会話には自然な流れがあります。情報の流れをよくする練習をします。できるようになってからやろうというのはいけません。
「おはよう」といったら、つぎは「最近調子どう?」、初対面なら、「お目にかかれてうれしく思います」のつぎは「おうわさはかねがね」など、きまった会話のフロー(流れ)があります。ラジオ英会話ではそれを「台本」とよんでいます。
Lesson 81 あいさつの台本 ①:通常のあいさつ
「声がけ→ご機嫌伺い」の台本です。
Lesson 82 あいさつの台本 ②:久しぶりに出会った場合
相手としばらくあっていなかった場合の台本です。
Lesson 83 あいさつの台本 ③:相手の印象を述べる
気になることが相手の印象にある場合、声がけのあと、相手の印象をすぐにのべて気遣いをしめします。
Lesson 84 あいさつの台本 ④:最近の活動を問う
相手の最近の活動に興味がある場合の「あいさつ」です。
Lesson 86 あいさつの台本 ⑤:初対面のあいさつ
「初めてお目にかかるのですよね」のひと言をさしはさみます。
Lesson 87 あいさつの台本 ⑥:会いたかった人に出会えた場合
相手に喜びを伝える もうひとおしの台本です。
Lesson 88 あいさつの台本 ⑦:人を迎える場合
「ようこそ→感謝・喜びあるいは今後の成り行きへの期待」のリズムが重要です。
Lesson 89 話がある場合の台本 ①:軽い話題
用事があり誰かに話がしたいときにはこういってください。「ちょっといいかな+どんな用件か」のフローです。
Lesson 91 話がある場合の台本 ②:深刻な話題
おりいって話がしたいときには、深刻な状況が単語えらびに反映されます。
Lesson 92 話がある場合の台本 ③:秘密を打ち明ける
相手に秘密を打ち明ける台本です。
Lesson 93 話がある場合の台本 ④:相手の知識を確認し、話し合いを求める
「あれ聞いてる?(知ってる?)ちょっと話そうよ」はよくある状況です。
Lesson 94 相手の状況に配慮するワンクッション
いそがしくしている人にはワンクッションいれます。
Lesson 96 依頼の台本 ①:依頼の基本パターン
ポイントは hey(ねぇ、ちょっと)、ちいさなクッションが頼み事を容易にします。
Lesson 97 依頼の台本 ②:事情を話して頼み事をする
事情を突然うちあけられると相手はめんくらいますのでクッションをおきます。
Lesson 98 依頼の台本 ③:事前の感謝を伝える
「依頼+そうしてくれたらありがたい(事前の感謝)」のフローです。
Lesson 99 依頼の台本 ④:報酬を設定する
「依頼+そうしてくれたら(報酬設定)」のフローです。感謝の代わりに報酬を設定します。
▼ 関連記事
場面を想像する - 会話の流れを作る「基本接続詞」(NHK ラジオ英会話, 2020.04)-
反応をよくする -「会話の重要な流れ」(NHK ラジオ英会話, 2020.05)-
例示と比喩 -「会話を豊かに展開しよう」(NHK ラジオ英会話, 2020.06)-
ひとまとまりの内容をはなす -「プレゼンテーションを支える表現」(NHK ラジオ英会話, 2020.07)-
イメージをつかって練習する -「イメージガイダンス」(NHK ラジオ英会話, 2020.05)-
「設計図」にポンポンといれる(NHK ラジオ英会話, 2020.06)-
はじめて話題にする「there is/are 〜」 -「中学英文法」(NHK ラジオ英会話, 2020.07)-
▼ 参考文献
『NHK ラジオ英会話』(2020年8月号テキスト)NHK 出版、2020年
▼ CD
▼ 関連教材
2018年度の復習をしたい人、2018年度の番組をきけなかった人のために!
大西泰斗先生が講師をつとめる NHK ラジオ英会話の全講義を収載しています。
本書は、NHK ラジオ英会話の2018年度の内容を再構成してまとめたものです。音声は、NHK ラジオ英会話の CD の2018年度のものを再編集してまとめたもので、NHK 出版サイトからダウンロードできます。コンパクトに録音されているので効率的に学習できます。
▼ 関連教材
2019年度の復習をしたい人、2019年度の番組をきけなかった人のために!
Lesson 81 あいさつの台本 ①:通常のあいさつ
Hey, how’s it going, Jack? — Not too bad.
「声がけ→ご機嫌伺い」の台本です。
Lesson 82 あいさつの台本 ②:久しぶりに出会った場合
Hello. How have you been? — Pretty good, thanks.
相手としばらくあっていなかった場合の台本です。
Lesson 83 あいさつの台本 ③:相手の印象を述べる
Good morning. What’s wrong, Dad? — Oh, nothing serious.
気になることが相手の印象にある場合、声がけのあと、相手の印象をすぐにのべて気遣いをしめします。
Lesson 84 あいさつの台本 ④:最近の活動を問う
Hi, Miranda. How are you? How did your presentation go?
相手の最近の活動に興味がある場合の「あいさつ」です。
Lesson 86 あいさつの台本 ⑤:初対面のあいさつ
Hello. I don’t believe we’ve met. My name’s Jerry.
