「題目-述部」という構造が基本です。大黒柱は述部にあります。情報処理がすすみます。
日本語を書く技術(作文技術)は、日本語をつかう者にとって、人間主体の情報処理(インプット→プロセシング→アウトプット)におけるアウトプットの技術としてとても重要です。日本語にも原則があり、原則にもとづいて練習していけば、わかりやすい日本語が誰でも書けるようになります。


201024 作文


以下に、本ブログのこれまでの記事にもとづいて日本語の原則をまとめます。



日本語の原則

1. 語順の原則
  • 1-1. 述部(動詞・形容詞・形容動詞)が最後にくる。
  • 1-2. 形容する詞句が先にくる(修飾辞が被修飾辞の前にくる)。
  • 1-3. ながい修飾語ほど先に。
  • 1-4. 句を先に。


2. テンの原則
  • 2-1. ながい修飾語:ながい修飾語が2つ以上あるときにその境界にテンをうつ。
  • 2-2. 逆順:語順が逆になったときにテンをうつ。


3. 助詞の原則
  • 3-1. 係助詞「は」は題目をあらわす(「は」の本務)。
  • 3-2. 係助詞「は」は、格助詞「が」「の」「に」「を」を兼務する。
  • 3-3. 格助詞「が」は主格をしめす。
  • 3-4. 格助詞「の」は連体格(属格)をしめす。
  • 3-5. 格助詞「に」は位置格・方向格をしめす。
  • 3-6. 格助詞「を」は対格をしめす。


4. 漢字とカナの原則
漢字とカナを併用して視覚的にわかりやすくする。


5. 知的生産の原則
  • 5-1. 並列的な編集から直列的な表現へ。
  • 5-2. 情報を統合する。


6. 段落の原則
情報のひとまとまりを段落にする。
  • 6-1. 類比法:類似した情報をひとまとまりにして段落にする。
  • 6-2. 物語法:時間的ながれのなかのひとつの場面を段落にする。


7. 階層の原則
段落、節、章というように階層的に情報をファイルする。








日本語の大黒柱は述部にあり、「題目-述部」という構造が基本です。「主語-述語」ではありません。「○○は」と「○○が」をひとくくりにして “主語” としてとらえて混乱している場合がありますが、「は」は係助詞、「が」は格助詞であり、「○○は」と「○○が」をつかいわけなければなりません。

また「5. 知的生産の原則」以下は日本語にかぎらず何語でもつかえます。





▼ 関連記事
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三上章 『象は鼻が長い - 日本文法入門 -』をよむ
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日本語の作文技術(作文法)に関する記事


▼ 参考文献
三上章著『象は鼻が長い - 日本文法入門 -』くろしお出版、1960年
三上章著『続・現代語法序説 - 主語廃止論 -』くろしお出版、1972年
本多勝一著『日本語の作文技術(新版)』朝日新聞出版、2015年
本多勝一著『実戦・日本語の作文技術(新版)』朝日新聞出版、2019年
川喜田二郎著『発想法(改版)』(中公新書)中央公論新社、2017年
梅棹忠夫著『知的財産の技術』(岩波新書)岩波書店、1969年
栗田昌裕著『「速く・わかりやすく」書く技術』(ベスト新書)ベストセラーズ、2005年




▼ わかりやすい日本語を書く(練習)
わかりやすい日本語を書く(練習1)
わかりやすい日本語を書く(練習2)
わかりやすい日本語を書く(練習3)
わかりやすい日本語を書く(練習4)
わかりやすい日本語を書く(練習4の修正例)
わかりやすい日本語を書く(練習4の修正例)
わかりやすい日本語を書く(練習5)
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わかりやすい日本語を書く(練習10)
わかりやすい日本語を書く(練習11)
わかりやすい日本語を書く(練習12)


▼ 類比法をつかった作文技法
類比法をつかった作文技法(1)- ウメサオタダオ展「はっけんカード」から -
類比法をつかった作文技法(2)-「NHKラジオ英会話, 2018」おたよりコーナーから -
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