写真1 第3展示室「新しい生命観 - 宇宙人はいるのか?」
パトリシア=ピッチニーニ《ザ・ルーキー》2015年
(平行法で立体視ができます)
「宇宙と芸術」展は宇宙をイメージするよい機会です。時間・空間・暦・フラクタルをキーにしてイメージするとおもしろいです。
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情報処理・学習・旅行・取材・立体視・環境保全・防災減災・問題解決などの方法をとりあげます
アポロ11号は、1969年7月16日に、サターン V ロケットでうちあげられました。乗組員は次の3飛行士でした。
- 船長:ニール=アームストロング
- 司令船パイロット:マイケル=コリンズ
- 月着陸船パイロット:エドウィン=オルドリン
7月20日午後4時17分(アメリカ東部夏時間)に、月着陸船「イーグル」が月の「静かの海」へ着陸しました。そして午後10時56分、アームストロング飛行士が人類ではじめて月面におりたちました。午後11時16分にはオルドリン飛行士もおりたちました。
2人は、およそ2時間半にわたって船外活動をおこないました。
3人の飛行士は、7月24日午後0時50分に地球へ帰還しました。飛行時間はのべ8日3時間18分でした。
次元とは、1点の位置を決めるために必要な数値の個数であると定義できる。0次元:大きさをもたない「点」の中では、位置を決めようがないので、「点」は0次元である。1次元:「直線」は、基準となる点を決めておき、そこからの距離に相当する1個の数をあたえれば1点の位置がきまるので、1次元である。曲線でも同じことがいえるので曲線も1次元である。2次元:「面」は2次元である。縦と横の目盛りを指定する数値(たとえばX=4,Y=3)をあたえれば1点の位置が決まる。3次元:私たちの暮らす空間は、基準となる点から縦,横,高さの方向の三つの数値で位置を決めることができることから、3次元であるといえる。次元の数は、点が動くことができる軸の数(自由度)とも一致する。1次元では一つ、2次元では縦,横の二つの軸がある。3次元では縦,横,高さの三つの軸がある。1次元には「かたち」はないが、2次元では「かたち」が登場する。3次元では、2次元にはない「立体」が登場する。ある次元の数をもつ空間は、それよりも低次元の空間を内部に含むことができる。
低い次元で不可能なことでも高い次元なら可能である。私たちがものを見るとき、眼球の奥にある「網膜」は、外界からの光を受けとる「2次元」のスクリーンである。そのため、そのスクリーンには物体の像が並行的に映し出される。左右の眼球ははなれた位置にあるため、各スクリーンに映しだされる2次元像は同じにはならない。脳は、左右の網膜に写る像の「ずれ」をもとにして奥行き情報を補っている。私たちが見る3次元像とは、こうして脳内で再構成された「間接的な3次元像」にすぎないのである。アインシュタインにより提唱された「特殊相対性理論」により、3次元空間と1次元の時間はつねに一体となって変化することから、空間(3次元)と時間(1次元)をあわせたものが「4次元時空」とよばれるようになった。アインシュタインは、「一般相対性理論」により、重力の正体が「4次元時空の曲がり」であることを示した。物理学者たちは、現実の世界が4次元(以上の)空間であるかどうかについて、何らかの実験結果が今後数年のうちに得られるだろうと期待している。「超ひも理論」では、宇宙は10次元時空であるとする。私たちが住む3次元空間は、9次元空間に浮かぶ1枚のブレーン(膜)にすぎないと考えるのが「ブレーンワールド」仮説である。