発想法 - 情報処理と問題解決 -

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タグ:旅行法

海外旅行では、国内旅行とはちがうトラブルが発生しやすいです。あらかじめ被害を想定して対策を講じておくことが大切です。

海外旅行でもっとも頻繁におこるトラブルは盗難です。いかにも「初めての海外旅行者」といったスタイルはとくにねらわれやすいです。世界でも例外的に治安がよい環境にすんでいる日本人は、世界全体の安全水準をみあやまっている場合が多いので注意が必要です。

盗難にあわなくとも、持ち物を紛失したり、おきわすれたりすることがありあす。

以下の対策を講じます。

  • パスポート・現金・クレジットカード・航空券などの貴重品はつねに身につけておく
  • 空港や駅で、あるいは移動中は持ち物から手をはなさない。
  • 床においた荷物は足ではさむ。
  • 移動の際の持ち物は、スーツケースと機内もちこみバッグの2個に限定するのがよい。
  • 1〜2週間未満の旅行であれば、機内もちこみ荷物1個のみにするのもよい。
  • 詳細な行動記録をつけておく。紛失した場合には記録をみて行動をこまかくトレースすることにより、どこでなくしたか見当がつく場合がある。


空港へは、飛行機にのりおくれないように十分な時間の余裕をもって行くようにします。乗り継ぎをする場合も十分に時間をとります(一般的には1時間ではたりないでしょう)。

空港で荷物をあずける際には誤送をふせぐためにふるいタグははずしておきます

到着した空港で、あずけた荷物がひきとりの際に出てこないことがときどきあります。通常は紛失ではなく遅延です。そのときはロストバゲッジの窓口に申告します。スーツケースの形状をつげる必要があるので、形や色などを正確におぼえておくか、写真をとっておきます。当面の日用品を買った場合は費用を請求できるので領収書をお店でもらっておきます。荷物は後日ホテルにとどけてくれるでしょう。

部屋にいるときにはドアは厳重にロックします。チェーンがある場合にはかならずかけます。ノックされてもあけてはいけません。廊下は外の道路とおなじです。どんな危険がまっているわかりません。

外出するときにはホテルカードをもって出かけます

病気や怪我・事故などにそなえて海外旅行傷害保険にはいっておきます。はいらないと、そのときにかぎってそれをねらいうちにしたように事故などにあうことがあります。

外国人が書くアラビア数字は日本人のものとかなりちがう場合があるのでなれておく必要があります。

数字の聞きまちがえにも注意します。たとえば “thierteen” と “thirty” を聞きまちがうことがあります。不確かな場合は “one-three?” あるいは “three-zero?” と聞きかえしてたしかめます。何事もあやふやなことがあったら、その時その場ですぐに聞きかえすことが必要です。確認しすぎてしすぎることはありません。

ヨーロッパやアメリカでは日本とはちがい夏時間を採用している国が多いので事前に確認しておきます。


▼ 引用文献
野口悠紀雄著『「超」旅行法』(第12章 トラブル・シューティング)新潮社、1999年11月25日
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▼ 追記
上記のうちでは盗難対策がもっとも重要です。とくに現金がねらわれます。また最近ではパソコンがぬすまれるケースもふえています。

一般的な注意点としては、すこしでも不確かなことや不安なことがあったら遠慮することなくその場ですぐに何でも聞きかえしたり質問するようにします。曖昧なままにしておかないことが重要です。

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海外旅行では、英語によるコミュニケーション能力が重要です。単語をならべるだけでもかなりのコミュニケーションができます。

各国語を不完全に習得するよりは、英語のコミュニケーション能力を向上させることに集中すべきだ。そのほうが、ずっと実用的である。

世界中のほとんどの国において空港や一流ホテル、主要な駅や店舗で英語が通じます。北欧諸国やベルギー・オランダなどの小国ではどこでも完全に英語が通じます。フランスでもパリのレストランでは英語が通じるようになっています。

したがって英語によるコミュニケーション能力が大切です。

旅行者の言葉にはむずかしい文法は必要ありません。それよりも単語が重要です。単語をならべるだけでもかなりのコミュニケーションができます。たとえば “Can I have a cup of coffee?” などという必要はなく、“Coffee, please.” といえば十分です。

注意書き・時刻表・レストランのメニューなどは読めればよいです。

こちらのいうことが相手に通じないことがよくあり、それは発音ではなく、アクセントに原因がある場合が多いのでアクセントに注意をはらうようにします。

またこちらから質問しても相手の答えがわからない場合も多いです。相手が言っていることを理解できるようになることが重要です。

英語圏以外の国に行ったとき、その国の言葉で「英語がはなせますか?」と聞いては駄目です。「いいえ」の返事がかえってくる可能性が高いです。“Do you speak English?” と聞くべきであり、そうすると丁寧に対応してくれます。片言でも英語ではなそうと努力してくれるかもしれません。

海外旅行中に正確な言語能力が要求されるケースもあります。ひとつはレンタカー旅行です。交通事故や違反がありえます。そうしたときに警官に状況を説明し、自分の正当性を主張する必要があります。いまひとつのケースは病気や怪我の場合です。症状や状況を正確に医師につたえなければなりません。


▼ 引用文献
野口悠紀雄著『「超」旅行法』(第11章 サバイバル外国語のノウハウ)新潮社、1999年11月25日
Amazon:「超」旅行法 
楽天:【中古】 「超」旅行法 /野口悠紀雄(著者) 【中古】afb 

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ゼンハイザー(Sennheiser)のヘッドホンで音楽を聞くと、音楽の広がりや響きをとらえることができます。

前回のブログ記事「ノイズキャンセリング・イヤホンを比較する」で、ボーズのノイズキャンセリング・イヤホンを買うだけの予算があるなら、オーディオテクニカのノイズキャンセリング・イヤホンを買って、のこったお金で、よくできたオーバーヘッドのヘッドホンを買った方がよいとのべました。

ノイズキャンセリング・イヤホンを比較する >>

おすすめのオーバーヘッド・ヘッドホンはゼンハイザーのモデルです。下記モデルのいずれも音楽の広がりや響きをいかした音づくりをしています。


Sennheiser HD598 は家庭用のオープンエア型ヘッドホンです。
 
こまやかでやわらかい音、なめらかでつややかな雰囲気、音楽のゆたかな音場を感じとれます。ジャンルをとわずにあらゆる音楽をたのしくならします。かけ心地もとてもよいです。リラックスしながら音楽をたのしみたい方におすすめします。


