような座標軸的知識が個体識別によって形成され、またその座標軸的知識のおかげで、個体識別がますますやりやすくなるという仕組みがありました。
相手が人間の場合でもまったく同様なことができます。取材現場にいったら、現地の人々の顔と名前を徹底的におぼえます。この場合は「個人識別」といった方がよいでしょう。
物や事柄についても同様で、名前とともにそれらをおぼええることがするどい観察にとり大切な第一歩になります。現場の固有名詞をおぼえることはよいデータを得やすくします。現地あるいは現場の人とともにその現場をあるきまわって、片っ端から名前をたずれるのがよいでしょう。その場で正確な名称がわからない場合は、仮の名やニックネームをとりあえずつけておいて、知っている人や専門家などにあとできくようにします。
記録の方法としては、デジタルカメラやスマートフォンをつかって写真あるいばビデオをとっておくとよいです。特にビデオをつかうと、映像をとりながら名前や説明は音声で同時に記録(録音)することができるのであとでわかりやすいです。最近はビデオで簡単に撮影できるようになりましたので記録のためにつかうと便利です。
▼ 参考文献
川喜田二郎著『KJ法 渾沌をして語らしめる』中央公論社、1986年11月20日
KJ法―渾沌をして語らしめる
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モンベルに、あたらしいビジネスモデルをみる
アウトドア関連企業であるモンベルのスタイルに情報化時代のあたらしいビジネスモデルをみることができます。
モンベルは創業40周年を今年むかえたそうです(注1)。これを記念して限定商品を販売したり特別イベントを開催しています(注2)。
モンベルは創業40周年を今年むかえたそうです(注1)。これを記念して限定商品を販売したり特別イベントを開催しています(注2)。
モンベルは、アウトドア用品の販売だけではなく、さまざまなイベントを全国各地でおこなったり、モンベルクラブという会員制度を運営したりしているところがおもしろいです。つまり、ハード・ソフト・メンバー制度が三位一体になって運営されています。そしてこれらの中核として全国に展開するモンベルストア(直営店)が位置づけられています。
わたしもメンバーになっていて、季刊誌やカタログ・イベント案内などをおくってもらっています。年会費 1500円 はとても安いです。
こうしてモンベルは、アウトドアのあたらしいたのしみ方やアウトドアをとりこんだライフスタイルを提案しています。
これは不特定多数の人々に物を販売するという従来のビジネスのやり方とは大きくことなります。
このような点では、アップルのビジネスのやり方と似ているという見方もできます。アップルも、ソフト・ハード・登録制度・直営店といったスタイルをもっています。全体がシステム化されているのが特色です。
このような点では、アップルのビジネスのやり方と似ているという見方もできます。アップルも、ソフト・ハード・登録制度・直営店といったスタイルをもっています。全体がシステム化されているのが特色です。
モンベルのやり方も情報化時代のあたらしいビジネスモデルとして参考になります。情報化時代が本格化してきたことがここにもあらわれているとおもいます。
▼ 注1
▼ 注2
大観 → 局観 → 考察 - 地球観測と現地調査 -
地球を事前に大観しておくと現地調査がより有意義になります。
近年は、人工衛星をつかった地球観測がさかんにおこなわれるようになり、地球を大観し、地球の全体象をつかむことが容易になりました。自然災害(防災)や環境保全などの分野ではこのような地球観測は欠かせないものになっています。
近年は、人工衛星をつかった地球観測がさかんにおこなわれるようになり、地球を大観し、地球の全体象をつかむことが容易になりました。自然災害(防災)や環境保全などの分野ではこのような地球観測は欠かせないものになっています。
ここでいう大観とは言語や理屈で概要をとらえたり、ポイントをピックアップしたり全体を要約して理解するのでもなく、対象を、視覚的にまるごとみることです。情報処理の観点からはまるごとインプットといってもよいでしょう。
