係助詞「は」は題目をあらわします。格助詞「が」は主格をしめします。 係助詞「は」は、格助詞「が」「の」「に」「を」を兼務します。
日本語の原則(注)にしたがって以下の例文を修正します。
構造化します。
語順の原則(ながい修飾語ほど先に)にしたがって再構造化します。

「ダーウィンは」は、ダーウィンについてのべるならばという心もちでこの文の題目(課題・主題・話題)をしめしたものであり題目語です。この文は、「ダーウィン」が「異論をとなえた」ということをつたえており、「ダーウィンが」を「ダーウィンは」とすることで題目をしめしています。 係助詞「は」は格助詞「が」を兼務し、「ダーウィンは」の「は」には「が」が潜在しています。
題目語をもっとはっきりしめしたければ前にもってきます。テンの原則(逆順)によりテンをうちます。
例文76)は、必要なテンがうたれていませんでした。また「神が」の配置が不適切でした。
構造化します。

語順の原則にしたがって再構造化します。例文77)は2つの文からなります。

前半の文の題目語は「会食は」であり、後半の文の題目語は「総務省は」です。これらを強調してしめしたければ前にもってきます。テンの原則(逆順)によりテンをうちます。
すっきりしました。
構造化します。

語順の原則にしたがって再構造化します。

「9日分かった」の部分は、「9日分」と漢字がつづいてわかりにくいため漢字とカナの原則にしたがって「9日わかった」とします。漢字がつづいてわかりにくいからといってテンをうってはいけません。
「東電が」を強調したければ前にもってきます。テンの原則(逆順)によりテンをうちます。
例文78)には題目語はありません。なくても文がなりたちます。しかし「東電」についてのべることをはっきりしめしたければ(題目を提示したければ)「東電が」を「東電は」とします。「は」に「が」が潜在します(「は」は「が」を兼務します)。
「保管タンク」を題目にすることもできます。「保管タンクの」を「「保管タンクは」にします。「は」に「の」が潜在します(「は」は「の」を兼務します)。
「政府の処分方針決定後」を題目にすることもできます。「政府の処分方針決定後に」を「政府の処分方針決定後は」とします。「は」に「に」が潜在します(「は」は「に」を兼務します)。
「保管タンクの増設」を題目にすることもできます。「保管タンクの増設を」を「「保管タンクの増設は」とします。「は」に「を」が潜在します(「は」は「を」を兼務します)。
とてもながい題目語も可能です。「政府の処分方針決定後に保管タンクの増設を東電が表明する見通しになったことが」を「政府の処分方針決定後に保管タンクの増設を東電が表明する見通しになったことは」とします。「は」に「が」が潜在します(「は」は「が」を兼務します)。
何についてのべたいのかをはっきりさせる必要があります。係助詞「は」は題目をあらわし(「は」の本務)、格助詞「が」「の」「に」「を」を兼務します。
構造化します。

語順の原則にしたがって再構造化します。
例文79)は、語順の原則がまったくできていないためにわかりにくい文になっています。また「公式の場で」のあとのテンはいりません。不要なテンをうつとますますわかりにくくなります。
この文は、「日本語訳の字幕」で「東の海と表記された」ことをつたえており、「日本語訳の字幕では」とすることで題目をしめします。場所・手段・原因をあらわす格助詞に「で」があり、場所をあらわす「で」は「は」が兼務できますが、手段・原因をあらわす「で」は兼務できず、「〜では」となります。
例)「菊まつりが新宿御苑で始まっています」ということを相手につたえるとき、「菊まつりは新宿御苑で始まっています」とも「新宿御苑は菊まつりが始まっています」ともいえます。「わたしが見た事をメールで報告します」とつたえるとき、「わたしは見た事をメールで報告します」、「見た事はわたしがメールで報告します」とはいえますが、「メールはわたしが見た事を報告します」とはいえず、「メールではわたしが見た事を報告します」となります。
構造化します。