Sennheiser HD-25-1 II はスタジオ仕様(モニター用)の密閉型ヘッドホンです。スタジオ仕様ですが家庭でつかってもまったくかまいません。

味つけがなく癖のない自然な音がクリアーな音像がうかびあがらせます。音のバランスもよく、音楽の組み立てをききとることができます。音楽の表現力がすばらしいです。音楽に集中して、音楽を追求したい方におすすめします。

オーバーヘッドのヘッドホンのなかでは小型なのでもちあるくこともでき電車のなかでもつかえます。

ただし耳あて部分が小さくて耳たぶに直接あたるため、HD598 よりもかけ心地はあまりよくありません。長時間かけていると耳がいたくなることがあります。


これらのモデルはいずれも響きをいかした音づくりしており、音場や音楽の雰囲気を十分につたえてくれます。上記いずれのモデルも自信をもっておすすめします。

ゼンハイザーは、1945年にドイツで創業したヘッドホンやマイクロフォンを専門とする音響機器メーカーであり、ヘッドホンとマイクロホンの世界的なブランドになっています。マイクロホンは世界中の名だたるコンサートホール・オペラハウス・劇場で使用され、また世界ではじめてのオープン型ヘッドホンを開発するなどヘッドホンの名機を生みだしてきました。サウンドのプロフェッショナルとして、ありのままのサウンドを再生するというテーマをおいつづけています。


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《予算をおさえたい方にはこちらをおすすめします》

ゼンハイザー オープン型ヘッドホン
HD558【国内正規品】





ノイズキャンセリング・イヤホンはいくつかのメーカーから販売されていますが、コストパフォーマンス・音質・音場・バランスにすぐれるオーディオテクニカをおすすめします。

ノイズキャンセリング・イヤホンを買いかえるにあたって eイヤホン や ヨドバシカメラ などでいろいろな製品を試聴してみました。

オーディオテクニカと同価格帯で、ソニー、パナソニック、JVCケンウッドからもノイズキャンセリング・イヤホンが発売されていますが、音質・音場ともにオーディオテクニカの方がすぐれています。ソニーの製品は、高音あるいはシャープネスを強調したような音でバランスがわるく、一聴しただけだと、解像度が高くていいような感じがすることがありますが長時間きくには適しません。

そして店頭でとくに目立つのが ボーズの QuietComfort20 です。これは無視するわけにはいきません。本年6月に新製品が発売されました。iPhone・iPod・iPad 対応 と スマートフォン対応の2種類があります。


この製品の特徴は圧倒的な消音性能にあります。ノイズキャンセリング効果はオーディオテクニカをうわまわります。

とくに人の声も遮断できる2段階式ノイズキャンセル機能もそなえているのはよいです。ノイズを消したままアナウンスなど周囲の必要な音だけを聞きとりたい場合には「Awareモード」にします。オーディオテクニカにはこのような機能はついていません(注)。

しかしわたしが試聴したかぎり音質と音のバランスがわるく、とくにアコースティック系の音楽やクラシック音楽にはまったく適しません。価格も高額(37,800円)でありコストパフォーマンスにもすぐれません。

ボーズを購入する予算がもしあるなら、オーディオテクニカを買って、のこったお金で、よくできたオーバーヘッドの普通のヘッドホンをもう1本かった方がよいでしょう。2万円台で非常によいヘッドホンが手にはいります。消音性能を最優先にするのでなければオーディオテクニカをやはりおすすめします。

ノイズキャンセリング・イヤホンをつかって難聴を予防する - オーディオテクニカ ATH-ANC23 - >>
音楽の広がりと響きをとらえる - ゼンハイザーのヘッドホン - >>


▼ 注
オーディオテクニカなどの一般的なノイズキャンセリング・イヤホンは、ノイズキャンセリング機能をオンにしても、人の声(正確には人の声の周波数帯の音)は聞こえるように安全対策を考慮して設計されています。もっとも音楽をかけているとそのような音(声)も聞こえないことが多いですが。



IMG_2120
オーディオテクニカ ATH-ANC23(ノイズキャンセリング )

飛行機や電車(とくに地下鉄)のなかでイヤホンをつかって音楽を聞くときは難聴を予防するためにノイズキャンセリング・イヤホンをつかうとよいです。

飛行機や地下鉄のなかの騒音はかなりのものです。このような騒音のなかでイヤホンをつかって音楽を聞こうとするとどうしても音量をあげなければなりません。しかしイヤホンで大音量で長時間きいていると難聴になるおそれがあると指摘されています(注1)。十分に注意しなければなりません。

そこでおすすめするのがオーディオテクニカのノイズキャンセリング・イヤホン「ATH-ANC23」です(注2)。

わたしは海外出張が多いのでノイズキャンセリング・イヤホンを長年つかっています。これまでつかっていたものがこわれたのでこのたび買いかえました。

特徴はつぎのとおりです。
  • 騒音を約90%低減します。
  • ボリュームをそれほどあげなくても音楽をたのしめます。
  • クリップつきコントロールボックスにボリュームコントローラーがついているので手元で簡単に音量調整ができます。
  • 音質・音場のバランスが非常によいです。
  • 音楽を聞かないときでも耳栓としてもつかえます。
  • 単4電池1本が必要ですが、電池がきれた場合でも普通のイヤホンとしてつかえます。

航空機内でノイズキャンセリングをオンにして、しばらくしてからオフにすると機内の騒音がいかにすごいかがよくわかります。しかしノイズキャンセリングをつかうことで小さな音量でもしっかりと音楽を聞くことができるようになります。

IMG_2122

 
この ATH-ANC23 はコストパフォーマンスに非常にすぐれ、またバランスのよい音質・音場で音楽をたのしめます。オーディオテクニカのこれの前のノイズキャンセリング・モデルは風呂のなかできいているような変な残響があって今一つな音でしたが、これはかなり改善されていて問題はありません。

航空機アダプターが付属していますので機内で映画を見るときにもつかえます(映画でも大音量にする必要はありません)。航空機用アダプターなどをまとめてもちはこべるポーチつきで旅行に最適です。

また電車(とくに地下鉄)のなかで外国語のヒヤリングをするときにも役立ちます。音声がよく聞きとれるようになりますのでおすすめします。


近年、スマートフォンなどの普及でイヤホンを耳にしている人をよく見かけるようになりました。しかし大きめの音量で聞いていると聴力が悪化することを WHO(世界保健機関)も警告しています。

ノイズキャンセリング・イヤホン(ヘッドホン)は現代の必需品になりました。また刺激のつよい高音を聞きつづけても難聴になる可能性があります。高音やシャープネスを強調したイヤホン(ヘッドホン)はさけ、音質・音場のバランスのよいイヤホンを選択するのがよいでしょう。


■ まとめ
  • 難聴を予防する。
  • コストパフォーマンスにすぐれる。
  • 音質・音場のバランスがよい。
  • 音楽をたのしめる。
 


▼ 注1
WHO(世界保健機関)はオーディオプレーヤー・コンサート・バーなどの「大音量」「長時間」の騒音によって、世界中で11億人もの若者が永久に聴力を損なう危険にさらされていると警告しています。

WHO の調査によ ると、12歳〜35歳の人々の内、約4300万人が音楽による聴力損失を経験しているとのことです。また、聴力損失を経験する割合が増加している12歳〜35歳の人々の中でも、富裕国および中所得国の50%以上は個人所有のオーディオ機器を「安全ではない騒音レベル」で使用しています。 
 
出典:「音楽は1日1時間まで」とWHOが警告する理由とその対処法とは?

