並列的な編集から直列的な表現へすすみます。類似した情報をひとまとまりにして段落にします。情報を統合します。
NHK ラジオ英会話のテキストには「LETTERS」というコーナーがあり、リスナーの皆さんの感想や体験談などがたくさん掲載されていて参考になります。今回は、2020年度のテキストの「LETTERS」から、のべ36件(毎月3件ずつ)の感想や体験談をピックアップ(抜き書き)し、類比法をつかってこれらをまとめ文章化してみます。
ピックアップした感想や体験談は以下のとおりです。
以上の36件の感想や体験談について、似ている文(情報)をあつめてグループをつくります。
以上のグループ編成にもとづいて文章化(作文)をすすめます。ひとつのグループをひとつの段落にします。
テキストを書店でふと見かけたことがきっかけで聞いてみると、こんなにも楽しく英語が学べるのかと驚きました。英語の隅々まで教えてくださる先生方の熱意と情熱に感謝しながら学んでいます。早起きをして、散歩しながら聞いています。「ホームステイ」が続く中、3人の先生方の明るい声で気持ちも明るくなります。「私にはレベルが高すぎ・・・」と思いながらも、大西先生のギャグにひかれて聞いています。
15分は、あっという間に過ぎてしまいます。金曜日のリスニングチャレンジがわくわくします。
英語を口に出す段になると固まってしまい何も言えない自分がいて、その原因のひとつが、インプットばかりでアウトプットが圧倒的に足りなかったのではないかということです。海外旅行で、思うように英語が通じなくて歯がゆい経験をしたことを思い出します。そこで英文を聞き、自分で声に出し、テキストをまるまる覚えています。すべての英文を5回声に声に出して読みます。「ラジオ英会話」をテキストにして友達3人でおたがいに会話して週1回勉強しています。
文法を、形式的に覚えるのではなく、その背景や成り立ちまで学べるので忘れにくいです。
今まの教育では、このようになぜ直されたのかがよく理解できないことがあったのですが、この番組では、英文法や表現のイメージを丁寧に説明していただいてわかるようになりました。学校で習った英会話とはひと味違う解説でイメージがつかみやすくなりました。イメージレベルで英語を理解できるようになり、「英語」から「日本語」に変換することなく頭で整理できるようになりました。先生方が伝えようとされている英語のイメージがイラストを見ることでスッと頭に入ってきます。
3人の会話(特に最後の1分)も楽しくてまったく飽きることがありません。番組の始めと終わりにある先生方の英会話がわかるときはスカッとしますがわからないときはモヤモヤします。全部わかったらいいのになあ!終了時の会話が完全に聞き取れたときは「やったー!」とうれしく感じます。先生方の楽しそうな会話をそのまま理解できるようになりたいと思います。
毎日、テキストを開き、ストリーミングを聞くことは学ぶ楽しさと知るうれしだということをしみじみ思います。「わかる!」「楽しい!」で、私史上最高の習得の手応えが!英語が好きになりました。毎日聞いて、いろいろな情報が得られ、日々豊かな気持ちになります。
中学校の英語教師を渋谷区でしているので言葉の楽しさを追求することを心がけています。英語を学ぶ楽しさを伝えるには、まず自分が英語を学ぼうと「ラジオ英会話」を続けています。
今年(2020年度)のテーマ「フローを作り出す」はとてもうれしいテーマです。会話をつなげて話を弾ませることができるよう、今年一年頑張ります!「会話の流れ」と「イメージする」という考え方はストンと腑に落ちて楽しく学べるモチベーションになっています。定型表現は、あらゆる場面に出てくる使い勝手のいいものだなと改めて認識しました。
ラジオ英会話を毎日聞き続けたおかげで憧れの大学に合格することができました!イギリスでどれだけ聞き取れて話せるか不安でしたが先生の話が全部聞き取れました。ラジオ英会話の効果に驚きました。シニア海外語学留学でオーストラリアに行ってきました。短期でしたが心によい刺激を受けて、若いときの夢を実現できました。アメリカに住んでいる友人たちに会いに行くのがつぎの目標です。
不安になるときは、このおたよりコーナーを読み返します。仲間がいることが大きなモチベーションになるのです。全国のリスナーさんが、どんな目標を持ってどのように頑張っているのかを知ると、「私も……」と元気が出ます。
先生方、これからも楽しい放送をよろしくお願いします!