一方、このような大観に対して、特定の地域の現地調査もさかんにおこなわれています。地球観測データには限界があり、その解像度がいくら高くなったといっても、現地の詳細は実際にそこに行ってみないとわかりません。このような現地調査は、大観に対して局所をみること、「局観」だといってもよいでしょう。
そして、大観と現地調査をふまえて考察をすすめていくのです。
大観 → 局観 → 考察
この方法は現代では一般的に誰でもつかうことができます。たとえば、Google Earth で地球を大観し、つぎに気に入った場所を旅行してみる。そして旅行記などを書いてみるといったことです。
Google Earth を利用すれば、グローバルに視覚的に地球をみることができます。このとき、あまり時間をかけずに地球全体(全球)を一気にみることがポイントです。断片的な多数の情報を集積・総合して全体像をあきらかにするというやり方ではありません。
このような大観により、地球の空間がすっぽりと自分の意識のなかにはいっていると旅行や現地調査が一層充実したものになるでしょう。しかし大観が事前になく、最初から局所にはいりこんでいくと迷路にはまってしまうかもしれません。
大観は、一見すると簡単な方法のようですがとても意義のある方法だとおもいます。
人類の本来の生き方を知る - 伊沢紘生著『アマゾン探検記』-
国立科学博物館で「大アマゾン展」が開催されています(会期:2015年6月14日まで)。アマゾンあるいは自然の多様性を知ることができる貴重な機会になっています(注1)。
これに関連しておもしろい本があります。伊沢紘生著『アマゾン探検記』です。密林がどこまでもつづく秘境アマゾン。その人跡未踏の奥深くに著者の伊沢さんが入っていったときの最初期の体験がつづられています。
目 次
案内人ホボ
“人食い魚” ピラニアの話
老学者の心配
ある男の人生観
アマゾンに生きる
少年
女
猟師
死
ジャングル生活
娘の心
息子と父
ナマケモノはなぜなまけ者か
威風堂々空を飛ぶ
チョウを捕る
犬
裸族訪問
南で、北で
密林の道
ひからびたジャガイモ
緑の魔境の楽しみ方
巨大なジャングルでくらしながら、そこで出会った原住民との交流、さまざまな鳥獣虫魚の観察、釣りのたのしみなどを新鮮な目でとらえています。このようなゆたかな自然をとおしてアマゾン生態系の全体観を感じとることができます。
そしてアマゾンのジャングルには、この大自然のなかで環境と一体になって生活している人々がいました。
今なお西洋文明の影響をうけず、あるいはうけるのを拒絶して、裸で生活する原住民インディオと接触する機会は、長いアマゾン滞在中でもわずかしかなかった。私の心に強烈な印象を残したものがあった。彼らが、自らの裸身にほどこした鮮やかなペインティングである。あるときは、闊歩するジャガーのごとく、あるときは、舞うモルフォのように、いずれかの色のいずれかの線や円が、豊かな筋肉の動きに同調し、人を環境に埋没させ、また環境から引きたてた。
環境のなかにとけこみ、一方で環境に対して主体性を発揮する。これが人類の本来の生き方だったのではないでしょうか。
本書が出版されたのは1983年でした。今ではもうこのような人々は地球上にはいなくなったかもしれません。人類の本来の姿がここにはのこっていたのであり、今となっては大変貴重な記録です。
▼ 引用文献
伊沢紘生著『アマゾン探検記』どうぶつ社、1983年12月22日
アマゾン探検記
▼ 注2
伊沢紘生著『アマゾン動物記』とあわせて読んでみると理解がふかまります。
アマゾンの生態系に共存原理をみる - 伊沢紘生著『アマゾン動物記』-▼ 追記
著者の伊沢紘生さんは、本書に記載されているような過程をへて、このあと、サル類の研究をふかめていったことがよくわかりました。
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現場をあるいて地形を観察する - 竹村公太郎著『日本史の謎は「地形」で解ける(文明・文化篇)』-
竹村公太郎著『日本史の謎は「地形」で解ける(文明・文化篇)』は、前著『日本史の謎は「地形」で解ける』の続編です。前著にひきつづいて本書を読むと日本文明に関する理解が一層すすみます。
本書の中核をなすのは、第4章〜第7章の江戸の都市づくりに関する論考です。ここを中核にして、その前の時代の織田信長、その後の日本の近代化に関する論考を読むと、日本列島という地形のうえで日本文明がいかに成長したかについて理解をふかめることができます。
