ハイイロウーリーモンキー
(交差法で立体視ができます)
生物多様性の宝庫が破壊されています。浪費型社会から循環型社会への転換が必要です。
ステレオ写真いずれも交差法で立体視ができます。
立体視のやり方 - ステレオグラムとステレオ写真 -
アマゾン川流域の熱帯雨林は、地球上の熱帯雨林の面積の約半分のに相当し、地球上の酸素の約1/3を供給しています。しかしアマゾンの森林破壊がすすんでいます。
森林破壊は現在でも急激にすすんでいて、このままでは、森林の50%が消滅するのは時間の問題であり、アマゾン川流域のおおくの動植物が絶滅していくことになります。
アマゾンの生態系に共存原理をみる - 伊沢紘生著『アマゾン動物記』-
さまざまな種がすみわけて生態系をつくっている - 伊沢紘生著『新世界ザル アマゾンの熱帯雨林に野生の生きざまを追う』(アマゾンのまとめ)-
目で見て理解し記憶する - サンシャイン水族館(3)-
立体視をしながら知識もふやす - 海遊館(5)「エクアドル熱帯雨林」-
移動ルートを維持・回復する -「失われゆくジャガーの王国」(ナショナルジオグラフィック 2017.12号)-
「森を奪われるアマゾンの孤立部族」(ナショナルジオグラフィック 2018.10号)
生物多様性の減少をくいとめる -『生物多様性』(ニュートン別冊)-
「アジアの熱帯林」ゾーン
「亜寒帯の森」ゾーン
「オセアニアの草原」ゾーン
「中央アジアの高地」ゾーン
「日本の里山」ゾーン
「アマゾンの密林」ゾーン
「アフリカの熱帯雨林」ゾーン
「アフリカのサバンナ」ゾーン
▼ 注
気候帯で地球をとらえなおす - 気候帯(まとめ)-
よこはま動物園ズーラシア
立体視のやり方 - ステレオグラムとステレオ写真 -
ハイイロウーリーモンキー
(霊長目クモザル科)
ハイイロウーリーモンキー
ハイイロウーリーモンキーは南米アマゾン川の中・上流域に生息します。飼育下での寿命は25〜30年です。野生では、果実・木の葉・昆虫を、飼育下では、リンゴ・バナナ・サツマイモ・コマツナ・インゲン・ニンジン・木の葉などをたべています。尾の内側は毛がなく、しっかりと枝をつかめるようになっています。尾をまるめてつかうことができるのはクモザル科とオマキザル科のサルであり、体全体をささえることができるのはクモザル・ウーリークモザル・ウーリーモンキーの仲間だけです。「キョン」というとても甲高い声で鳴いて合図をだします。アマゾン川流域の森林破壊により数をへらし、絶滅危惧種に指定されています。
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アマゾン川流域の熱帯雨林は、地球上の熱帯雨林の面積の約半分のに相当し、地球上の酸素の約1/3を供給しています。しかしアマゾンの森林破壊がすすんでいます。
- 1970年には410万k㎡の森林がありました。
- 1990年にはその10%が消滅しました。
- 2000年には14%が消滅しました。
- 2006年には、1970年以前とくらべると約20%が消滅しました。
森林破壊は現在でも急激にすすんでいて、このままでは、森林の50%が消滅するのは時間の問題であり、アマゾン川流域のおおくの動植物が絶滅していくことになります。
アマゾンの森林は、ほかの地域ではみることのできない多様な動植物の生息地であり、薬などの原料も採取でき、貴重な生態系になっています。薬などの原料として利用されている植物の推定25%がアマゾン原産です。
- 天然ゴムを採取する植物パラゴムノキ
- マラリアの特効薬であるキニーネの原料であるキナノキ
- ナッツ類のブラジルナッツ
- 清涼飲料水や薬用につかわれるガラナ、その他
アマゾンの生態系をうしなうことは、種の多様性の喪失だけでなく、遺伝的多様性もうしなうことになり、地球と人類にとってとりかえしのつかないことになります。
