アメリカ西海岸を旅しながら旅行英会話を習得するDVDです。

情報処理(インプット→プロセシング→アウトプット)の観点からは次のような練習をするとよいです。

1.DVDを視聴する
目と耳をしっかりはたらかせて、映像と音声を心の中にきちんとインプットします。

2.映像(イメージ)を想起する
映像を消して、音声だけを聞いて、映像(イメージ)を連続的におもいだします。アイマスクをするとよいです。どこまで正確に想起できるでしょうか。

3.音声を想起する
今度は、音声を消して、映像だけを見て、音声をおもいだします。耳栓をするとよいです。どこまで正確に想起できるでしょうか。さらに、重要な英単語やフレーズをノートに書きだしてみます(アウトプットしてみます)。

1にもどり再確認し、不確実なところは再度インプットします。必要に応じて〔1→2→3〕をくりかえします。

外国語の習得のためには、普通の視聴をただくりかえしているだけでは効果があがりません。ポイントは想起訓練にあります。

想起をくりかえすことで記憶は強化されます。同時に、想起することの楽しさや快感を味わうこともできます。きちんとインプットができるようになれば想起もより快適になります。
 

■ 海外旅行への応用
このようなDVDをつかった練習は、実際に、アメリカ旅行をするときにも役立ちます。

1.インプット
アメリカ旅行をしながら周囲をしっかり見て、映像(イメージ)と音声、その他の感覚を心のなかにインプットします。

2.イメージを想起
ホテル(あるいは自宅)にもどったら、目を閉じて、現地で見たこと(イメージ)をなるべく連続的に想起します。

3.音声を想起
次に、印象的なイメージを想起しながら、英語の音声を想起します。必要に応じて、重要な英単語やフレーズをノートに書きだしておきます(アウトプットしておきます)。

結局、DVDも海外旅行も、見聞きして、記憶して、想起する、ということです。 旅行の連続的な体験を連続的に想起すること、旅行のたのしさや快感とともに想起することがとても大切です。うつくしい風景や印象的な場面を想起することはそれ自体が気持ちよいことであり、また、心の情報処理を快適なものにします。

旅行は、現地にいるときだけがたのしいのではなく、むしろ、かえってきてから本当の味わいがふかまってくるものです。同時に、このような想起の過程を通して外国語も体験とともに身についてきます。

重要な英単語やフレーズをノートに書きだしておけば、それは体験のラベル(標識)になり、現地での体験を統合する役割をはたすと同時に、体験を想起するためのインデックスになります。ノートに記録された英単語を見なおすことにより、その場の体験をイメージとしておもいおこすことができわけです。言葉は想起の道具にもなるのです。

このように、DVDをつかった練習は海外旅行にそのまま応用することができ、外国語の訓練は情報処理を通じて海外旅行の味わいと体験を深化させることになります。


DVD:『トラベラーズ・イングリッシュ 3 アメリカ西海岸編』エキスプレス、2008年03月28

注:記憶法は、狭義では、情報の「記銘→保持→想起」をさしますが、広義では、「インプット → 記銘・保持・想起 → アウトプット」の全体をさします。


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