目 次第1章 なぜ日本は欧米列国の植民地にならなかったか ①第2章 なぜ日本は欧米列国の植民地にならなかったか ②第3章 日本人の平均寿命をV字回復させたのは誰か第4章 なぜ家康は「利根川」を東に曲げたか第5章 なぜ江戸は世界最大の都市になれたか ①第6章 なぜ江戸は世界最大の都市になれたか ②第7章 なぜ江戸は世界最大の都市になれたか ③第8章 貧しい横浜村がなぜ、近代日本の表玄関になれたか第9章 「弥生時代」のない北海道でいかにして稲作が可能になったか第10章 上野の西郷隆盛像はなぜ「あの場所」に建てられたか第11章 信長が天下統一目前までいけた本当の理由とは何か第12章 「小型化」が日本人の得意技になったのはなぜか第13章 日本の将棋はなぜ「持駒」を使えるようになったか第14章 なぜ日本の国旗は「太陽」の図柄になったか第15章 なぜ日本人は「もったいない」と思うか第16章 日本文明は生き残れるか第17章 【番外編】ピラミッドはなぜ建設されたか ①(注1)第18章 【番外編】ピラミッドはなぜ建設されたか ②
たとえば徳川家康は、関東の弱点が関宿にあることを見ぬいたり、利根川を東にまげる大工事をおこなったり、東京湾岸に運河をつくったりして関東と江戸をみごとにつくりかえました。関東平野の改良と制御なしには江戸時代の繁栄はありえませんでした。またこの江戸と関東平野がその後の日本の近代化の基盤となりました。
家康らは、自然環境に一方的に支配されたり環境にただ適応して生きていたのではなく、自然環境に対して主体性を発揮してそれを能動的に改良したのです。そこには、自然環境とそこで生きる人々との相互作用をみとめることができます。大げさにいえば江戸と関東平野は自然環境と家康らの合作であったのです。そしてそのうえにたってその後の文明が成長できたというわけです。
著者の竹村公太郎さんの方法はこのように一般の人文学者とは大きくことなります。つぎのようにのべています(注2)。
歴史を芝居にたとえると、歴史の下部構造は舞台と大道具で構成された舞台装置である。歴史で活躍した英雄たちは、その舞台装置の上で演技する俳優たちである。俳優たちの演技を評論する人は多いが、舞台装置を評論する人はない。インフラに携わってきた私は、下部構造の舞台装置が気になってしまうのだ。
登場人物だけに注目するのではなくて彼らが行動していた「舞台」すなわち大地も同時に見ること、要素とともにそれが入っている空間全体を見るが大事だということでしょう。
徳川家康は、現場をあるいて地形を観察しつくしていた日本史上最高級のフィールドワーカーであったそうです。家康にはおよばないにしてもわたしたちも家康からまなび、まずは野外にでて、理屈をはなれて自分の目で自然を見ることからはじめたいものです。
▼ 引用文献
竹村公太郎著『日本史の謎は「地形」で解ける(文明・文化篇)』(Kindle版)PHP研究所、2014年2月3日
日本史の謎は「地形」で解ける【文明・文化篇】 (PHP文庫)
▼ 注1
第17〜18章のピラミッドに関する論考も斬新です。このような視点は一般の考古学者にはないのではないでしょうか。歴史や文明を「基盤」からとらえなおすことが大切であることをおしえてくれるとともに、文明にはかならず「基盤」があることもしめしています。
▼ 注2
竹村公太郎さんは専門の歴史学者ではないことも自由な発想を可能にしているとおもわれます。専門の歴史学者は定説や学会の価値観にとらわれているので常識とはちがうことは言いづらい状況にあります。また学校教育の影響もあって言語をつかってかんがえる習慣を身につけている人が多いです。それに対して竹村さんはあきらかにフィールドワーカーです。あちこちにでかけていっていろいろなアイデアをおもいつく。たのしいことです。その根底にはマチュア精神があるのではないでしょうか。アマチュア精神は是非大切にしたいものです。
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歴史の流れを地形でとらえる 〜『地形から読み解く日本の歴史』〜
地形をみて歴史の謎をよみとく - 竹村公太郎著『日本史の謎は「地形」で解ける』(1)-
空間全体に意識をくばって情報処理をすすめる - 竹村公太郎著『日本史の謎は「地形」で解ける』(2)-