イヤホンで音楽などを長時間きいていると頭がいたくなることもあります。1〜2時間きいたら一旦やすむのがよいです。


▼ 注2:オーディオテクニカ・ノイズキャンセリングヘッドホン ATH-ANC23
オーディオテクニカはイヤホンのことを「インナーイヤー・ヘッドホン」とよんでいます。色は黒と白があります。ノイズキャンセリング機能をつかわないときには、バッテリーを消耗してしまいますのでノイズキャンセリングをオフにすることをわすれないようにします。
audio-technica カナル型イヤホン ノイズキャンセリング ブラック ATH-ANC23 BK IM


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美術館や博物館をめぐることは海外旅行の大きなたのしみのひとつです。体験をふかめ思い出をつくるためには、ガイドブックで全体をまず概観してから、気に入った作品をえらびだし、それらをじっくり鑑賞するようにするとよいです。

具体的にはつぎのようにします。

  1. 事前に開館時間をしらべる。
  2. 混んでいない時間を見はからって行く。できれば美術館・博物館のそばに泊まるとよい。バチカンやウフィツィなど、切符を買うだけのために数時間も行列しなくてはならないことがある。
  3. 美術館の売店に行って、ガイドブックを作品を見る前に買う。大きな美術館なら日本語版を販売している。
  4. その美術館に展示されている作品全体をガイドブックで概観する(注)。
  5. じっくりみたい作品、目的の作品を決め、それがある部屋の位置をしらべる。
  6. そこに行ってじっくり鑑賞する。 
  7. オペラグラスを持参し必要に応じて利用する。巨大な空間などでは威力を発揮する。
  8. 美術館の食堂や売店は町のなかのものよりも質が高いので積極的に利用する。


美術館・博物館めぐりは海外旅行の重要な目的のひとつです。体験をふかめ思い出をつくるためには、すべてを見ようとはせずに対象をしぼりこむことが大切です。その方が印象にのこります。旅行では思い出づくりが大事です。

そのためにはガイドブックで全体をまず概観してから目的の作品をさだめ、その作品を時間をかけてじっくり鑑賞する方法をとるとよいです。

(1)展示作品全体を概観 →(2)対象をしぼりじっくり鑑賞

概観は、ガイドブックなどをつかってあまり時間をかけずに短時間でおこなえばよいです。短時間でおこなってこそ概観ができます。時間をかけると大局よりも詳細が見えてきます。

短時間であっても概観はとても重要な段階です。これがないと現地で対象がさだまらず、ひろくうすいぼやっとした体験でおわってしまいます。

何事も、大局を見てから局所に入るようにするとうまくいくとおもいます。 


▼ 注
日本にいるときに、インターネットや手に入るガイドブックであらかじめ概観しておいてもよいです。

▼ 参考文献
野口悠紀雄著『「超」旅行法』(第9章「個人旅行での美術館巡り」)新潮社、1999年11月25日
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野口悠紀雄著『「超」旅行法』第7章「一人旅で食事を楽しむ」では、レストランのさがし方やレストランでの留意点についてのべています。

■ レストランのさがし方
 
「一人でさまになるレストランのさがし方」は、一人旅におけるきわめて重要なノウハウである。ヨーロッパ旅行には、最大のノウハウであるといってもよいくらいだ。

つぎのような方法があります。

 1.『ミュシュラン』を下から(安い方から)見てゆき、下の方のレストランに行ってみます。雰囲気ではなく味だけを目的にやってきた一人客が何人もいることでしょう(女性の一人客さえいます)。ミシュランに掲載されているレストランなら味で失望することはありません。
 2.気に入ったレストランを発見できたら、くりかえしそこに行っています。

『ミシュラン』がカバーしていない地域では、
 
 4.クチコミ情報を参考にします。
 5.中華料理店に行ってみます。まずくて食べられないということはまずないです。
 6.格式あるホテルのレストランをえらびます。
 7.チェーン・レストランに行ってみます。とくにアメリカで有効です。
 8.レストランには入らず、購入したピザやサンドイッチですませるのもよいです。


■ 飲料水
外国でうっかり水をのむと下痢になります。飲み水は注文するものです。

ヨーロッパで飲み水をたのむと炭酸入りの場合が多いので、「ガスなし」(without gas)を明確につたえるようにします。

開発途上国の場合は「煮沸してありますか」(Has this water been boiled?)とききます(注)。


■ 英語が通じる
どこでも一般に英語が通じます。フランスでもすくなくともパリなら、予約から注文まで今やすべて英語でできます(メニューは英語では書いてありませんが)。

また食事中に、ウエイターやウエイトレスが「料理はどうですか?」(How is everything?)などと声をかけてくることが多いです。こんなときは怪訝な顔などせずに “Very good” “Perfect!” などと応じておけばよいです。


■ チップのはらい方
チップは10〜15%といわれています。クレジットカードで支払う場合は gratitude と書いてある欄に書きこます。多くの国においてレストランの会計はテーブルでおこないます。



▼ 参考文献
野口悠紀雄著『「超」旅行法』新潮社、1999年11月25日
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▼ 注
開発途上国では飲料水にとくに注意しなければ成りません。わたしがよく行くネパールなどでは市販のミネラルウォーターであっても信頼できるメーカーのもの以外は飲むと下痢になる場合があります。国際機関の検査によると多くのミネラルウォーターから大腸菌が検出されています。

煮沸してあれば大丈夫です。

信頼できるメーカーのミネラルウォーターが手に入らない場合、煮沸した飲料水(boiled water)がすぐにない場合は、コーラやファンタやスプライトなどを飲むようにしています。これら問題はありません。




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航空券の購入からチェックイン(搭乗手続き)、出入国手続きなどがスムーズにいけば、あとは空の旅をたのしむだけです。