みたりきいたりしたことを文章化する場合、日記や旅行記のように、みたりきいたりした順番に時系列で書く方法があります。小説も時系列です。この方法は物語法といえ、誰もがよくおこなっておりとくに説明を要しないとおもいます。
それに対して、えられた情報の類似性に着目して、類似した情報をグループに編成して、ひとつのグループをひとつの段落にするという方法もあります。これは類比法です。
類比法は、マイクロソフト「Word」などのアウトライン機能をつかえば誰でも簡単にできます。アウトライン機能をつかって、まずは、みたりきいたりしたことを箇条書きでどんどん記述し、あとで、全体をみわたしたうえで、類似性に着目してグループ編成をおこないます。そしてアウトラインを解除して通常のワープロモードで文章にします。
類比法はほとんどしられていませんが、やってみるとたいへんおもしろく、おどろくほど情報が整理・統合できます。類比法がうまくいくのは、すでにしっていることと類似なことをおもいついたとき、すでに存在する情報に類似な情報がむすびついたときに “わかった” という気持ちが生じるからです(注)。場合によっては、物語法で書いた内容をあらためて類比法で文章化してもよいでしょう。アウトライン機能を最大限に活用してください。
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情報のひとまとまりを段落にする - 本多勝一著『日本語の作文技術』第七章 -
日本語の原則
▼ 注
すでにしっていることと類似なことをおもいついたときに理解という現象が生じることは万学の祖・アリストテレス(前384〜前322年)がすでに指摘しています。
類似性をつかって理解し記憶し発想する - 特別展「古代ギリシャ - 時空を越えた旅 -」(5)-
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ピックアップした感想や体験談は以下のとおりです。
- イギリスでどれだけ聞き取れて話せるか不安でしたが、先生の話が全部聞き取れました。「ラジオ英会話」の効果に驚きました。(2020年4月号)
- 今まではなぜこのように直されたのかよく理解できないことがあったのですが、この番組で英文法や表現のイメージを丁寧に説明していただき、わかるようになりました。(2020年4月号)
- 不安になるときは、このおたよりコーナーを読み返します。仲間がいることが大きなモチベーションになるのです。(2020年4月号)
- 毎日テキストを開き、ストリーミングを聞くのは、学ぶ楽しさと知るうれしさだとしみじみ思います。(2020年5月号)
- 英語の隅々まで教えてくださろうとする先生方の熱意と情熱に感謝しながら学んでいます。(2020年5月号)
- 番組の始めと終わりにある3人の英会話。わかるときはスカッとしますが、わからないときはモヤモヤします。全部わかったらいいのになあ!(2020年5月号)
- 「ラジオ英会話」を毎日聞き続けたおかげで、憧れの大学に合格することができました!(2020年6月号)
- 学校で習った英会話とはひと味違う解説で、イメージがつかみやすくなりました。(2020年6月号)
- この番組は3人の会話(特に最後の1分)も楽しくて、まったく飽きることがありません。(2020年6月号)
- 毎日聞いて、いろいろな情報が得られ、日々豊かな気持ちになります。(2020年7月号)
- シニア海外語学留学でオーストラリアに行ってきました。短期でしたが、心と体によい刺激を受けて、若いときの夢を実現させました。(2020年7月号)
- 英語を口に出す段になると、固まってしまい何も言えない自分がいます。その原因のひとつが、インプットばかりでアウトプットが圧倒的に足りなかったのではないか、ということです。(2020年7月号)
- 書店でテキストをふと見かけたことがきっかけで聞いてみると、こんなにも楽しく英語が学べるのかと驚きました。(2020年8月号)
- 文法を形式的に覚えるのではなく、その背景や成り立ちのようなことまで学べるので、忘れにくいです。(2020年8月号)
- 英語をイメージレベルで理解できるようになり、「英語」から「日本語」に変換することなく頭で整理できるようになりました。(2020年8月号)