鎌倉から日本国をとらえなおす - 竹村公太郎著『日本史の謎は「地形」で解ける』(3)-
現場をあるいて地形を観察する - 竹村公太郎著『日本史の謎は「地形」で解ける(文明・文化篇)』-
五感をはたらかせて文明の下部構造をとらえる -『本質を見抜く力 - 環境・食料・エネルギー -』-
現場のデータから仮説をたてる - 竹村公太郎さんらの方法 -日本史の謎は「地形」で解ける【文明・文化篇】 (PHP文庫)
▼ 注1
第17〜18章のピラミッドに関する論考も斬新です。このような視点は一般の考古学者にはないのではないでしょうか。歴史や文明を「基盤」からとらえなおすことが大切であることをおしえてくれるとともに、文明にはかならず「基盤」があることもしめしています。
▼ 注2
竹村公太郎さんは専門の歴史学者ではないことも自由な発想を可能にしているとおもわれます。専門の歴史学者は定説や学会の価値観にとらわれているので常識とはちがうことは言いづらい状況にあります。また学校教育の影響もあって言語をつかってかんがえる習慣を身につけている人が多いです。それに対して竹村さんはあきらかにフィールドワーカーです。あちこちにでかけていっていろいろなアイデアをおもいつく。たのしいことです。その根底にはマチュア精神があるのではないでしょうか。アマチュア精神は是非大切にしたいものです。
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竹村公太郎著『日本史の謎は「地形」で解ける』は地形から日本史の謎を読みといた本であり、ここでもちいられているフィールドワークの方法は空間をつかって探究をすすめるところに大きな特色があります。
歴史というと一般には、文献をよく読んで言語をつかってかんがえていくものですが、それに対して地形とは3次元の造形であり構造です。つまり地形から読みとくとは、言語でとらえる前に視覚的・空間的に対象や出来事をとらえるということです。
それは、現場を実際にあるきながら着想をえたり仮説をたてたりすることが基本的なやり方になります。現場の空間のなかで行動しているとふとした瞬間にアイデアがわきあがってくることがあります。このような着想や仮説はおもいつくものであり発想するものです。あるいは直観するものです。これは、言語をつかって理屈でかんがえていくのとは大きくことなります。
歴史的な出来事をとらえようとするときに登場人物や主人公にとかく注目してしまいがちですが、出来事の背景あるいは本質は空間の方からむしろ読みとることができます。個々の現象を分析したり情報の断片を集積しているだけでは決して見えてこないことが、その空間全体をトータルに見ることによってわかってくることが多いのです。
本書で実例がしめされたように、地形に着目し、それぞれの地域をあるいは日本列島を大きな空間としてとらえなおしてみると今まで見えなかったことが見えてくるのだとおもいます。
情報処理の観点からいうとプロセシングの方法としてこれは有効です。表現(アウトプット)は言語をつかっておこなうとしても、その前のプロセシングは空間をつかっておこなった方がよいのです。そのためには野外にでて現場を実際にあるいてみることが一番です。そしてその空間全体に意識をくばるようにします。
▼ 引用文献
竹村公太郎著『日本史の謎は「地形」で解ける』(Kindle版)、PHP研究所、2013年10月1日
日本史の謎は「地形」で解ける (PHP文庫)
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竹村公太郎著『日本史の謎は「地形」で解ける』は、地形の観点から日本史の謎をあらたに読みといた本です。地形をみて仮説をたてて歴史の常識をひっくりかえしていく様子は推理小説を読んでいるようでもあり大変おもしろいです。