航空券は実にたくさんの種類がありますので、ウェブサイトをつかってよく比較・検討してから購入します。フラッグキャリア(その国を代表する航空会社)は母国の空港では一番よい施設をもっていてわかりやすいので、目的地のフラッグキャリアを利用するのもひとつの方法です

日本出国にあたり成田空港をつかう場合は、都心からとおいので時間の余裕をもってでかけるようにします。午前便の場合には前日に空港ちかくのホテルに泊まるとよいです。とくに旅行シーズンは、手続きに時間がかかるので十分な余裕をもって行動しなければなりません。

成田空港にかぎらず国際空港にはターミナルが通常複数あるので、自分のチェックイン・カウンターがどこにあるのか事前にかならず確認しておきます。タクシーを利用した場合は空港にちかづくと「どのエアラインですか?」と運転手がきいてきます。

チェックイン・カウンターで荷物をあずけるとクレイム・タグという半券をくれるので行き先を確認します。荷物にふるいタグがのこっていると誤送の原因になりかねませんのでチェックインの前に はがしておきます。

チェックインや出入国手続きのときには慣れないし緊張しているので手持ち荷物をおきわすれるおそれがあります。とくに外国においてそのようにならないために手持ち荷物はなるべく1個に限定するのがよいです。パスポート・航空券・クレジットカード・現金などの貴重品は1つの入れ物(ポーチなど)にいれ、つねに身につけておきます(かならず機内持ち込みにします)。

機内では、通路側の席をえらべば洗面所にいつでも容易に行くことができます。窓側の席なら上空からの眺めがたのしめます。以前は、チェックインのときに希望をつげていましたが、最近は、ウェブサイトでの予約時に希望の席を指定できるようになってきています。

機内は音楽を集中してきくのに最高の場所になっています。以前は、ポータブル CD プレイヤーをもっていきましたが、今では、iPhone などのスマートフォンや iPod などがあるので便利です。ノイズキャンセリング・イヤホン(注)もっていくとよいです。機内サービスのオーディオは機内放送のために音楽が突然とまることがよくあるのでつかわない方がよいです。


▼ 参考文献
野口悠紀雄著『「超」旅行法』新潮社、1999年11月25日
Amazon:「超」旅行法
楽天:【中古】 「超」旅行法 /野口悠紀雄(著者) 【中古】afb

▼ 注:関連記事
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野口悠紀雄著『「超」旅行法』の第2章以下では海外旅行のノウハウが具体的に解説されています。

旅は計画からはじまります。旅の計画ほどたのしいものはありません。計画と準備の段階こそ海外旅行の最高の部分であといってもよいでしょう。そしてもう一つのたのしみはかえってからあとの旅の回想です。つまり旅は、計画と行動(旅そのもの)と回想の3回たのしめるわけです。

海外旅行は一期一会であってやりなおしができません。ですから正確な情報を事前に収集することがきわめて大切になってきます。

海外旅行を計画するにあたってまず重要なのは目的と目的地をはっきりさせることです。国内旅行とはちがって「気のむくままにぶらっとでかける」のはむずかしいです。あれもこれもと欲張るとどれも中途半端となり、あぶはちとらずにおわってしまいます。何をとり何をあきらめるか、目的と目的地をしぼりこまなければなりません。

なおスーツケースは、ステッカーをはるなどして自分のものであることが容易に識別できるようにしておきます。空港でまちがえたりまちがえられたりして、交換できたのはけっきょく翌日になり、まる1日をうしなったという事例もあります。


さて、実際に現地にでかけて海外旅行を快適なものとするコツはあまり移動しないことです。なるべく一ヵ所にしばらく滞在できればとてもゆたかな気分になれますし、体験もふかまります。

また旅の印象はホテルできまります。海外旅行にある程度なれてきたら、都心で用事があってもそこからすこしはなれた場所に泊まるのがよいです。
 
ホテルに到着したら、すぐ判断する必要があるのは部屋の状況です。問題があれば部屋の変更をすぐにたのみます。直接フロントにいくのがよく、「なぜ変えてほしいか」を説明します。

現地で交通機関を利用する場合、「乗る」のが目的になることも多いです。列車とレンタカーは、旅行者の行動範囲を「点から線へ、さらに面へ」と拡大する手段です。これらをうまく利用できれば個人外国旅行は飛躍的に充実するでしょう。

タクシーを利用した場合、日本では車内で料金をはらいますが、外国では降りてからはらうことが多いです。大きな荷物がある場合には運転手がおりてきてはこんでくれます。通常は、料金の10〜15%のチップをわたします(注)。

外国旅行をしているという実感をえるためにはその町の住民とおなじことをしてみるのが一番です。町の空気をすうためには電車にのったりあるいは徒歩もよいです。タクシーばかりにのっていると町の様子はわかりません。

旅先でこまるのがトイレです。トイレはないか施錠されていることが多いです。治安がわるいからです。カフェやレストランあるいはガソリンスタンドのトイレをつかいます。日本では、ビルでもどこでもトイレが自由につかえるは一般に治安がよいからなのです。



▼ 引用文献
野口悠紀雄著『「超」旅行法』新潮社、1999年11月25日
「超」旅行法

▼ 注:チップのわたし方
たとえばメーターが22ドルで、チップを3ドルとしたい場合、つぎの2つの方法がある。
(1)30ドルをわたして8ドルをもらってから3ドルをわたす。
(2)“Please take twenty-five” といって30ドルをわたす。運転手は5ドルのおつりをくれる。
レストランでチップをわたす場合にもこの2つの方法のどちらかがつかえる。




野口悠紀雄著『「超」旅行法』は海外一人旅の魅力とノウハウを解説した本です。海外旅行の極意は一人旅行にあります。ややふるい本ですがいま読んでも参考になることがたくさん書かれています。

著者の野口さんは、30年間で約70回の海外旅行をした経験から個人旅行のノウハウを蓄積しました。

わたしはかつて(1999年12月に)本書を参考にしてイギリス鉄道一人旅をしてみました。

目 次
第1章 一人旅の魅力
第2章 旅をするのは準備するため
第3章 旅の印象はホテルで決まる
第4章 乗るために移動する
第5章 町中では走るのが一番
第6章 空の旅のノウハウ
第7章 一人旅で食事を楽しむ
第8章 買い物と土産
第9章 個人旅行での美術館巡り
第10章 劇場巡りから星空鑑賞まで
第11章 サバイバル外国語のノウハウ
第12章 トラブル・シューティング

目的地や旅程を自由にえらべるのが個人旅行の魅力です。しかしそれ以上に、異国を一人で旅をすることの本質は自分自身の日常を見なおすことができる点にあります。

異国に身をおき孤独な環境に1週間もいると、それまでの自分の日常生活を客観的に見られるようになります。

毎日あくせくと動き回っていた日本での生活は、本当に自分がなすべきものだったのだろうか?
私は、このままの生活を続けてもよいのか?
私のこれまでの生活は、最も基本的なところで間違っていたのではあるまいか?