語順の原則にしたがって再構造化します。
例文80)は、「事故直前の映像を分析した結果、落下し」なのか、「事故直前の映像を分析した結果、衝突した」のか、「事故直前の映像を分析した結果、報じた」のか、わかりにくいです。実際には、「事故直前の映像を分析した結果」を「台湾の中央通信」が「報じた」ということではないでしょうか。「事故直前の映像を分析した」のは「運輸安全調査委員会」であるとおもわれます。そうだとすれば「を」が必要です。「を」のかわりにテンをうってはいけません。
わかりやすい文にするために、テンの原則(ながい修飾語)にしたがって、「作業車が線路に先に落下し走ってきた列車が衝突したと」のあとにテンをうちます。
例文80)では、「作業車が線路に落下し」のあとのテンがありますが、これを「て」にかえます。
「台湾の中央中通信は」(題目語)と「4日」(日付)を強調したければ前にもってきます。テンの原則(逆順)によりテンをうちます。
例文80)は、日本語の基本ができていませんでした。たくさんテンをうてばよいというわけではありません。
たとえば「フェネック」についてデジタル大辞泉(小学館)でしらべるとつぎのようにでています。
これを文であらわすとつぎのようになります。
ここでは、「フェネックが」とすることはできません。「フェネックは」とすることで、フェネックについて説明するという気持ちで題目をしめすことができます。そして題目は、テン(読点)とマル(句点)をとびこえてあとの文にもはたらきます。あとの文で、「フェネックは・・・、フェネックは・・・。フェネックは・・・」とくりかえす必要はありません。
このように、「〜は」と表記することによって題目(課題・主題・話題)をあらわすことができ、その文や段落が何についてのべようとしているのかをはっきりしめせます。
文や段落は、情報(メッセージ)のひとまとまりであり、題目語は、情報のひとまとまりの見出しあるいは目印といってもよいでしょう。情報のひとまとまりを情報用語にしたがって「ファイル」というならば、ファイルの見出しの役割を題目語ははたします(図)。

ファイルを球でモデル化しています。ファイルは、表層構造と情報の本体の2層構造からなり、表層構造が題目語(見出し)です。
▼ 注
日本語の作文法 − 日本語の原則 −
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本多勝一著『日本語の作文技術(新版)』朝日新聞出版、2015年
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梅棹忠夫著『知的財産の技術』(岩波新書)岩波書店、1969年
栗田昌裕著『「速く・わかりやすく」書く技術』(ベスト新書)ベストセラーズ、2005年







例文76)
ダーウィンは神が生物種のひとつを創造したというビクトリア朝時代の定説に異論を唱えた。(日経サイエンス, 2021.1.1)
例文77)
総務省は会食は利害関係者からの供応接待にあたり、国家公務員倫理法違反にあたる可能性があるとして調査している。(産経新聞, 2021.2.18)
例文78)
東電が政府の処分方針決定後に保管タンクの増設を表明する見通しになったことが9日、分かった。(河北新報, 2021.03.10)
例文79)
歌詞の中に「東海」という韓国側が公式の場で、日本海の呼称に併記すべきだと主張している字句があり、日本語訳の字幕では「東の海」と表記された。(中日スポーツ, 2021.3.24)
例文80)
台湾の中央通信は4日、運輸安全調査委員会関係者の話として、事故直前の映像を分析した結果、先に作業車が線路に落下し、走ってきた列車が衝突したと報じた。(読売新聞オンライン, 2021.4.4)
例文76)
ダーウィンは神が生物種のひとつを創造したというビクトリア朝時代の定説に異論を唱えた。
構造化します。

語順の原則(ながい修飾語ほど先に)にしたがって再構造化します。

- 生物種のひとつを神が創造したというビクトリア朝時代の定説にダーウィンは異論を唱えた。
「ダーウィンは」は、ダーウィンについてのべるならばという心もちでこの文の題目(課題・主題・話題)をしめしたものであり題目語です。この文は、「ダーウィン」が「異論をとなえた」ということをつたえており、「ダーウィンが」を「ダーウィンは」とすることで題目をしめしています。 係助詞「は」は格助詞「が」を兼務し、「ダーウィンは」の「は」には「が」が潜在しています。
題目語をもっとはっきりしめしたければ前にもってきます。テンの原則(逆順)によりテンをうちます。
- ダーウィンは、生物種のひとつを神が創造したというビクトリア朝時代の定説に異論を唱えた。
例文76)は、必要なテンがうたれていませんでした。また「神が」の配置が不適切でした。
例文77)
総務省は会食は利害関係者からの供応接待にあたり、国家公務員倫理法違反にあたる可能性があるとして調査している。
構造化します。

