きまった場所にほうりこみます。原理・原則をしって学習を加速します。英語観がかわります。
NHK ラジオ英会話、今月のテーマは「位置がわかれば拡張は簡単──基本文型の拡張」です。「節」「to 不定詞」「動詞 -ing 形」「動詞原形」「過去分詞」をつかって基本文型を拡張します。






LESSON 41 主語の拡張 ①:to 不定詞・動詞 -ing 形

To sing is good for your health.

「to sing」を主語の位置にポンとおきます。




LESSON 42 主語の拡張 ②:that 節

That he’s hiding something is obvious.

英語は「配置の言葉」ですから主語の位置におけば主語となります。




LESSON 43 主語の拡張 ③:wh 節・if/whether 節

What you do shows people who you are.

「wh 節」も主語の位置に気軽においてください。




LESSON 44 目的語の拡張 ①:to 不定詞

I want to discover something fantastic like her.

目的語に「to 不定詞」をつかいます。




LESSON 46 目的語の拡張 ②:動詞 -ing 形

Can you stop brushing your teeth over the kitchen sink?

動詞の目的語に「動詞 -ing 形」がつかわれています。「やめる」ためには具体的な状況がなくてはなりません。




LESSON 47 目的語説明型の拡張 ①:知覚構文

I saw you trying to hide something.

「I saw you」のうしろに、何をしているところをみたのか、写真のような情景描写を「動詞 -ing 形」でつけくわえます。




LESSON 48 目的語説明型の拡張 ②:使役構文 make

My wife made me join a gym.

「me が join a gym する」という状況を力をくわえてつくりあげる意識で「make」をつかいます。




LESSON 49 目的語説明型の拡張 ③:使役構文 have

I’ll have him call the customer back, OK?

「have」は動作を感じさせない「静かな」動詞です。




LESSON 51 目的語説明型の拡張 ④:使役構文 let

This app lets you choose from any restaurant in the area.

「you が choose 〜するのを let」という目的語説明型の基本型と「let」のかるい「許す」を意識します。




LESSON 52 目的語説明型の拡張 ⑤:過去分詞

You should have it looked at by a doctor.

「it」が、「looked at by a doctor」という状況を「have」します。




LESSON 53 目的語説明型の拡張 ⑥:to 不定詞

My dentist told me to brush my teeth more often.

「to」のイメージは矢印(→)です。目的語が、「to」以下にすすんでいくことをしめします。




LESSON 54 リポート文の拡張 ①:(that)節

I told you that yesterday’s rehearsal went really well.

「リポート文」は動詞句の内容をうしろにおいた節が説明・展開する「説明ルール」の形です。「I told you」までとりあえずとにかく口にだします。その内容は、あとからゆっくり節をおけばいくらでも説明できます。




LESSON 56 リポート文の拡張 ②:if/whether 節・wh 節

I don’t care if you’re exhausted.

動詞句まで一気に口からだします。「I don’t care」とのべ、「if 節で」内容を展開します。




LESSON 57 命令文 ①:命令文の基本

Please ask the employees to wear business casual.

命令文は、まだおこっていないことを相手にうながす文であり、現在や過去の事実を表す現在形・過去形は当然つかえません。




LESSON 58 命令文 ②:命令文のバリエーション

Don’t be overawed.

禁止を表す命令文は「Don’t」の後ろに動詞原形をおきます。




LESSON 59 there を用いた存在を表す文

There’s a hole in my pocket.

はじめて話に引っ張りこむのが「there 文」の感覚です。いま気がついた「a hole」を話題に引っ張りこみます。









以上のように、「節」「to 不定詞」「動詞 -ing 形」「動詞原形」「過去分詞」をつかって「基本文型」の主語・目的語・説明語句を拡張することができます。基本文型とは、「他動型」「自動型」「説明型」「授与型」「目的語説明型」の5つの文型です。これらとともに、「説明ルール」と「指定ルール」をしっていればどんなことでも英語でのべることができます。きまった場所にこのみの表現をおいていけば簡単に英文がつくれます。さまざまな語句をきまった場所にいれるだけでよいです。それが「配置の言葉」英語です。

ラジオ英会話をきいていれば、英語は配置の言葉であるという原理・原則がよくわかり、英語学習が一気に加速します。結果的に、学習時間を短縮することができます。あまり苦労しないでおおきな効果がえられます。

たとえば数学でも、定理がわかれば学習が一気に加速します。つぎつぎに計算がすすみ、解がえられます。理科でも、法則がわかれば理解が一気にすすみます。全体がみとおせます。こうして、原理・原則をつかえば学習時間が短縮します。数学と物理が得意な受験生は、それらにかける勉強時間がほかの科目にくらべてかなりみじかいのはそのためです。

ラジオ英会話の方法は数学や理科と似たところがあり、大西泰斗先生らは数学や理科もかなり理解されているのではないかとかんがえられます。

英語は、きまった場所にほうりこんでいく気楽な言葉でした。習得しやすいたのしい言語でした。ラジオ英会話をききながら練習すれば、数学の公式に代入するような方式で誰でも自在に英文がつくれるようになります。表現力(アウトプット力)がつよまります。英語観が転換します。





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▼ 参考文献
『NHK ラジオ英会話』(2021年6月号テキスト)NHK 出版、2021年
2021-06-19 17.25.52


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