日常生活から完全に切り離されるからこそ、そして完全に孤独であるからこそ人生の根本問題をかんがえることができるというわけです。

個人旅行に挑戦してみる意義はとても大きいといえるでしょう。


▼ 引用文献
野口悠紀雄著『「超」旅行法』新潮社、1999年11月25日
「超」旅行法




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ガイドブックで概観してから、気に入った作品をじっくり鑑賞する - 海外の美術館・博物館めぐり /『「超」旅行法 』(5)-
単語をならべるだけでもかなりのコミュニケーションができる -『「超」旅行法』(6)- 
海外旅行のトラブルに対処する -『「超」旅行法』(7)-
Google Earth とストリートビューをつかってバーチャルツアーをする -『「超」旅行法(8)』-
海外旅行にでかけてこれまでの生活をとらえなおす -『「超」旅行法』 のまとめ -


トリバゴ(trivago)をつかうと多数のホテルの検索・比較をしながら自分のニーズにあった宿泊施設をさがしだすことができます。

国内&海外ホテル予約《トリバゴ》 >>

トリバゴは、毎月約8000万人のユーザーが利用する世界最大のホテル検索・比較サイトです。多数のホテル予約サイトが提供する宿泊料金などを一度に比較することができ、旅行を計画する際に理想のホテルを最安値でみつけるために役立ちます。

目的地と宿泊期間・部屋の種類を入力して検索、気になる宿泊プランをみつけたら料金をクリックします。そのプランを提供する予約サイトへと転送され、詳細を確認したり予約をすることができます。

あるいは旅行先の地図から検索することもでき、また宿泊料や評価などから条件をしぼりこむことができるので自分のニーズにあった宿泊施設をさがしだせます。

これはホテル料金比較サイトですので、ホテルの予約は転送先のオンライン旅行サイトでおこないます。

* 

トリバゴの特徴は、ホテルに完全に特化した検索・比較サイトであるためシンプルでわかりやすいところにあります。ホテル検索は、トリップアドバイザーやフォートラベルでもできますが、これらは、航空券・クチコミ・評価・ツアーなども総合的にあつかっているためか複雑でわかりにくという面があります。

また提携しているオンライン旅行サイトが非常に多いので、トリップアドバイザーやフォートラベルでは検索できないサイトもでてきます。

トリバゴはドイツ・デュッセルドルフで2005年に設立され、現在52 ヶ国、25ヶ国語以上の言語でサービスを展開しています。

海外のホテルのみならず日本国内のホテル検索にもつかえます。ホテルをさがすときにはつかってみるとよいでしょう。


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旅行ポータルサイトを利用して旅行計画をたてる - トリップアドバイザーとフォートラベル -




旅行計画をたてるために、トリップアドバイザーやフォートラベルなどの旅行ポータルサイトがつかえます。旅行者のさまざまなクチコミとランニングをみながら、旅先やホテル・航空券などを比較し購入することができます。

近年、オンライン旅行会社が伝統的な旅行会社にかわって台頭してきており、航空券やホテルの予約はウェブサイトで簡単にできるようになりました。エクスペディア、Hotels.com、Booking.com、Agoda、アップルワールド、楽天トラベル、DeNAトラベルなど多数のオンライン旅行サイトがあります。

しかし、サイトの数が多すぎてどれをつかったらよいかわからないのが現状です。そこで役にたつのが、トリップアドバイザー や フォートラベル などの旅行ポータルサイトです。旅行者のさまざまなクチコミとランニングをみながら、旅のエリア・ホテル・航空券・ツアーを比較検討することができ、旅行計画をたてるために役立ちます。

またさまざまなオンライン旅行会社のサイトにリンクがはられているので、すぐに商品を購入することができます。


世界的・代表的なオンライン旅行会社としては、エクスペディア(Expedia)とプライスライングループ(The Priceline Group)があり、ともに米国に本拠地があります。

エクスペディアは Expedia.com  を運営、また Hotels.com、トリバゴ(注) などをグループ企業としてふくみ、他方のプライスライングループは Booking.com  や Agoda.com  などをグループ企業としてふくみます。

これらのうち Booking.com  はほかのオンライン旅行会社とはちがい、各宿泊ホテルで決済をする現地支払い方式です。ただし予約保証のためにクレジットカード番号を通知します。先払い形式のプランも一部にはありますが決済はホテルからおこわれます。
 
これらのサイトにはいずれも日本語のサイトがあります。

さまざまなサイトを比較し、またクチコミを集積するポータルサイトが出現してきたところにも情報化時代が本格化してきたことがあらわれているとおもいます。



▼ 注
トリバゴはエクスペディアのグループ企業ですが、エクスペディア系列以外のホテル予約サイトも比較対象にふくめています。

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ランキングをみて旅の行き先やスタイルをきめる -『旅行なんでもランキング 世界編』-
大局をつかんでつぎの一歩をふみだす -『旅行なんでもランキング 日本編』-
トリバゴをつかってホテルを検索・比較する
旅行会社リンク集


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旅行や現地調査などで iPad をもちあるく場合は、ぶつけたりおっことしたりすることがあるので iPad にカバーをつけておいた方がよいです。

わたしは以前、バッファローのカバーを iPad につけてつかっていましたが、パカパカした感じでぴったりとははまらず、すぐにはずれてしまい肝心なときに役にたないのですててしまいました。その後、カバーをつけずにつかっていたところ旅行中に iPad を2回もおとしてしまい、角がすこしへこんでしまいました。そこで定評のあるパワーサポートのエアージャケットを購入しました。

今度は、がたつきはまったくなく非常によくフィットし、しかも軽量でうすいため iPad との一体感は格別であり、ケースをつけていても違和感を感じません。とても丁寧なつくりでスピーカー部まで一つ一つ丁寧にぬいてあるというこりようです。 ラバーコーティング・タイプ(ブラックカラー)を買ったので非常にすべりにくくなり、落下防止にもなっています

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▼ こちらは iPad Air 2 用です。 
エアージャケットには、外観をそこなわないことを最優先にしたシンプルなノーマルタイプと、Smart Cover をつけたまま装着できる Smart Cover 対応版 の2つのタイプがあります。