わたしたちは、アマゾンの生態系の現状について理解し、浪費型社会から循環型社会へ転換していく努力をしなければなりません。日々の生活のなかでリサイクルにとりくみ、またリサイクル事業や環境保全事業に積極的に協力していくことが大切です。
▼ 関連記事アマゾンの生態系に共存原理をみる - 伊沢紘生著『アマゾン動物記』-
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目で見て理解し記憶する - サンシャイン水族館(3)-
立体視をしながら知識もふやす - 海遊館(5)「エクアドル熱帯雨林」-
移動ルートを維持・回復する -「失われゆくジャガーの王国」(ナショナルジオグラフィック 2017.12号)-
「森を奪われるアマゾンの孤立部族」(ナショナルジオグラフィック 2018.10号)
生物多様性の減少をくいとめる -『生物多様性』(ニュートン別冊)-
▼ よこはま動物園 ズーラシア:気候帯と動物たち
「アジアの熱帯林」ゾーン
- 動物とその環境を同時にみる - ズーラシア「アジアの熱帯林」(1)-
- イメージと文字をむすびつけて記憶する - ズーラシア「アジアの熱帯林」(2)-
- 生命密度が高いところをあるいて元気になる - ズーラシア「アジアの熱帯林」(3)-
- 森林保全プロジェクトをすすめる - ズーラシア「アジアの熱帯林」(4)-
- ズーラシア「アジアの熱帯林」(5)
- ズーラシア「アジアの熱帯林」(6)
- ズーラシア「アジアの熱帯林」(7)
「亜寒帯の森」ゾーン
- 自然環境を想像する - ズーラシア「亜寒帯の森」(1)-
- 動物の生息環境をしる - ズーラシア「亜寒帯の森」(2) -
- 視覚空間に情報を書きこんでいく - ズーラシア「亜寒帯の森」(3)-
- Google マップをつかってゾーンを一望する - ズーラシア「亜寒帯の森」(4)-
- 3次元をみる - ズーラシア「亜寒帯の森」(5)キジ類 -
- 景観を “観賞” する - ズーラシア「亜寒帯の森」(6) -
「オセアニアの草原」ゾーン
「中央アジアの高地」ゾーン
「日本の里山」ゾーン
「アマゾンの密林」ゾーン
「アフリカの熱帯雨林」ゾーン
- 居場所を知り、ビジョンをえがく - ズーラシア「アフリカの熱帯雨林」(1)-
- 実体験をして体験ファイルを蓄積する - ズーラシア「アフリカの熱帯雨林」(2)-
- ズーラシア「アフリカの熱帯雨林」(3)
- チンパンジーがいなくなる - ズーラシア「アフリカの熱帯雨林」(4)-
- 熱帯雨林の危機 - ズーラシア「アフリカの熱帯雨林」(5)-
「アフリカのサバンナ」ゾーン
- 視野を拡大する - ズーラシア「アフリカのサバンナ」(1)-
- 生命のシステムを知る - ズーラシア「アフリカのサバンナ」(2)-
- 環境のひろがりを想像する - ズーラシア「アフリカのサバンナ」(3)-
- 半自然のモデル - ズーラシア「アフリカのサバンナ」(4)ピグミーゴート -
- 〈人間-住居-自然環境〉システム - ズーラシア「アフリカのサバンナ」(5)ダトーガ族の住居 -
- ズーラシア「アフリカのサバンナ」(6)
- ズーラシア「アフリカのサバンナ」(7)
- 〈民族-文化-自然環境〉システム - ズーラシア「アフリカのサバンナ」(まとめ)-
▼ 注
気候帯で地球をとらえなおす - 気候帯(まとめ)-
よこはま動物園ズーラシア
▼ 参考文献
村田浩一監修『よこはま動物園ズーラシアガイドブック 改訂版 II』公益財団法人横浜市緑の会発行、2015年4月22日
国立科学博物館監修『大アマゾン展』(図録)TBSテレビ発行、2015年
村田浩一監修『よこはま動物園ズーラシアガイドブック 改訂版 II』公益財団法人横浜市緑の会発行、2015年4月22日
国立科学博物館監修『大アマゾン展』(図録)TBSテレビ発行、2015年