- 渋谷区で中学校の英語教師をしております。言葉の楽しさを追求することを心がけています。(2020年9月号)
- 先生方が伝えようとされている英語のイメージが、イラストを見ることで、スッと頭に入ってきます。(2020年9月号)
- 「わかる!」「楽しい!」で、私史上最高の習得の手応えが!英語が好きになりました。(2020年9月号)
- 「ステイホーム」が続く中、3人の先生方の明るい声で気持ちも明るくなります。ありがとうございます。(2020年10月号)
- 早起きをして、散歩しながらいつも聞いています。(2020年10月号)
- 「私にはレベルが高すぎ……」と思いながらも、大西先生のギャグにひかれて聞いています。(2020年10月号)
- 今年のテーマ、「フローを作り出す」はとてもうれしいテーマです。会話をつなげて話を弾ませることができるよう、今年一年頑張ります!(2020年11月号)
- アメリカに住んでいる友人たちに会いに行くのが目標です。(2020年11月号)
- 英語を学ぶ楽しさを伝えるには、まず自分が英語を学ぼうと「ラジオ英会話」を続けています。(2020年11月号)
- 終了時の会話を完全に聞き取れたときは、「やったー!」とうれしく感じます。(2020年12月号)
- 英文を聞き、自分で声に出し、テキストをまるまる覚えています。(2020年12月号)
- 金曜日のリスニングチャレンジがわくわくします。(2020年12月号)
- 週1回、友達3人でこの「ラジオ英会話」をテキストに、お互い会話し合って勉強しています。(2021年1月号)
- 定型表現は、あらゆる場面に出てくる使い勝手のいいものだな、と改めて認識しました。(2021年1月号)
- 15分はあっという間に過ぎてしまいます。(2021年1月号)
- 「会話の流れ」と「イメージする」という考え方はストンと腑に落ちて、楽しく学べるモチベーションになっています。(2021年2月号)
- 全国のリスナーさんが、どんな目標を持ってどのように頑張っているのかを知ると、「私も……」と元気が出るのです。(2021年2月号)
- 先生方、これからも楽しい放送をよろしくお願いします!(2021年2月号)
- 海外旅行で思うように英語が通じなくて歯がゆい経験をしたことを思い出しました。(2021年3月号)
- 3人の先生方の楽しそうな会話を、そのまま理解できるようになりたいと思っています。(2021年3月号)
- すべての英文を5回声に出して読んでいます。(2021年3月号)
以上の36件の感想や体験談について、似ている文(情報)をあつめてグループをつくります。
- 書店でテキストをふと見かけたことがきっかけで聞いてみると、こんなにも楽しく英語が学べるのかと驚きました。(2020年8月号)
- 英語の隅々まで教えてくださろうとする先生方の熱意と情熱に感謝しながら学んでいます。(2020年5月号)
- 早起きをして、散歩しながらいつも聞いています。(2020年10月号)
- 「ステイホーム」が続く中、3人の先生方の明るい声で気持ちも明るくなります。ありがとうございます。(2020年10月号)
- 「私にはレベルが高すぎ……」と思いながらも、大西先生のギャグにひかれて聞いています。(2020年10月号)
- 15分はあっという間に過ぎてしまいます。(2021年1月号)
- 金曜日のリスニングチャレンジがわくわくします。(2020年12月号)
- 英語を口に出す段になると、固まってしまい何も言えない自分がいます。その原因のひとつが、インプットばかりでアウトプットが圧倒的に足りなかったのではないか、ということです。(2020年7月号)
- 海外旅行で思うように英語が通じなくて歯がゆい経験をしたことを思い出しました。(2021年3月号)
- 英文を聞き、自分で声に出し、テキストをまるまる覚えています。(2020年12月号)
- すべての英文を5回声に出して読んでいます。(2021年3月号)
- 週1回、友達3人でこの「ラジオ英会話」をテキストに、お互い会話し合って勉強しています。(2021年1月号)
- 文法を形式的に覚えるのではなく、その背景や成り立ちのようなことまで学べるので、忘れにくいです。(2020年8月号)
- 今まではなぜこのように直されたのかよく理解できないことがあったのですが、この番組で英文法や表現のイメージを丁寧に説明していただき、わかるようになりました。(2020年4月号)
