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ニシムラサキエボシドリ
(平行法で立体視ができます)
ズーラシアの「アフリカの熱帯雨林」ゾーンではめずらしい動物たちがみられます。熱帯雨林の危機的状況についてもまなべます。
ステレオ写真いずれも平行法で立体視ができます。
立体視のやり方 - ステレオグラムとステレオ写真 -


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ニシムラサキエボシドリ
Musophaga violacea, カッコウ目 / エボシドリ科)
西アフリカのガンビアからギニア湾に沿ったナイジェリア、カメルーンに分布します。体長約50cm、体重260~320g、水辺ちかくの森や林に生息し、つがいか家族程度の小群で生活します。基本的には果物をたべる植物質の鳥ですが若干の昆虫類などもたべます。頭によく目立つ冠羽をもつのが名前の由来となっています。



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ベルセオレガメ



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ボールニシキベビ



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アフリカタテガミヤマアラシ
Hystrix cristata, 齧歯目 / ヤマアラシ科)
砂漠地帯と3500m以上の高地をのぞく、赤道より北のアフリカ大陸におもに分布します。サバンナ・森林・ステップ・高地にすみ、根や樹皮・球根・落下した果物をたべ、骨や動物のかわいた遺体もよくかじります。針は体毛の変化した物で、かたくてぬけやすく、外敵から身をまもります。




1分間に、ズーラシアおよそ1個分の熱帯雨林が地球上からなくなっています。このままではとりかえしのつかないことになります。浪費型社会から循環型社会への転換が必要です。日々の生活のなかでリサイクルにとりくみましょう。リサイクル事業に積極的に参加しましょう。

熱帯雨林の植物は、光合成によって二酸化炭素を吸収して酸素をつくりだしています。地球の大気中の半分以上の酸素が熱帯雨林でつくられています。また熱帯雨林が二酸化炭素を吸収することが地球温暖化をよわめる作用もはたしています。あるいは熱帯雨林の生物からは、抗がん剤や消炎剤・胃薬など、薬の成分となるものがおおくみつかっています。これからも医学的に役立つ生物が熱帯雨林から発見されるとかんがえられています。

現在、地球上の熱帯雨林の面積はすべてを合計しても陸地のおよそ7%にしかなりませんが、地球上の全生物種の半数にもおよぶ種が熱帯雨林に生息しています。熱帯雨林は、地球上でもっともおおくの種類の生物がくらしている生物多様性の宝庫であり、熱帯雨林のさまざまな生物はそれぞれに役割をもって、おたがいに影響しあいながら生態系をつくっています。いくつかの種が絶滅するだけでも生態系崩壊の引き金となります。

このようなかけがえのない熱帯雨林をうしなうことはどんなに大きな損失であるか。地球システムのバランスがくずれることはあきらかです。

ズーラシアにいけば、さまざまな動物をとおして地球環境についてまなぶことができます。各所に配置された親切な解説板や「飼育員のとっておきタイム」「どうぶつ教室」などが参考になります。



▼ よこはま動物園 ズーラシア:気候帯と動物たち

「アジアの熱帯林」ゾーン

「亜寒帯の森」ゾーン

「オセアニアの草原」ゾーン

「中央アジアの高地」ゾーン

「日本の里山」ゾーン

「アマゾンの密林」ゾーン

「アフリカの熱帯雨林」ゾーン

「アフリカのサバンナ」ゾーン


▼ 注
気候帯で地球をとらえなおす - 気候帯(まとめ)-
よこはま動物園ズーラシア
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