目 次第1章 関ヶ原勝利後、なぜ家康はすぐ江戸に戻ったか第2章 なぜ信長は比叡山延暦寺を焼き討ちしたか第3章 なぜ頼朝は鎌倉に幕府を開いたか第4章 元寇が失敗に終わった本当の理由とは何か第5章 半蔵門は本当に裏門だったのか 徳川幕府百年の復讐 ①第6章 赤穂浪士の討ち入りはなぜ成功したか 徳川幕府百年の復讐 ②第7章 なぜ徳川幕府は吉良家を抹殺したか 徳川幕府百年の復讐 ③第8章 四十七士はなぜ泉岳寺に埋葬された 徳川幕府百年の復讐 ④第9章 なぜ家康は江戸入り直後に小名木川を造ったか第10章 江戸100万人の飲み水をなぜ確保できたか第11章 なぜ吉原遊郭は移転したのか第12章 実質的な最後の「征夷大将軍」は誰か第13章 なぜ江戸無血開城が実現したか第14章 なぜ京都が都になったか第15章 日本文明を生んだ奈良は、なぜ衰退したか第16章 なぜ大阪には緑の空間が少ないか第17章 脆弱な土地・福岡はなぜ巨大都市となった第18章 「二つの遷都」はなぜ行われたか
本書の中核となるのは第1章と第5〜13章に見られる江戸と徳川幕府に関する論考です。
たとえば江戸城の半蔵門は江戸城の裏口であり、緊急時の将軍の脱出口であったとわたしもおもっていました。しかし第5章「半蔵門は本当に裏門だったのか」を読むと・・・。
竹村公太郎さんは、最初、天皇・皇后両陛下が半蔵門からお出になるのを見て、裏口の半蔵門からなぜお出になるのか疑問におもいました。また勤務先がちかくだったこともあってお堀端をよく散歩していました。そして、そこで見た光景が広重の絵《山王祭ねり込み》とかさなり最初の着想をえました。「半蔵門のところには橋がかかっておらず土手になっていた」。その後、江戸の古地図を見て甲州街道(今の新宿通り)が半蔵門に直結していることなどから「半蔵門は・・・」という仮説をたてました。そして仮説を実証するために皇居周辺を再度あるいてみました。現地調査です。すると、新宿通りは尾根道、難攻不落の地形、江戸の誕生は甲州街道から・・・、つぎつぎに新発見(再発見?)がありました。
こうして最初の疑問から、散歩をして、絵をみて、地図をみて、仮説をたてて、現地調査をして、検証をしていったわけです。これはフィールドワークの方法です。
竹村さんは「地形を見ると、歴史の定説がひっくり返る」「地形を見ていると新しい歴史が見えてくる」といい、地形と歴史のあたらしい物語をみごとにえがきだしています。そしてなんと、江戸の地形からの推理が「忠臣蔵」の謎解きに発展していくのです。
本書は、著者と一緒に推理をすすめながら読める書き方になっています。著者と一緒に推理をたのしんでください。そして今度は、歴史のその現場を実際にあるいてみて自分の目でたしかめてみるとさらにおもしろいでしょう。
▼ 引用文献
竹村公太郎著『日本史の謎は「地形」で解ける』(Kindle版)、PHP研究所、2013年10月1日
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大局をみて局所にきりこむ - "Google Earth" → 行動 -
たとえば旅行や現地調査や現地活動など何らかの行動をしようとおもったとき、地球上のどこかの地域、自分が問題意識をもっている地域に具体的に入っていくことになります。地球全体から見るとその地域とは地球上のある部分ということになります(図1)。
図1 地球と地域のモデル
今では、"Google Earth" をつかえば地球も地域も具体的に画像で見ることができます。便利な時代になりました。
ここで地球と地域は大局と局所の関係になっています(図2)。
このように行動とは、大局を見て局所にきりこんでいくことであるととらえなおすことができ、現代では、「"Google Earth" → 行動」というやり方でそれを具体的に実践することができます。
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現場のニーズにもとづいて現地活動をすすめる
大局をみて局所にきりこむ - "Google Earth" → 行動 -
行動により局所をせめて問題を解決する - 1. 大観 →2. 行動 → 3. 考察 -
問題解決の各段階の内部で情報処理をくりかえす

ここで地球と地域は大局と局所の関係になっています(図2)。

図2 大局と局所
大局を見ようとおもったら、以前でしたら、標高の高い場所にいったり飛行機にのったりして眼下をみわたすことをしましたが、現代では、"Google Earth" やその他のウェブサイトをつかって大局を見ることがでできます。
つまり局所(ある場所)に入る前に大局を見ることが簡単にできるようになり、あらかじめ大局をみてから行動するということが誰にでもでき、そうした方が道にまようこともなく効果が大きくなるのです。行動するということは局所に入りこんでいくということです。