語順の原則にしたがって再構造化します。例文77)は2つの文からなります。

- 利害関係者からの供応接待に会食はあたり、国家公務員倫理法違反にあたる可能性があるとして総務省は調査している。
前半の文の題目語は「会食は」であり、後半の文の題目語は「総務省は」です。これらを強調してしめしたければ前にもってきます。テンの原則(逆順)によりテンをうちます。
- 会食は、利害関係者からの供応接待にあたり、総務省は、国家公務員倫理法違反にあたる可能性があるとして調査している。
すっきりしました。
例文78)
東電が政府の処分方針決定後に保管タンクの増設を表明する見通しになったことが9日、分かった。
構造化します。

語順の原則にしたがって再構造化します。

- 政府の処分方針決定後に保管タンクの増設を東電が表明する見通しになったことが9日分かった。
「9日分かった」の部分は、「9日分」と漢字がつづいてわかりにくいため漢字とカナの原則にしたがって「9日わかった」とします。漢字がつづいてわかりにくいからといってテンをうってはいけません。
- 政府の処分方針決定後に保管タンクの増設を東電が表明する見通しになったことが9日わかった。
「東電が」を強調したければ前にもってきます。テンの原則(逆順)によりテンをうちます。
- 東電が、政府の処分方針決定後に保管タンクの増設を表明する見通しになったことが9日わかった。
例文78)には題目語はありません。なくても文がなりたちます。しかし「東電」についてのべることをはっきりしめしたければ(題目を提示したければ)「東電が」を「東電は」とします。「は」に「が」が潜在します(「は」は「が」を兼務します)。
- 東電は、政府の処分方針決定後に保管タンクの増設を表明する見通しになったことが9日わかった。
「保管タンク」を題目にすることもできます。「保管タンクの」を「「保管タンクは」にします。「は」に「の」が潜在します(「は」は「の」を兼務します)。
- 保管タンクは、政府の処分方針決定後に東電が増設を表明する見通しになったことが9日わかった。
「政府の処分方針決定後」を題目にすることもできます。「政府の処分方針決定後に」を「政府の処分方針決定後は」とします。「は」に「に」が潜在します(「は」は「に」を兼務します)。
- 政府の処分方針決定後は、保管タンクの増設を東電が表明する見通しになったことが9日わかった。
「保管タンクの増設」を題目にすることもできます。「保管タンクの増設を」を「「保管タンクの増設は」とします。「は」に「を」が潜在します(「は」は「を」を兼務します)。
- 保管タンクの増設は、政府の処分方針決定後に東電が表明する見通しになったことが9日わかった。
とてもながい題目語も可能です。「政府の処分方針決定後に保管タンクの増設を東電が表明する見通しになったことが」を「政府の処分方針決定後に保管タンクの増設を東電が表明する見通しになったことは」とします。「は」に「が」が潜在します(「は」は「が」を兼務します)。
- 政府の処分方針決定後に保管タンクの増設を東電が表明する見通しになったことは9日わかった。
何についてのべたいのかをはっきりさせる必要があります。係助詞「は」は題目をあらわし(「は」の本務)、格助詞「が」「の」「に」「を」を兼務します。
例文79)
歌詞の中に「東海」という韓国側が公式の場で、日本海の呼称に併記すべきだと主張している字句があり、日本語訳の字幕では「東の海」と表記された。
構造化します。

語順の原則にしたがって再構造化します。

- 日本海の呼称に併記すべきだと公式の場で韓国側が主張している「東海」という字句が歌詞の中にあり、日本語訳の字幕では「東の海」と表記された。
例文79)は、語順の原則がまったくできていないためにわかりにくい文になっています。また「公式の場で」のあとのテンはいりません。不要なテンをうつとますますわかりにくくなります。
この文は、「日本語訳の字幕」で「東の海と表記された」ことをつたえており、「日本語訳の字幕では」とすることで題目をしめします。場所・手段・原因をあらわす格助詞に「で」があり、場所をあらわす「で」は「は」が兼務できますが、手段・原因をあらわす「で」は兼務できず、「〜では」となります。
例)「菊まつりが新宿御苑で始まっています」ということを相手につたえるとき、「菊まつりは新宿御苑で始まっています」とも「新宿御苑は菊まつりが始まっています」ともいえます。「わたしが見た事をメールで報告します」とつたえるとき、「わたしは見た事をメールで報告します」、「見た事はわたしがメールで報告します」とはいえますが、「メールはわたしが見た事を報告します」とはいえず、「メールではわたしが見た事を報告します」となります。
例文80)
台湾の中央通信は4日、運輸安全調査委員会関係者の話として、事故直前の映像を分析した結果、先に作業車が線路に落下し、走ってきた列車が衝突したと報じた。
構造化します。

