ヨーロッパ・キリスト教文明、イスラム文明、ヒンドゥー文明、中国・儒教文明が世界の4大文明です。人間の世界を階層構造でとらえ、高次元の見かたをすると文明がみえてきます。世界の大局が4大文明で理解できます。
橋爪大三郎著『世界は四大文明でできている』(NHK出版)は現存する4つの大きな文明について概説しており、4大文明の入門書として最適です。文明とは多様性を統合し、人間共存の大きなひとまとまりをつくりだすものです。
本書は、ヨーロッパ・キリスト教文明、イスラム文明、ヒンドゥー文明、中国・儒教文明についてのべていて、古代文明や小規模・中規模な文明については一切とりあつかっていません。
それぞれの文明がもつ人口はつぎのとおりです。
合計 63 億人となり、人類の現在の全人口は 73 億人ですから、この4大文明のいずれかに人類の大部分が属していることになります。その他の 10 億人は少数派です。
■ ヨーロッパ・キリスト教文明
ヨーロッパ・キリスト教文明の特徴は一神教にあります。一神教ではつぎのようにかんがえます。
「神が主人である→人間が神に背く→人間に罪がある→神が人間を罰する→罰しないこともできる→神に救って下さいと祈る」
祈ることは一神教の基本です。神を信じ、神にしたがうことであり、目の前にいる人間に左右されないということです。そこで一神教では、教会と王権(信仰と権力)が分離します。
一神教で重要なのは神の言葉をまとめた聖典です。キリスト教の聖典は聖書です。旧約聖書と新約聖書からなり、旧約聖書は、ユダヤ教の学者たちが1世紀に編纂したユダヤ教の聖典タナハそのものを旧約聖書とよんだのであり、新約聖書は、福音書・使徒言行録・書簡・黙示録からなります。
ヨーロッパ・キリスト教文明はあまりにも強大です。資本主義経済をうみだし、科学技術を発達させ、軍事力を強化し、戦争をおこしてほかの文明を圧倒しました。イスラム圏を植民地にし、インドを植民地にし、中国の半分を植民地にし、南北アメリカ大陸を征服しました。ヨーロッパ・キリスト教文明は、世界は近代化して、ヨーロッパ文明が地球全体にひろまるのは当然のことだとしています。
■ イスラム文明
イスラム文明の特徴も一神教にあります。イスラム教の聖典は、クルアーン(コーラン)とよばれ、預言者ムハンマドがうけた啓示をまとめたものです。クルアーンは、タナハや福音書からの引用が多くみられ、ユダヤ教・キリスト教の聖典を前提としてなりたっています。
イスラム教徒は、ムハンマドについて「最後で最大の預言者」と信仰告白します。ムハンマドは最大の預言者ですからクルアーンを重視し、最後ですから預言者はもうあらわれません。クルアーンが書きかえられることはありません。
イスラム教徒はアッラー(神)にしたがいます。アッラーの言葉であるクルアーンにしたがいます。クルアーンはイスラム法の最高の法源です。イスラム法学の基本は「人間の解釈をさし挟まないこと」です。しかしクルアーンは、詩のようなうつくしい文章で書かれていて、法律のような条文のかたちでは書かれていません。実生活にあてはめようとするとあちこちに「穴」がみつかります。クルアーンのなかにあてはまる規定がみつからないことがらが多いのです。そこで、クルアーンを補足する第二法源が必要になりました。それがスンナです。これは、預言者ムハンマドの言動についての伝承(ハディース)のことです。
■ ヒンドゥー文明
インドの宗教はヒンドゥー教といいます。ヒンドゥーとは「インドの」という意味です。
ヒンドゥー教の正典はヴェーダです。ヴェーダにもいろいろあるのですが、いちばんふるいのがリグ・ヴェーダです。ほかにも、サーマ・ヴェーダ、ヤジュル・ヴェーダ、アタルヴァ・ヴェーダなどがあります。ヴェーダのほかにも重要な書物がいろいろあります。
ヒンドゥー教といえばカースト制です。カースト制は、複雑に発展しながらインド全体にひろまり、インドの社会構造の骨格をかたちづくりました。インド人全体を、4つのカテゴリーに区分します。上から順番に、バラモン、クシャトリヤ、ヴァイシャ、シュードラ。このほか5番目に、アウト・カーストの人々(ダリット)がいます。
カースト制の特徴は奴隷がいないことです。多くの地域で奴隷制が発達しましたが、インドでは、いちじるしい身分のちがいはありますが分業システムであるカースト制が発達しました。これにより持続可能な超安定社会が成立しました。
■ 中国・儒教文明
儒教の正典は五経です。儒教の古典は四書五経といいます。これは朱子学のいい方で、四書(論語、孟子、大学、中庸)をまず読むことを推奨しているのですが伝統的には五経のほうが大事です。五経は、易経・書経・詩経・礼記・春秋の五つであり、孔子が編纂したふるい書物と信じられてきました。ほかに、うしなわれた楽経とあわせて六経といういい方もあります。