ノーマルタイプは Smart Cover を使用せず、iPad Air をそのまま使用する人のためのものです。液晶画面には付属のフィルムをはり、背面にはうすくて軽量なエアージャケットを装着することで、iPad Air をキズやよごれからまもながらも装着していることを感じさせません。 

Smart Cover を使用する場合は Smart Cover 対応版を選択します。SmartCover 対応版はヒンジ部分をジャケットで固定する構造のため、Smart Cover がはずれにくくなります。

カラーは装着していることを感じさせないクリアタイプと、サラサラとして指紋が付きにくいラバーコーティング・ブラックの2種類がありますが、すべり止めにもなるラバーコーティングをおすすめします。

エアージャケットは、2013年秋に発売された iPod Air 用と、 2014年秋に発売された iPad Air 2 用の2種類がありますので注意が必要です。自分がもっているモデルを確認して購入します。
 

▼ iPod Air 用はこちらです。


なお本製品には、液晶画面保護フィルムが付属していますので、液晶保護フィルムをつかう場合はこの付属フィルムをまずはつかってみるのもよいでしょう。

旅行などで iPad をもちあるく場合は、傷や落下防止のためにうすくて軽量なエアージャケットの装着をおすすめします。 

■ まとめ
  • うすい。
  • 軽量。
  • 丁寧なつくり。
  • とてもよくフィットする。
  • 違和感がない。
  • 一体感がある。
  • ラバーコーティング・タイプはすべり止めにもなる。
  • 旅行などで iPad をもちあるくために。


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iPad Air に液晶保護フィルムをはりつける - Anker 強化ガラス液晶保護フィルム -
Google Earth で地域の全体像をみる
Google Earth 画像を iPad でみながら現地をあるく

ある地域を旅行したり調査したりするときに、その地域の Google Earth 画像を iPad でみながら現場をあるくと空間的な認識が非常にふかまります。

わたしは先日、ネパールのルンビニとティラウラコットを旅行しました。ルンビニは釈迦の生誕地です。ティラウラコットは、釈迦が出家するまですごした居城跡ではないかとかんがえられている候補地のひとつです。

現場(屋外)では Wi-Fi がつかえませんので、あらかじめ Wi-Fi 環境のもとで Google Earth を Mac で閲覧し、小縮尺から大縮尺までさまざまな画像を PDF にして iPad に保存してもっていきました。こうすることによってリアルタイムで画像を参照しながら現場をあるきまわることができました。

下記の画像はルンビニの画像の一例です。

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Lumbini3

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iPad を片手に、さまざまな縮尺の画像をリアルタイムで見ながら現場をあるいていると遺跡や寺院などの空間配置が実によくわかり、空間認識がとてもすすみます。大局を見ようとおもったら Google Earth 画像を見ればよく、一方、こまかく見ようとおもったらいくらでも現場でこまかく見ることができます。おもしろいです。こうして、全体と部分、大局と局所が自分の内面に連続的にインプットされます。

釈迦が出家するまでにすごした居城はカピラヴァストゥとよばれ、その城跡ではないかとかんがえられている候補地が2ヵ所あり、ひとつは現在のネパールのティラウラコット、もうひとつはインドのピプラワです。どちらの仮説がただしいか、議論が展開されています。このような課題についても空間認識をふかめることによって結論がみちびきだされるのだとおもいます。


iPad Air を傷からまもるために液晶画面に保護フィルムをはりつけておくとよいです。とくに屋外で使用するときには保護フィルムをはりつけておくと何かと安心です。

そこでおすすめするのが 1,599円のお手頃価格、Anker の強化ガラス液晶保護フィルムです。強化ガラスというと一般に高額なものが多いですがこれは価格にしては質は高く、コストパフォーマンスに非常にすぐれます。

また はりかたについて YouTube で説明しているのがいいです。



旅行や現地調査などで iPad をもちあるく場合は、気がつかないうちにかならず傷がつきますので注意が必要です。

わたしは以前、ほかのメーカーのものをはりつけたときに気泡がはいってしまったので、しばらくしてはずしてしまいました。そのご保護フィルムをはりつけないまま iPad を使用していたところ、こすれたような跡が液晶画面についてしまいました。そこでいろいろしらべてこの製品にいきあたりました。

iPad は画面が大きいので iPhone などにくらべると気泡やホコリが入りやすいですが、YouTube をあらかじめ見て、ゆっくり慎重にはりつければ気泡やホコリははいりこみません。

「強度 9H の強化ガラスを使用し 96% の高い透過率と防汚コーティングにより、iPad の HD 画質とタッチスクリーンの感度を損ないません」とのうたい文句のとおり使用感はとてもよいです。




旅行にでかけるときには、関連書類をPDFにして iPad Air に保存してもっていくと便利です。とくに海外旅行では iPad Air がとても役にたちます。

海外旅行では、eチケット(電子航空券)、ホテル・バウチャー、海外旅行傷害保険契約書、ガイドブック、地図、その他の資料をもっていかなければなりません。

これらの書類をすべてPDFにして、たとえばつぎのようなやり方で iPad Air に保存してもっていきます。

  • Mac あるいは PC をつかって必要書類をすべてPDFにして保存する。
  • Mac の Finder で AirDrop を選択する。
  • iPad の コントロールセンター(注1)から AirDrop を起動する。
  • Mac の Finder の AirDrop に iPad のアイコンがあらわれる。
  • Mac でつくったPDFを iPad のアイコンにドラッグ&ドロップする。
  • iPad にPDFが転送される。
  • iPad が、どのアプリでひらくかをきいてくるので iBooks を選択する(注2)

これで iPad でいつでも必要書類が見られるようになります(注3)。

わたしは以前は、旅行の出発直前に関連書類を印刷しクリアファイルなどに整理していて、かなりの時間・労力がそのためにかかっていました。

現在は、航空券にしろホテル・バウチャーにしろ、購入・入手した時点でそのつどすぐに PDFにして iPad に保存しておけばよくなり、出国直前のあわただしさがかなり緩和されました。書類の確認も簡単にでき、また紙の書類はほとんどもちあるくことがなくなったため(注4)、荷物もかるくなりました

なおガイドブックについては『地球の歩き方』をはじめ、さまざまな電子書籍が出版されていますのでそれらを購入し、iPad にダウンロードしてもっていきます。

電子書籍になっていない紙の本は裁断のうえスキャニング、PDFにして iPad に保存してもっていきます。その他の紙の資料も同様に保存してもっていきます。こうすることによって、多数のさまざなな資料をリアルタイムで参照しながら現地をあるくことができるようになりました。この利点も大きいです。