語順の原則にしたがって再構造化します。

- 作業車が線路に先に落下し走ってきた列車が衝突したと運輸安全調査委員会関係者の話として事故直前の映像を分析した結果台湾の中央通信は4日報じた。
例文80)は、「事故直前の映像を分析した結果、落下し」なのか、「事故直前の映像を分析した結果、衝突した」のか、「事故直前の映像を分析した結果、報じた」のか、わかりにくいです。実際には、「事故直前の映像を分析した結果」を「台湾の中央通信」が「報じた」ということではないでしょうか。「事故直前の映像を分析した」のは「運輸安全調査委員会」であるとおもわれます。そうだとすれば「を」が必要です。「を」のかわりにテンをうってはいけません。
- 作業車が線路に先に落下し走ってきた列車が衝突したと運輸安全調査委員会関係者の話として事故直前の映像を分析した結果を台湾の中央通信は4日報じた。
わかりやすい文にするために、テンの原則(ながい修飾語)にしたがって、「作業車が線路に先に落下し走ってきた列車が衝突したと」のあとにテンをうちます。
- 作業車が線路に先に落下し走ってきた列車が衝突したと、運輸安全調査委員会関係者の話として事故直前の映像を分析した結果を台湾の中央通信は4日報じた。
例文80)では、「作業車が線路に落下し」のあとのテンがありますが、これを「て」にかえます。
- 作業車が線路に先に落下して走ってきた列車が衝突したと、運輸安全調査委員会関係者の話として事故直前の映像を分析した結果を台湾の中央通信は4日報じた。
「台湾の中央中通信は」(題目語)と「4日」(日付)を強調したければ前にもってきます。テンの原則(逆順)によりテンをうちます。
- 台湾の中央通信は4日、作業車が線路に先に落下して走ってきた列車が衝突したと、運輸安全調査委員会関係者の話として事故直前の映像を分析した結果を報じた。
例文80)は、日本語の基本ができていませんでした。たくさんテンをうてばよいというわけではありません。
*
たとえば「フェネック」についてデジタル大辞泉(小学館)でしらべるとつぎのようにでています。
フェネック
イヌ科の哺乳類。体長35~40センチ、体重約1.5キロで、イヌ科では最も小さい。毛は淡黄褐色で、耳が大きくとがる。アフリカ北部の砂漠にすむ。
これを文であらわすとつぎのようになります。
- フェネックはイヌ科の哺乳類である。体長35~40センチ、体重約1.5キロで、イヌ科では最も小さい。毛は淡黄褐色で、耳が大きくとがる。アフリカ北部の砂漠にすむ。
ここでは、「フェネックが」とすることはできません。「フェネックは」とすることで、フェネックについて説明するという気持ちで題目をしめすことができます。そして題目は、テン(読点)とマル(句点)をとびこえてあとの文にもはたらきます。あとの文で、「フェネックは・・・、フェネックは・・・。フェネックは・・・」とくりかえす必要はありません。
このように、「〜は」と表記することによって題目(課題・主題・話題)をあらわすことができ、その文や段落が何についてのべようとしているのかをはっきりしめせます。
文や段落は、情報(メッセージ)のひとまとまりであり、題目語は、情報のひとまとまりの見出しあるいは目印といってもよいでしょう。情報のひとまとまりを情報用語にしたがって「ファイル」というならば、ファイルの見出しの役割を題目語ははたします(図)。

図 ファイルと題目語
ファイルを球でモデル化しています。ファイルは、表層構造と情報の本体の2層構造からなり、表層構造が題目語(見出し)です。
▼ 注
日本語の作文法 − 日本語の原則 −
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本多勝一著『日本語の作文技術』をつかいこなす - まとめ -
語順とテンの原則 - 本多勝一『実戦・日本語の作文技術』-
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日本語法を理解する - 三上章『続・現代語法序説 - 主語廃止論 -』-
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本多勝一著『日本語の作文技術(新版)』朝日新聞出版、2015年
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川喜田二郎著『発想法(改版)』(中公新書)中央公論新社、2017年
梅棹忠夫著『知的財産の技術』(岩波新書)岩波書店、1969年
栗田昌裕著『「速く・わかりやすく」書く技術』(ベスト新書)ベストセラーズ、2005年