「初めてお目にかかるのですよね」のひと言をさしはさみます。
Lesson 87 あいさつの台本 ⑥:会いたかった人に出会えた場合
Nice to meet you. I’ve been looking forward to seeing you in person.
相手に喜びを伝える もうひとおしの台本です。
Lesson 88 あいさつの台本 ⑦:人を迎える場合
I’d just like to say welcome to our event today. It’s a pleasure to have you here.
「ようこそ→感謝・喜びあるいは今後の成り行きへの期待」のリズムが重要です。
Lesson 89 話がある場合の台本 ①:軽い話題
Hey, Alan. Can I have a word? We have a big problem.
用事があり誰かに話がしたいときにはこういってください。「ちょっといいかな+どんな用件か」のフローです。
Lesson 91 話がある場合の台本 ②:深刻な話題
Hey, Patrick. Can I have a minute? It’s really important. It’s about the test results.
おりいって話がしたいときには、深刻な状況が単語えらびに反映されます。
Lesson 92 話がある場合の台本 ③:秘密を打ち明ける
Hi, Doug. I want to tell you some big news. But you must promise to keep it to yourself, OK?
相手に秘密を打ち明ける台本です。
Lesson 93 話がある場合の台本 ④:相手の知識を確認し、話し合いを求める
Have you heard that Ryan is leaving the company? Can we talk a bit?
「あれ聞いてる?(知ってる?)ちょっと話そうよ」はよくある状況です。
Lesson 94 相手の状況に配慮するワンクッション
I don’t mean to bother you, but I need your advice.
いそがしくしている人にはワンクッションいれます。
Lesson 96 依頼の台本 ①:依頼の基本パターン
Hey, Julia. Would you mind lending me a hand with this copy machine?
ポイントは hey(ねぇ、ちょっと)、ちいさなクッションが頼み事を容易にします。
Lesson 97 依頼の台本 ②:事情を話して頼み事をする
Actually, something just came up. Could you tell the guys I won’t be able to make it to this evening’s get-together?
事情を突然うちあけられると相手はめんくらいますのでクッションをおきます。
Lesson 98 依頼の台本 ③:事前の感謝を伝える
Hi, Frank. Could you give our Japanese visitors a tour of the factory today? I’d be very grateful.
「依頼+そうしてくれたらありがたい(事前の感謝)」のフローです。
Lesson 99 依頼の台本 ④:報酬を設定する
Hey, Kate. I’ve got a date with Maya tomorrow. Can you recommend a good place to take her? I’ll owe you one.
「依頼+そうしてくれたら(報酬設定)」のフローです。感謝の代わりに報酬を設定します。
*
今年度のラジオ英会話は4月より、基本接続詞、代表的な会話の流れ、プレゼンテーションと、会話の論理的な流れ(フロー)の練習をしてきました。そして今月からは会話の「台本」をまなんでいます。日本語ではあたりまえのことを英語でもできるようにします。定石的な台本をあらかじめおぼえておけば外国人との会話につまることはありません。
まずはあいさつです。あいさつから会話は展開します。なめらかな会話フローがはじまります。
人間主体の情報処理(人間がおこなう情報処理)の観点からいうと、相手にあったときに最初にアウトプットするのがあいさつの言葉です。そして相手の言葉をきいたら(インプットしたら)、すぐに反応し、すばやくそして連続的に自分の言葉をさらにアウトプットしていきます。
このように会話のフローとは、けっきょく情報の流れであり、心のなかをとおる情報の流れをよくすることが会話を発展させます。
どこの国にいっても外国人にあったら、すこし無理をしてでも、すばやく連続的にアウトプットする練習をするとよいでしょう。すると情報のながれがよくなります。何事も、できるようになってからやろうというのはいけません。完璧をめざすよりも反応をよくすることをまずは優先します。
▼ 関連記事
場面を想像する - 会話の流れを作る「基本接続詞」(NHK ラジオ英会話, 2020.04)-
反応をよくする -「会話の重要な流れ」(NHK ラジオ英会話, 2020.05)-
例示と比喩 -「会話を豊かに展開しよう」(NHK ラジオ英会話, 2020.06)-
ひとまとまりの内容をはなす -「プレゼンテーションを支える表現」(NHK ラジオ英会話, 2020.07)-
イメージをつかって練習する -「イメージガイダンス」(NHK ラジオ英会話, 2020.05)-
「設計図」にポンポンといれる(NHK ラジオ英会話, 2020.06)-
はじめて話題にする「there is/are 〜」 -「中学英文法」(NHK ラジオ英会話, 2020.07)-
▼ 参考文献
『NHK ラジオ英会話』(2020年8月号テキスト)NHK 出版、2020年
▼ CD
▼ 関連教材
2018年度の復習をしたい人、2018年度の番組をきけなかった人のために!
大西泰斗先生が講師をつとめる NHK ラジオ英会話の全講義を収載しています。
本書は、NHK ラジオ英会話の2018年度の内容を再構成してまとめたものです。音声は、NHK ラジオ英会話の CD の2018年度のものを再編集してまとめたもので、NHK 出版サイトからダウンロードできます。コンパクトに録音されているので効率的に学習できます。
▼ 関連教材
2019年度の復習をしたい人、2019年度の番組をきけなかった人のために!