- 学校で習った英会話とはひと味違う解説で、イメージがつかみやすくなりました。(2020年6月号)
- 英語をイメージレベルで理解できるようになり、「英語」から「日本語」に変換することなく頭で整理できるようになりました。(2020年8月号)
- 先生方が伝えようとされている英語のイメージが、イラストを見ることで、スッと頭に入ってきます。(2020年9月号)
- この番組は3人の会話(特に最後の1分)も楽しくて、まったく飽きることがありません。(2020年6月号)
- 番組の始めと終わりにある3人の英会話。わかるときはスカッとしますが、わからないときはモヤモヤします。全部わかったらいいのになあ!(2020年5月号)
- 3人の先生方の楽しそうな会話を、そのまま理解できるようになりたいと思っています。(2021年3月号)
- 終了時の会話を完全に聞き取れたときは、「やったー!」とうれしく感じます。(2020年12月号)
- 毎日テキストを開き、ストリーミングを聞くのは、学ぶ楽しさと知るうれしさだとしみじみ思います。(2020年5月号)
- 「わかる!」「楽しい!」で、私史上最高の習得の手応えが!英語が好きになりました。(2020年9月号)
- 毎日聞いて、いろいろな情報が得られ、日々豊かな気持ちになります。(2020年7月号)
- 渋谷区で中学校の英語教師をしております。言葉の楽しさを追求することを心がけています。(2020年9月号)
- 英語を学ぶ楽しさを伝えるには、まず自分が英語を学ぼうと「ラジオ英会話」を続けています。(2020年11月号)
- 今年のテーマ、「フローを作り出す」はとてもうれしいテーマです。会話をつなげて話を弾ませることができるよう、今年一年頑張ります!(2020年11月号)
- 「会話の流れ」と「イメージする」という考え方はストンと腑に落ちて、楽しく学べるモチベーションになっています。(2021年2月号)
- 定型表現は、あらゆる場面に出てくる使い勝手のいいものだな、と改めて認識しました。(2021年1月号)
- 「ラジオ英会話」を毎日聞き続けたおかげで、憧れの大学に合格することができました!(2020年6月号)
- イギリスでどれだけ聞き取れて話せるか不安でしたが、先生の話が全部聞き取れました。「ラジオ英会話」の効果に驚きました。(2020年4月号)
- シニア海外語学留学でオーストラリアに行ってきました。短期でしたが、心とによい刺激を受けて、若いときの夢を実現させました。(2020年7月号)
- アメリカに住んでいる友人たちに会いに行くのが目標です。(2020年11月号)
- 不安になるときは、このおたよりコーナーを読み返します。仲間がいることが大きなモチベーションになるのです。(2020年4月号)
- 全国のリスナーさんが、どんな目標を持ってどのように頑張っているのかを知ると、「私も……」と元気が出るのです。(2021年2月号)
- 先生方、これからも楽しい放送をよろしくお願いします!(2021年2月号)
以上のグループ編成にもとづいて文章化(作文)をすすめます。ひとつのグループをひとつの段落にします。
テキストを書店でふと見かけたことがきっかけで聞いてみると、こんなにも楽しく英語が学べるのかと驚きました。英語の隅々まで教えてくださる先生方の熱意と情熱に感謝しながら学んでいます。早起きをして、散歩しながら聞いています。「ホームステイ」が続く中、3人の先生方の明るい声で気持ちも明るくなります。「私にはレベルが高すぎ・・・」と思いながらも、大西先生のギャグにひかれて聞いています。
15分は、あっという間に過ぎてしまいます。金曜日のリスニングチャレンジがわくわくします。
英語を口に出す段になると固まってしまい何も言えない自分がいて、その原因のひとつが、インプットばかりでアウトプットが圧倒的に足りなかったのではないかということです。海外旅行で、思うように英語が通じなくて歯がゆい経験をしたことを思い出します。そこで英文を聞き、自分で声に出し、テキストをまるまる覚えています。すべての英文を5回声に声に出して読みます。「ラジオ英会話」をテキストにして友達3人でおたがいに会話して週1回勉強しています。
文法を、形式的に覚えるのではなく、その背景や成り立ちまで学べるので忘れにくいです。
