イメージと語句をむすびつけ、ひとまとまりにして記憶します。ファイルをつくり、活用します。
「NHK ラジオ英会話」の姉妹編「大西泰斗の英会話☆定番レシピ」がEテレではじまりました(注)。定番レシピをもっていればおいしい料理がいつでもつくれるように、「英会話☆定番レシピ」を修得すればどんなときでも外国人と会話ができます。




第1回(2021年9月27日)のダイアローグではタクマとノーランがアズサを食事にさそいます。テレビ番組ですから寸劇を目でみることができ、イメージ(動画)と英語(語句)をむすびつけて、ひとまとまりにして記憶することができます。視覚空間を活用することによって想起もしやすくなります(おもいだしやすくなります)。

このような情報のひとまとまりは情報用語ではファイルといい、ファイルの本体はイメージであり、その表層構造は語句です(図)。言葉は、見出しとしての役割をはたします。


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図 ファイルのモデル


ダイアローグを視聴したら、イメージと語句がひとまとまりになったファイルとして記憶するようにします。このようなファイルをつぎつぎにつくっていけば想起しやすくなるだけでなく、あたらしいファイルを既存のファイルにむすびつけたり、さまざまなファイルをくみあわせてつかったりすることもできるようになります。つまり英語がつかえるようになります。

そもそもよくできたファイルを心のなかにつくり、あたらしいファイルをふるいファイルに結合していくのが記憶法の基本であり、そのためには視覚空間がたいへん役立ちます。

それでは動画のない「ラジオ英会話」はどうかというと、ラジオ番組では、ダイアローグを耳できいてイメージをみずからえがく、つまり想像することが大事です。動画がないから記憶がむずかしいということではなく、イメージを自分でつくればよく、これは、記憶法の実践と同時に、イメージ訓練(心象法の練習)にもなります。

いずれにせよ、イメージと語句をひとまとまりにして心のなかにファイルしていくことが言語修得の秘訣であり、この方法は、英語とはかぎらず何語でもつかえます。もちろん日本語でも。

「大西泰斗の英会話☆定番レシピ」は「ラジオ英会話」と連動しており、両者をあわせて視聴すれば相乗効果があがります。今後の展開がたのしみです。



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▼ 参考文献
『大西泰斗の英会話☆定番レシピ(2021年10月号)』(NHKテキスト)NHK出版、2021年
栗田昌裕著『絶対忘れない! 記憶力超速アップ術』日本文芸社、2010年
2021-09-29 17.52.46


▼ 注
NHK Eテレ「大西泰斗の英会話☆定番レシピ」