はげしい運動はしない。入浴は適度に。トイレでは力まない。過労・飲酒・喫煙をさけ、規則ただしいストレスのない生活をする。
NEWSポストセブンが、新型ウイルスのワクチン接種後になくなった人々の事例を専門医からのアドバイスとともに報告しています(注)。国内で、ワクチンを1回以上接種した人は人口のほぼ半分に達しましたが、接種後に副反応がおこったり死亡したりする人々もふえています。


具体例1)
6月下旬に関西に住む70代の母が1回目のワクチンを接種しました。(中略)接種から2週間後に左半身に違和感が生じた。さらにその1週間後には吐き気と発熱、頭痛の症状が出ました。顔の左側が痙攣するような症状も出たので近所の病院を受診したら、総合病院への入院をすすめられました。そこで精密検査したら、母の脳内に5ccの出血が見つかりました。

具体例2)
7月上旬にワクチンを接種した中日ドラゴンズの木下雄介投手が亡くなりました。27才でした。球団は家族の意向で死因を非公表としていますが、木下投手は1回目の接種から数日後に激しいトレーニングをしている最中に倒れ、心臓の周辺から生じた何らかのトラブルが脳に達して、人工呼吸器を外せなくなったそうです。

具体例3)
5月上旬に1回目のワクチンを打った73才男性は、その4日後にゴルフをしている最中に意識を失った。(中略)倒れていた男性を友人が発見して救急要請し、ドクターヘリで搬送しましたが、救命医療の甲斐もなく男性は息を引きとりました。

具体例4)
5月中旬には、1回目の接種から10日経過した67才男性がテニスをしている最中に卒倒し、心肺停止状態になってこの世を去った。男性は接種後に筋肉痛や体の調子の悪さを訴えてだるそうにしていて、かろうじてウォーキングができる程度だったという。

具体例5)
シンガポールでは、ワクチンを接種した16才男性がスポーツジムで負荷の大きなトレーニングをしている最中に心不全で倒れた。

具体例6)
4月下旬に1回目のワクチンを接種した69才男性は、 その8日後の朝にトイレで意識を失った。朝9時頃にトイレに入って20分ほど出てこないので、家族が確認するとトイレのなかで意識を失っていました。救急搬送するも男性はそのまま死亡し、死因は胸部大動脈解離と診断されました。

具体例7)
47才女性が1回目の接種から5日後の早朝にトイレで心肺停止して、肺塞栓で死亡したケースもあります。

具体例8)
2回目のワクチン接種後に体調不良を訴えた62才男性は、翌日の午前中に入浴している最中に亡くなった。

具体例9)
91才女性は、1回目のワクチン接種の5日後に施設で入浴している際、脳出血を発症して死亡した。

具体例10)
1回目接種の20日後に死亡した65才男性の自宅からは、大量のアルコールとたばこを摂取した形跡が見つかっている。

具体例11)
1回目の接種の5日後に自宅で心肺停止状態で見つかった26才男性は、その前日にダイエットを始めたばかりだった。

具体例12)
4月下旬に1回目を接種した44才女性は、その翌日に朝9時半から午後6時半まで勤務し、翌々日は午後4時から翌朝8時半までの夜勤をこなした。だがその日の深夜、女性は別の勤務先で倒れているところを発見されて帰らぬ人となった。

具体例13)
4月下旬、1回目のワクチンを打った6時間後に強度の胸部圧迫感が生じ、5日後に急性心筋梗塞で亡くなった79才男性はワーファリン(抗凝固薬、血液サラサラ系の薬)を内服していた。(前述した入浴中に死亡した62才男性もワーファリンをのんでいた。)


具体例1の女性には基礎疾患はなく、「接種と病気の因果関係はわからない」と担当医はいいました。さいわい手術は不要と診断され、血圧コントロールと静養をへて2週間で退院しました。

具体例2の木下雄介投手も基礎疾患はなく、屈強なプロ選手でした。彼の死は、球界だけでなく世間に衝撃をあたえました。血液内科医の中村幸嗣さんによると、具体例3・4・5をみてもあきらかなように、ワクチン接種後に何をしていたのかが問題であり、運動をしていて急変した人がおおく、「接種後にダッシュや走り込みなどの無酸素運動をすると、心臓にかかる負担が大きくなるので要注意です。中日の木下投手が接種後に亡くなったのも、ワクチンで心筋炎を発症した状況にハードトレーニングの負荷が加わって、心臓がパンクした可能性があります」と警鐘をならします。接種でよわった体に負荷をかければ死につながる可能性があるので、接種後すくなくとも10日間ははげしい運動をひかえる必要があります。自覚症状のないケースもあるので接種前後のすごし方に十分に注意をはらわなければなりません。