なお、わたしは iPhone ももちあるいていますが画面が小さいため資料の閲覧には不向きです。やはり iPad もあった方が便利だとおもっています。


▼ 注1
iPad の画面を下端からフリックするとコントロールセンターがでてきます。

▼ 注2
iBooks はPDF閲覧のために便利ですが、ほかに気に入ったアプリがあればそれをつかってもよいです。

▼ 注3
AirDrop はつかわないときはオフにしておきます。

▼ 注4
航空券(eチケット)に関しては印刷したものも念のために用意し受付に提示しています。また海外ホテルのチェックインは現在では、パスポートを提示するだけでよく、バウチャーは必要なくなってきています。バウチャーを発行しない旅行会社も増えてきています。何かあったときのために関連書類を iPad に保存しておくだけでよいでしょう。




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海外旅行をたのしみながら英会話を習得する DVD『トラベラーズ イングリッシュ』のハワイ編です。ハワイのうつくしい風景に英会話のフレーズをむすびつけておぼえることができます。

英会話の訓練では、想像力をつかいイメージをおもいえがくととても効果があがります(注1)。そのためにDVDがつかえます。DVDをつかって想像力をつよめる訓練法としてはつぎのようなやり方があります。

 1.目をとじて音声だけをきき、画面の映像を想像する。
 2.DVDを視聴し、自分のイメージとDVDの映像との相似と相異をチェックする。
 3.画面の周囲やカメラの背後を想像する。


1.目をとじて音声だけをきき、画面の映像を想像する。
最初は、DVDの映像はうつしださずに音声だけをながします。

目をとじてDVDの音声に完全に集中し、ビジュアルなイメージをしっかりおもいうかべるようにします。

よけいな視覚を完全に遮断するためにアイマスク(注2)をつかうとよいです。また雑音を遮断するためにヘッドホン(あるいはイヤホン)をつかうとよいです。


2.DVDを視聴し、自分のイメージとDVDの映像との相似と相異をチェックする。
今度は、音声をきくとともにDVDの映像もみて、自分の想像と実際の映像との相似と相異をチェックします。周辺視野もつかって人物だけでなく背景もしっかりみるようにします。想像と実際とがちがっていて当然です。

この方法をつかうと普通にみるときよりも鮮明に映像をながめることができます。色彩がゆたかで生命力にあふれる世界がハワイにひろがっていることが感じられます。人や物も多く、膨大な情報が映像からよみとれることがわかります。

自分が想像したイメージが貧弱だったこともわかりますが、想像力を高める努力を徐々にしていけばよいでしょう。


3.画面の外側やカメラの背後を想像する。
つぎに、映像の外側やカメラの背後など撮影されていない部分を想像してみます。現地の実際の風景は立体空間として大きくひろがっているのですから、自由に想像をふくらませてみます。

今度は想像するのみで実際の映像でチェックすることはできません(注3)。


このようなことをすると映像と音声がむすびついてそれらが自然に記憶されます。常識的な視聴をただくりかえしているだけのときよりも効果があがります。こうした訓練のなかで英会話のフレーズも自然におぼえられます(注4)。



▼ DVD
『トラベラーズ イングリッシュ 1 ハワイ編』
トラベラーズ・イングリッシュ 1 ハワイ編 [ 英語で旅する TRAVELERS ENGLISH 1 Hawaii ] [DVD](エキスプレス)


▼ 注1
人がおこなう情報処理のプロセスのなかでイメージをおもいえがくことはプロセシングにあたります。


▼ 注2:おすすめアイマスク
Amazon:Dream Essentials 立体型アイマスク Sweet Dreams ブラック
※ とても売れているアイマスクです。わたしもいつもつかっています。旅行にももっていくとよいです。

▼ 注3
実際に現地に行ってみれば自分の想像が現実とどこまで一致するかをたしかめることができます。これは旅行法のおもしろい実践方法のひとつです。


▼ 注4
本ブログの以前の記事で、最初に DVD を視聴して、つぎに映像をみないで音声だけを聞いて映像をおもいだす訓練方法を紹介しました。これは想起訓練になります。今回の方法はそれとは順序が逆で、音声だけを先にきいてその後で DVD を視聴するやり方であり、これは想像力を高める訓練になります。時間に余裕があれば、想像力を高める訓練をまずしてから、そのあとで想起訓練をするとよいでしょう。想起訓練を先にしてしまうと想像力を高める訓練がしにくくなります。既存の映像が先にインプットされてしまうと想像力がおさえられてしまいますので。


▼ 関連記事
DVDをつかって、イメージとともに英語をおぼえる 〜 DVD『トラベラーズ・イングリッシュ 4 オーストラリア編』〜
英会話の学習から海外旅行体験へ 〜DVD『トラベラーズ・イングリッシュ3 -アメリカ西海岸編-』〜
ニュージーランドを記憶の場にする 〜 DVD『トラベラーズ イングリッシュ5 ニュージーランド南島編』〜
視聴覚体験とキーワードで情報の玉をつくる 〜 DVD『NHK 100語でスタート!英会話 〜アメリカ編』〜
旅行の場面をファイルにする 〜『NHK 100語でスタート!英会話』(オーストラリア編)〜
外国人に英語で日本を紹介する - 松本美江著『改訂版 英語で日本紹介ハンドブック』-


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『インド古寺案内』は、インドの古寺を宗教別に分類してやさしく解説したガイドブックであり写真集です。たくさんの建築物を通してインドの多様性をみることができます。

インドには、仏教・ヒンドゥ教・ジャイナ教・イスラム教・シク教・キリスト教・ユダヤ教・ゾロアスター教・トダ族の宗教など信じられないほど多くの宗教が今なお併存しています。インドはまさに多様性の国です。

多様性がわかると観察力がつよまります。また連想や発想の幅がひろがります。インドは多様性をまなぶために大変よいフィールドになっています。ひとつの地域・空間のなかで多様性を理解することはとても重要なことです。
 
目 次 
はじめに
 水辺の重要性
 インド宗教建築地図
 インダス文明の遺跡
 
第一章 仏教
 チャイティヤとしてのストゥーパ
 ガンダーラの遺跡 ほか
 
第二章 ヒンドゥ教
 初期の石造建築
 石彫寺院 ほか
 
第三章 ジャイナ教
 石窟寺院と石彫寺院
 南インドの空衣派 ほか
 
第四章 イスラム教
 デリーのスルタン朝
 西インドのモスク ほか
 
第五章 その他の宗教
 アージーヴィカ教の石窟寺院
 トダ族の宗教
 シク教の寺院
 キリスト教の聖堂
 ユダヤ教

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第一章では古代の仏教寺院を紹介しています。

第二章ではヒンドゥ教の寺院をとりあげています。ヒンドゥ教は、現在のインド国民の80パーセント以上が信仰する宗教です。北方型と南方型の二つのことなる様式があります。

