関係代名詞も関係副詞も「説明ルール」でのりきれます。例外はありません。ますます学習が加速します。
今月は、名詞の修飾、とくに、関係詞節による修飾を重点的に練習しています。この形も、「説明ルール」(説明は後ろに置く)の典型的な形です。






LESSON 81 名詞を過去分詞で説明する

Luckily, the things stolen aren’t so valuable.

まず、主要な名詞「the things」をいいきります。英語の流れに意識を集中します。




LESSON 82 名詞を形容詞で説明する

It was a very mild case—nothing serious at all.

「nothing、someone、anybody」などの名詞は意味がうすく、説明がしばしば必要となり、形容詞がうしろにおかれます。




LESSON 83 名詞を節で説明する

I heard a rumor that something lucky happened to you.

「that」は、「導く」ニュアンスでつかわれます。




LESSON 84 関係代名詞節修飾 ①:空所で組み合わせ

I used a special baking pan I bought □ on line.

節の中に情報が欠落した箇所「空所 □」がある点に注意してください。




LESSON 86 関係代名詞節修飾 ②:関係代名詞 that

Is that the movie that you were talking about □?

「the movie」をしっかり説明する意識で「that」をつけます。「about」の目的語はあけておきます。




LESSON 87 関係代名詞節修飾 ③:関係代名詞 who

He’s the guy who I always see at our local convenience store.

関係代名詞節について、「関係代名詞を使わない」、「that を使う」、「who を使う」という3パターンがあり、もっとも気軽で多用されるのは「関係代名詞を使わない」、正確にむすびつけたいなら「that」、ガッチリと人とむすびつけたいなら「who」をつかいます。




LESSON 88 関係代名詞節修飾 ④:主語位置の空所に注意

That’s the artist who □ painted it.

主語位置に空所があるときには、関係代名詞(that、who、which)をつかってください。




LESSON 89 関係代名詞節修飾 ⑤:関係代名詞 which

The snake which you saw □ in Okinawa is very dangerous.

「The snake」のように「人以外」を説明するときは「which」をつかいます。




LESSON 91 関係代名詞節修飾 ⑥: that 優先

This is the only shop that □ sells “Pluto Wars” figures.

「the only shop」は唯一の「shop」ですから、えらぶ必要はありません。「that」で「導き」、説明します。




LESSON 92 関係代名詞節修飾 ⑦:関係代名詞 whose

I have a friend whose □ father is a famous comedian in Japan.

「その所有するモノで説明したい」と念じながら「a friend」の後ろに「whose father」をならべます。




LESSON 93 関係代名詞節修飾 ⑧:前置詞+関係代名詞

Choose a partner with whom you can share everything.

「文末に残った前置詞を関係代名詞の前に置く」ひと手間を文にくわえます。




LESSON 94 関係副詞節修飾 ①:関係副詞 where

This is the place where I go □ when I want to relax.

「This is the place」のあと、「その場所に行くんだ」と、副詞であることを意識しながら「where I go when 〜」とつづけます。




LESSON 96 関係副詞節修飾 ②:関係副詞 when、why

Tell me the real reason why you want to quit □.

「Tell me the real reason」までまずいいきります。そして何の理由なのかを「why」で展開します。




LESSON 97 関係詞節修飾の完成

The players I hoped □ would play are all busy that day.

空所がどこにあるのか意識してください。




LESSON 98 関係詞節修飾の非制限用法

My brother Deepak, who is a chef, lives in Tokyo.

関係詞をつかって追加情報をねじこみます。




LESSON 99 which の非制限用法

We stayed at the Misonikomi Hotel, which is the place for miso lovers.

「the Misonikomi Hotel」に情報を追加しています。










説明をくわえたければうしろに何でも気軽にならべることができます。「説明ルール」(説明はうしろにおく)は、日本語の語順をわすれ、英語を英語として理解し はなすための重要ルールです。英語と日本語の語順のちがいに注意してください。

日本人の教育者は、かつて漢文を、日本語の語順におきかえて日本語のようによんで理解し教育していたために、その癖が、英語をよむときにもあらわれて “漢文式” 英語読解教育がごく普通におこなわれてしまったのではないでしょうか。外国人とうまくコミュニケーションできない日本人がおおいのはやむをえないことです。

しかし「説明ルール」方式にきりかえれば状況はかわります。ルールをうけいれるかどうか? 決断さえできればがらっとかえられます。

たとえば関係代名詞や関係副詞など、むずかしい “英文法教育” がありますが、正直いって「説明ルール」で十分です。関係代名詞も関係副詞も「説明ルール」の範疇にすべてはいります。例外はありません。例外がないのでルールといえます。ルールには普遍性があります。

学校教育では、たくさんの例外をおしえられ、ひとつひとついちいち暗記しなけれなりませんでした。数学と英語はことなるとおしえられました。

ところがラジオ英会話をきいたら、数学と英語はよく似ているではないですか。ここに、勉強を加速するおおきな秘訣があります。ラジオ英会話をきけば理屈ではなく実践的にこのことがわかります。言語にも法則があるわけです。わたしは、自然現象にかぎらず、あらゆる現象の奥底には法則があるのではないかという仮説をたてています。

こうして、ききとりとはなすこと(インプットとアウトプット)におおくの時間・労力をさくことができ、英会話が上達します。結果的に、筆記試験でもしっかり得点できるようになります。



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▼ 参考文献
『NHK ラジオ英会話』(2021年8月号テキスト)NHK 出版、2021年
2021-08-19 18.21.30



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