具体例6・7から、力みも、運動と同様に危険をまねくことがわかります。とくに朝方は血圧があがりやすく、そのうえにトイレで力むと血圧が急上昇して脳溢血などをおこすといいます。もともと高血圧などで血管の状態がわるい人がワクチンを接種すると体に負担がかかるため、トイレの力みが最後の一押しになる可能性があるそうです。

具体例8・9からは、入浴にも危険があることがわかります。お湯の温度がたかいとヒートショックが生じて血圧がおおきく変動して失神や心筋梗塞などがひきおこされます。また湯船に長時間つかっていると脱水症状になるおそれがあります。「接種から2週間ほどは体力に過剰な負荷のかかる入り方は避けて、こまめな水分摂取を心がけてほしい」と血液内科医の中村幸嗣さんがアドバイスしています。

具体例10からは、過度の飲酒と喫煙もさけるべきだといえます。過度の飲酒は血流をはやめて循環器に負担をかけます。規則ただしく健康的な生活を心がけ、睡眠や栄養を充分にとってストレスをひかえめにします。

具体例11からは、過度の食事制限もよくないことがわかります。「カロリー制限ダイエットは心身に大きな負担がかかり、体調を崩す原因になります。体調を整える意味でも、接種前後のダイエットは慎んでほしい」と血液内科医の中村幸嗣さんがいいます。

具体例12をみると、はたらきすぎが死をまねくことがわかります。厚労省の報告書は、「その女性に基礎疾患はなく、死因はくも膜下出血であり、体にそれなりの負担があったのではないかと推測するとして、ワクチン接種が体の負担をさらに助長した可能性は否定できない」としました。ワクチン接種後のはたらきすぎが死亡に関係しているかもしれないという見解です。新潟大学名誉教授・岡田正彦さんは、「接種後も過労になるほどの仕事を続けると、免疫力が低下してワクチンの副作用が生じやすくなります。ファイザー製やモデルナ製のワクチンでは副作用として皮下や脳内で出血が生じるリスクがあるので、接種後の過労には要注意です」と指摘しています。

具体例13からは、「血液サラサラ系」の薬を普段からのんでいる場合はもともと血がとまりづらい状態なので脳出血などのリスクがますことがわかります。






2021年8月4日に開催された厚労省のワクチン分科会副反応検討部会は「接種後に死亡が報告された事例が7月30日までに919人にのぼった」と発表しました。内訳は、ファイザー製912人、モデルナ製7人であり、7月25日までに、ファイザー製を接種してなくなった828人のうち最も多かった死因は心不全であり、虚血性心疾患、肺炎、出血性脳卒中、大動脈疾患がつづきます。また接種後の死亡報告事例の約7割が接種から1週間以内に集中していました。

部会に参加した専門家は、「死亡の大半について接種との因果関係は評価できない」とし、つまり、ワクチン接種と死亡の因果関係についてはわからないということです。肺や腎臓など人体のさまざまな部位にワクチンのスパイクたんぱくが副作用を生じさせるのではないかという研究はすすんでいますが、それが、どれだけのリスクをどこにうむのかはまだ不明です。

ワクチンをうつことが直接的な死因になることはないようですが、死につながる引き金になる可能性は否定できません。ワクチンの副反応による体調不良が死亡の最後の一押しになる可能性があります。

したがって上記の事例をまずは参考にして、はげしい運動はしない、入浴は適度に、トイレでは力まない、 過労・飲酒・喫煙はさける、規則ただしいストレスのない生活をするなど、接種後のすごし方に十分配慮することがもとめられます。ワクチンは接種したらおわりではありません。

今回の NEWS ポストセブンの記事は具体的な事実を報告しておりとても参考になります。事実をまずインプットすることが何よりも大事です。



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▼ 注
「ワクチン接種後に亡くなった人々は何をしていたのか? 具体例を紹介」NEWSポストセブン、2021年8月19日
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0c76c59e819101aab5fc4c4baab4b9ffa8c9c7e
https://www.news-postseven.com/archives/20210819_1684442.html?DETAIL
2021-08-25 17.59.43