第三章はジャイナ教です。ジャイナ教は仏教の兄弟宗教とよべる宗教であり、現代まで2500年の歴史をほこり、すばらしい建築遺産をかかえています。インド建築の最高傑作はジャイナ教の寺院です。

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第四章はイスラム教です。イスラム教は13世紀に西方からやってきました。ヒンドゥ教の寺院が神々の像であふれているのとは対照的に、礼拝堂にはまったく偶像がありません。

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第五章はその他の宗教寺院です。これらは日本では存在すらほとんど知られていません。ラーマクリシュナ・ミッションのベルール・マタ本堂は、ヒンドゥ教の伝統に、仏教・イスラム教・キリスト教の伝統をも総合した建築物であり興味ぶかいです。多様性の統合の一例がここでみられます。

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このようにインドは多くの宗教寺院が混在し多様性の宝庫になっています。ヨーロッパ世界などとは大きくことなります。

この多様性の全体像を把握するのは非常にむずかしいですが、本書は、インドにのこる寺院建築を宗教別に分類、各章の記述は、ふるい時代からあたらしい時代へと歴史的変遷をたどれるように構成してあるのでわかりやすいです。冒頭の「インド宗教建築地図」も有用です。時代的・地域的特色をみながらインド建築の全体的な見取り図をえることができます。

インドを旅行したことがある人にとってはあらためてインドをとらえなおすことができますし、これからインドを旅行する人にとっては非常にすぐれたガイドブックとしてつかえます。1冊もっていて決して損はしません。 



▼ 引用文献
神谷武夫著『インド古寺案内』小学館、2005年7月20日
インド古寺案内 (Shotor Travel)


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アウトドア関連企業であるモンベルのスタイルに情報化時代のあたらしいビジネスモデルをみることができます。

モンベルは創業40周年を今年むかえたそうです(注1)。これを記念して限定商品を販売したり特別イベントを開催しています(注2)。

モンベルは、アウトドア用品の販売だけではなく、さまざまなイベントを全国各地でおこなったり、モンベルクラブという会員制度を運営したりしているところがおもしろいです。つまり、ハードソフトメンバー制度が三位一体になって運営されています。そしてこれらの中核として全国に展開するモンベルストア(直営店)が位置づけられています。

わたしもメンバーになっていて、季刊誌やカタログ・イベント案内などをおくってもらっています。年会費 1500円 はとても安いです。

こうしてモンベルは、アウトドアのあたらしいたのしみ方やアウトドアをとりこんだライフスタイルを提案しています。

これは不特定多数の人々に物を販売するという従来のビジネスのやり方とは大きくことなります。

このような点では、アップルのビジネスのやり方と似ているという見方もできます。アップルも、ソフト・ハード・登録制度・直営店といったスタイルをもっています。全体がシステム化されているのが特色です

モンベルのやり方も情報化時代のあたらしいビジネスモデルとして参考になります。情報化時代が本格化してきたことがここにもあらわれているとおもいます。


▼ 注1

▼ 注2


松本美江著『改訂版 英語で日本紹介ハンドブック』は、外国人に英語で日本を紹介するときに役立つハンドブックです。歴史や伝統から現代の暮らしまで、外国人が知りたい「旅行ガイドブックにない日本」約380項目を網羅しています。十二分な情報量があり、これ1冊をもっていれば大抵のことは説明できるようになります。

CONTENTS
Part 1 日本人の暮らし Everyday Life in Japan 
 Chapter 1 家族 Family 
 Chapter 2 住居 Houses 
 Chapter 3 教育 Education 
 Chapter 4 食 Food 
 Chapter 5 家計 Household Budget 
 Chapter 6 社会保障 Social Security 
 Chapter 7 仕事 Work 
 Chapter 8 結婚 Marriage 
 Chapter 9 葬式 Funerals 
 Chapter 10 宗教 Religions 
 Chapter 11 女性 Women's Issues 
 Chapter 12 健康 Health 

Part 2 日本の文化 A Colorful Culture
 Chapter 1 日本語 Japanese Language 
 Chapter 2 芸能・芸術 Theater and the Arts 
 Chapter 3 娯楽 Entertainment and Play 
 Chapter 4 スポーツ Sports 
 Chapter 5 祭り Festivals 
 Chapter 6 年中行事 Annual Events 
 Chapter 7 風物 Particular to Japan 
 Chapter 8 家・旅館 Houses and Inns 
 Chapter 9 精神 Mentality 

Part 3 日本の国土と国家 Geography and National Affairs
 Chapter 1 地形 Geographic Features 
 Chapter 2 人口 Population 
 Chapter 3 気候・天災 Climate/Natural Calamities 
 Chapter 4 政府 Government 
 Chapter 5 シンボル Japanese Symbols 
 Chapter 6 歴史 History 
 Chapter 7 天皇 Emperor 
 Chapter 8 産業 Industry 
 Chapter 9 経済 Economy 
 Chapter 10 交通 Transportation 
 Chapter 11 環境問題 Environmental Problems 
 Chapter 12 社会問題 Social Problems 

日本の世界遺産 World Heritages in Japan
歴史年表 A Chronological Table of Japanese History

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左ページに日本語の説明、右ページに英語というように みやすい対訳式になっています。

外国人がもっとも関心をもっているとおもわれる日本と日本人に関する事柄を、ただしくかつ興味をもってきいてもらえるようにという観点から解説されています。核心をついた簡潔なわかりやすい英語がしめされています。

また「外国人の疑問」の項が充実していて、日本人が想像もしないような意外な質問、知っているけれども説明にこまる質問を、そのこたえかたとともに説明しています。 

来日した外国人を案内するときにも役立ちますが、海外の旅行先で現地の人に日本を紹介するときにもとても役立ちます。日本や日本人のことをこちらから積極的に説明してみると交流がふかまることはいうまでもありません。外国人の疑問や視点はわたしたち日本人にもあらたな視点や刺激をあたえてくれるものです。

外国人に実際に接してみると、わたしたち日本人が日本のことについてわかっていないことが意外に多いことに気づかされます。たとえわかっていたとしても、自分がわかっているということと他人に説明ができるかどうかということは別のことです。

本書は通訳ガイド歴30年のベテラン著者の集大成であり、非常に信頼できる一冊です。携帯ができる Kindle 版 あるいは Kobo 版 をおすすめします。


▼ 引用文献
松本美江著『改訂版 英語で日本紹介ハンドブック』アルク、2014年4月25日
改訂版 英語で日本紹介ハンドブック


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