今まの教育では、このようになぜ直されたのかがよく理解できないことがあったのですが、この番組では、英文法や表現のイメージを丁寧に説明していただいてわかるようになりました。学校で習った英会話とはひと味違う解説でイメージがつかみやすくなりました。イメージレベルで英語を理解できるようになり、「英語」から「日本語」に変換することなく頭で整理できるようになりました。先生方が伝えようとされている英語のイメージがイラストを見ることでスッと頭に入ってきます。
3人の会話(特に最後の1分)も楽しくてまったく飽きることがありません。番組の始めと終わりにある先生方の英会話がわかるときはスカッとしますがわからないときはモヤモヤします。全部わかったらいいのになあ!終了時の会話が完全に聞き取れたときは「やったー!」とうれしく感じます。先生方の楽しそうな会話をそのまま理解できるようになりたいと思います。
毎日、テキストを開き、ストリーミングを聞くことは学ぶ楽しさと知るうれしだということをしみじみ思います。「わかる!」「楽しい!」で、私史上最高の習得の手応えが!英語が好きになりました。毎日聞いて、いろいろな情報が得られ、日々豊かな気持ちになります。
中学校の英語教師を渋谷区でしているので言葉の楽しさを追求することを心がけています。英語を学ぶ楽しさを伝えるには、まず自分が英語を学ぼうと「ラジオ英会話」を続けています。
今年(2020年度)のテーマ「フローを作り出す」はとてもうれしいテーマです。会話をつなげて話を弾ませることができるよう、今年一年頑張ります!「会話の流れ」と「イメージする」という考え方はストンと腑に落ちて楽しく学べるモチベーションになっています。定型表現は、あらゆる場面に出てくる使い勝手のいいものだなと改めて認識しました。
ラジオ英会話を毎日聞き続けたおかげで憧れの大学に合格することができました!イギリスでどれだけ聞き取れて話せるか不安でしたが先生の話が全部聞き取れました。ラジオ英会話の効果に驚きました。シニア海外語学留学でオーストラリアに行ってきました。短期でしたが心によい刺激を受けて、若いときの夢を実現できました。アメリカに住んでいる友人たちに会いに行くのがつぎの目標です。
不安になるときは、このおたよりコーナーを読み返します。仲間がいることが大きなモチベーションになるのです。全国のリスナーさんが、どんな目標を持ってどのように頑張っているのかを知ると、「私も……」と元気が出ます。
先生方、これからも楽しい放送をよろしくお願いします!
*
みたりきいたりしたことを文章化する場合、日記や旅行記のように、みたりきいたりした順番に時系列で書く方法があります。小説も時系列です。この方法は物語法といえ、誰もがよくおこなっておりとくに説明を要しないとおもいます。
それに対して、えられた情報の類似性に着目して、類似した情報をグループに編成して、ひとつのグループをひとつの段落にするという方法もあります。これは類比法です。
類比法は、マイクロソフト「Word」などのアウトライン機能をつかえば誰でも簡単にできます。アウトライン機能をつかって、まずは、みたりきいたりしたことを箇条書きでどんどん記述し、あとで、全体をみわたしたうえで、類似性に着目してグループ編成をおこないます。そしてアウトラインを解除して通常のワープロモードで文章にします。
類比法はほとんどしられていませんが、やってみるとたいへんおもしろく、おどろくほど情報が整理・統合できます。類比法がうまくいくのは、すでにしっていることと類似なことをおもいついたとき、すでに存在する情報に類似な情報がむすびついたときに “わかった” という気持ちが生じるからです(注)。場合によっては、物語法で書いた内容をあらためて類比法で文章化してもよいでしょう。アウトライン機能を最大限に活用してください。
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情報のひとまとまりを段落にする - 本多勝一著『日本語の作文技術』第七章 -
日本語の原則
▼ 注
すでにしっていることと類似なことをおもいついたときに理解という現象が生じることは万学の祖・アリストテレス(前384〜前322年)がすでに指摘しています。
類似性をつかって理解し記憶し発想する - 特別展「古代ギリシャ - 時空を越えた旅 -」(5)-
▼ 関連テキスト
NHK ラジオ英会話(Amazon)

▼ 関連教材