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ミズバショウ(サトイモ科)(平行法で立体視ができます)
筑波実験植物園では、さまざまな水生植物も栽培・展示しています。植物は、多様な環境をしる手がかりになります。
茨城県つくば市にある国立科学博物館・筑波実験植物園の「水性植物」エリアでは水生植物を中心にしてさまざまな植物をみることができます(注)。ステレオ写真はいずれも平行法で立体視ができます。 
立体視のやり方 - ステレオグラムとステレオ写真 -



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リュウキンカ(キンポウゲ科)(本州・九州・朝鮮に分布)
 


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シデコブシ(モクレン科)伊勢湾周辺に分布)



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ミツガシワ(ミツガシワ科)
ミツガシワは現在は、北半球の寒帯から亜寒帯にひろく分布し、日本では、北日本などの寒冷地の池や湖でよくみられます。ところが関東や西日本の温暖な地域でも点々と群落がみられることがあります。これは、現在よりもさむかった氷期にひろく南に分布したものが、今でも、ところどころに局所的にのこったためであるとかんがえられています。めずらしい「氷河期の生きのこり分布」というわけです。植物は指標(目印)となって、かつての環境変動のようすをおしえてくれます。




筑波実験植物園の「水生植物」エリアでは、河川の氾濫原・湖沼・湿原などに生育する水性植物を中心に栽培・展示しています。気温や土壌のほかに水質も水生植物の種類をきめる重要な要素になります。


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▼ 注
国立科学博物館 筑波実験植物園
利用案内



■ バス利用の場合
つくば駅(つくばセンター)バス乗り場
5番から「テクノパーク大穂」行、「筑波実験植物園前」下車すぐ
6番から「筑波大学循環左回り」、「天久保二丁目」下車 徒歩8分
時刻表(2017.11.1および2017.9.16 現在)
※ 時刻は予告なく変更になることがあります。