基本文型を習得します。配置をイメージしポンといれます。応用がききます。
NHK ラジオ英会話、今月のテーマは「基本文型で意志は伝わる」です。基本文型をマスターすれば意味のとおる文を口からすぐにだせるようになります。






LESSON 21 基本文型 説明型 ①:be 動詞文の基本

I’m a filmmaker.

be 動詞は、「=(イコール)」を意味するだけのつなぎの言葉です。




LESSON 22 基本文型 説明型 ②:前置詞句を説明語句に

She is in a meeting with Ms. Brant and Mr. Yamamoto.

説明語句の位置に前置詞句をおくタイプの文です。




LESSON 23 基本文型 説明型 ③: to 不定詞を説明語句に

My goal is to become an astronaut.

「to」のイメージは矢印(→)です。




LESSON 24 基本文型 説明型 ④:(that)節・if/whether 節を説明語句に

The problem is it won’t fit into the house.

「The problem is」のうしろに、「it won’t fit into the house」をひとまとまりとして感じます。




LESSON 26 基本文型 説明型 ⑤: wh 節を説明語句に

This is where I proposed to your mother.

be 動詞の説明型でつかわれる「説明語句」に wh 節をおきます。




LESSON 27 基本文型 説明型 ⑥:動詞 -ing 形を説明語句に

I’m making a drone.

「making a drone」ひとまとまりとして意識します。




LESSON 28 基本文型 説明型 ⑦:過去分詞を説明語句に

This picture was painted by an amateur.

説明語句に過去分詞(~される)を使った be 動詞文 です。主語「this picture」を「painted by an amateur」が説明し、「この絵=アマチュアによって描かれた」です。




LESSON 29 基本文型 説明型 ⑧:オーバーラッピング基礎

You look exhausted.

「you = exhausted」にみえるという感じであり、動詞の意味が文全体を「覆う」ように作用します。be 動詞以外がつかわれる説明型を「説明型オーバーラッピング」とよびます。




LESSON 31 基本文型 説明型 ⑨:オーバーラッピングで「変化」

Just stay calm.

「A = B〔になる・のままでいる〕」を意識します。




LESSON 32 基本文型 説明型 ⑩:オーバーラッピングでの go、come

The avocados went bad.

「the avocados = bad」が基本的な意味であり、「go の変化」でそれをつつみます。




LESSON 33 基本文型 授与型 ①:基礎

Just give me two weeks.

ポンポンと目的語をほうりこみます。




LESSON 34 基本文型 授与型 ②:さまざまな動詞で授与型

Please don’t buy her flowers.

動詞のうしろに、「her」と「flowers」をポンポンとほうりこみます。




LESSON 36 基本文型 授与型 ③:マイナスの授与

That figure cost me a fortune.

「マイナスの授与」を意識して、動詞のうしろに、「me」と「a fortune」をポンポンとほうりこみます。




LESSON 37 基本文型 目的語説明型 ①:基礎

Please call me Yuko.

「call」のうしろに目的語をポン、説明語句をポン。




LESSON 38 基本文型 目的語説明型 ②:形容詞・前置詞句

Ms. Jetz has dyed her hair bright pink!

「her hair = bright pink」を意識します。




LESSON 39 文の意味は文型が決める

Your English has gotten so much better!

基本は「your English = so much better」であり、文全体を、「get」による「変化(~になる)」でホワッとつつみこみます。






配置で「ポン」、こんな簡単なことだったのか! これで学習が加速します。

今月は、基本文型として、先月の「他動型」「自動型」にひきつづき、「説明型」「授与型」「目的語説明型」を練習しています。英語は「配置の言葉」であり、配置をきめるのは「指定ルール」「説明ルール」と基本文型です。文型がわかれば意味がわかります。英語がはなせます。

意味の中心には文型があり、日本語訳よりも文型のほうが大事です。単純明快で理路整然とした大西泰斗先生らの解説をきいてください。「現在進行形」や「受動態」といった従来の英文法用語も必要ありません。基本文型で十分です。

「文型」というと、「英会話の番組で何で文型なの?」とおもったり、型にはまることや型にはまった人をおもいうかべたりする人がいるようですが、何事も、型にとりくむことが初歩的段階では大事でしょう。スポーツでも芸能でも型の練習からはいります。型の訓練をやってこそあとで応用がききます。日本では、「守破離」と昔からいいます。「破離」のためには「守」がいります。

このようにかんがえると “語学” というよりもスポーツに英語はにています。“勉強” よりも “練習” です。「配置でポン!」は気軽にすぐにできる練習法です。外国人にであったら「配置でポン!」。そして「英語をつかって何をするか」というつぎの段階へすすみます。




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▼ 参考文献
『NHK ラジオ英会話』(2021年5月号テキスト)NHK 出版、2021年
2021-05-27 21.09.03


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