つまり局所(ある場所)に入る前に大局を見ることが簡単にできるようになり、あらかじめ大局をみてから行動するということが誰にでもでき、そうした方が道にまようこともなく効果が大きくなるのです。行動するということは局所に入りこんでいくということです。
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問題解決の各段階の内部で情報処理をくりかえす
現場のニーズにもとづいて現地活動をすすめる
ネパール大地震がおこってから半月がたちました。多くの救援隊や支援者が地震発生直後から被災地に入り現地活動をすすめています。時間の経過とともに活動内容は、被災者の捜索・救助から被災者や被災地の援助へ、そしてネパールの復興へと変化していきます。
外部から被災地に支援者が入って現地活動をおこなうときには、あくまでも被災地のニーズにもとづいて活動をすすめなければなりません。そのためには、まず、被災地をよく観察し被災者の声をよく聞くこと、ニーズ調査が必要です。そのようにしないで現場の声を軽視し、自分の思い・経験・知識を相手におしつけて行動すると被災地の役にたつことはできません。
このことは、情報処理(インプット→プロセシング→アウトプット)の観点からも理解できます。支援者が、被災地を観察し被災者の声をよく聞くということはあらたな情報をインプットすることです。そしてそれらの情報を処理して話をしたり、行動につなげていきます。話したり行動したりすることはアウトプットにあたります(図1)。このような情報処理の過程で自分の経験や知識もいかしていけばよいのです。
これに対して、自分の思い・経験や知識などを優先して被災地の観察や被災者の声を軽視するということは、情報のインプットを止めてしまうということです。この場合は、思いや経験や知識といった支援者がすでにもっている過去の情報をひっぱりだしてきてアウトプットをすることになります(図2)。
これは「そんなことはわかっている」というタイプです。自分の思いがつよい人(自意識が過剰な人)や経験や知識が豊富な人ほどあらたなインプットができない傾向がありますので注意が必要です。
しかし、いいかえると経験が豊富で知識をたくさんもっている人であっても、自己にはとらわれずに、あらたなインプットと情報の処理がスムーズにできる人は現場のニーズに適切にこたえる行動ができるのです。
このようにして現地活動ではあくまでも現場のニーズにこたえていくことが必要です。
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このことは、情報処理(インプット→プロセシング→アウトプット)の観点からも理解できます。支援者が、被災地を観察し被災者の声をよく聞くということはあらたな情報をインプットすることです。そしてそれらの情報を処理して話をしたり、行動につなげていきます。話したり行動したりすることはアウトプットにあたります(図1)。このような情報処理の過程で自分の経験や知識もいかしていけばよいのです。

図1 被災地のなかで支援者は情報処理をおこなう
これに対して、自分の思い・経験や知識などを優先して被災地の観察や被災者の声を軽視するということは、情報のインプットを止めてしまうということです。この場合は、思いや経験や知識といった支援者がすでにもっている過去の情報をひっぱりだしてきてアウトプットをすることになります(図2)。

図2 あらたなインプットをせず、すでにもっている情報からアウトプットするタイプ
これは「そんなことはわかっている」というタイプです。自分の思いがつよい人(自意識が過剰な人)や経験や知識が豊富な人ほどあらたなインプットができない傾向がありますので注意が必要です。
しかし、いいかえると経験が豊富で知識をたくさんもっている人であっても、自己にはとらわれずに、あらたなインプットと情報の処理がスムーズにできる人は現場のニーズに適切にこたえる行動ができるのです。
このようにして現地活動ではあくまでも現場のニーズにこたえていくことが必要です。
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