儒教では、もっとも重要なランクの高い書物が「経」です。孔子の言行録『論語』はもともとは経ではありません。その次のランクである「論」でしたが、孔子も「聖人」(王のこと)だったとみなされてランクがあがって経にかぞえられるようになりました。経も数がふえて十三経などといわれます。
儒教は、「立派な政府をつくり、よい政治をしましょう」と主張します。内容からいえば政治学・思想です。にもかかわらず儒教は宗教です。第一に、皇帝が天を祀っています。天を祀る儀礼は儒教の宗教儀礼です。第二に、人びとが祖先を祀っています。祖先を祀る儀礼は儒教の宗教儀礼です。天も祖先も目の前にはいない宗教的な対象です。
また儒教では、日本とはちがい、忠よりも孝が優先します。儒教のおしえる行動規範です。
文明の共通した特徴としてはつぎのようなものがあります。
文明ににた用語として文化があります。文化とは、民族や言語など、人々のあいだに自然にできた共通性にもとづいたものであり、その社会を構成する人々によって習得・共有・伝達される行動様式ないし生活様式の総体のことです(注1)。
これに対して文明は、さまざまな文化をたばねる共通項を人為的に設定し、もっと多くの人々が共存できるようにした仕組みであり、またその大きなひとまとまりのことです。これによって、ひろい地域内に存在する個別の文化(多様な社会)はそれよりも高いレベルで統合されます。したがって文明は文化が高度化したものであり、文化よりも文明の方が次元が高いとかんがえることができます。
このような文明は宗教をベースにしてなりたっています。それは宗教が、個別の民族や言語など、つまり個々の文化をこえるもっと一般的な内容のものだからです。宗教とは、「人びとが、同じように考え、同じように行動するための、装置」です。もし宗教がなかったら、さまざまな文化はばらばらになり、文明としての総体はなりたちません。
古代文明の誕生以来、さまざまな文明が地球上で興亡をくりかえしてきました。昔は、交通や情報伝達の手段かぎられていたので、ひとつの宗教がひろまる範囲も限定的になり、地球上全体にひろまる文明はうまれませんでした。地球は、複数の文明でおおわれるようになり、結果として、上記の4大文明によって地球表面が分割されることになりました(注2)。
これらの文明は、自分たちこそが普遍的であり、人類全体をつつみこむ原理だと自負し、自己主張ばかりしてほかの文明に対抗意識をもっています。こうして文明と文明とのいがみあいがうまれます。ヨーロッパ・北アメリカとイスラム圏の対立、印パ戦争、中印紛争・・・。「文明の衝突」です。
このように、文明とは文化が高度化したものであり、高次元の見方をすると文明がみえてきます。しかしそれは、民族、都市、国、地域といった文明よりも小さな単位を無視するということではありません。小さな単位が階層的にあつまって文明が構築されているのであり、文明の階層構造をとらえことが重要です。階層構造とは、小さな部屋があつまってフロアができ、フロアがあつまってビルディングができるといったイメージです。民族は「小さな部屋」、文明は「ビルディング」です。
このような階層構造を理解することによってグローバルな認識も可能になります。これは、地球上にあふれかえる多様で膨大な情報を迅速に処理する方法でもあります(注3)。
一般的に文明というと古代文明からはじまり、小規模な文明、中規模な文明も実際にはあります。しかしそれらすべてを一度に理解しようとするとわかりにくくて難解です。本書をとおして、4大文明をまずは理解するのがよいでしょう。世界の見え方がきっとかわるはずです。
▼ 注1
国語辞典などをみると、文明の第2の意味として、「人知の発達がもたらした技術的・物質的な所産」とあり、文化の第2の意味として、「人間がその精神的な働きによって生み出した、思想・宗教・科学・芸術などの成果の総体」とあります。このように、どちらかというと文明は物質的側面、文化は精神的側面という意味でつかわれることがときどきありますが、本書ではこのような意味ではなく、上記の意味で文明と文化という用語をつかっています。
▼ 注2
比較的おおきな宗教としては仏教もあり、仏教系の文明もありますが、4大文明にくらべてかなり小さいので本書ではとりあげていません。4大文明は、キリスト教・イスラム教・ヒンドゥー教・儒教という、非常に大きな宗教によってささえられており、これらの宗教は「高等宗教」とよばれることがあります。
▼ 注3
情報を階層化して(情報の階層構造をつくって)アウトプットする方法を技術化したのが「KJ法」です。
▼ 関連記事
高次元の見かた - 橋爪大三郎『世界は四大文明でできている』(1)-
ヨーロッパ文明の呪縛から解放される - 橋爪大三郎『世界は四大文明でできている』(2)-
重層文化からあらたな創造へ - 橋爪大三郎『世界は四大文明でできている』(3)-
橋爪大三郎著『世界は四大文明でできている』(まとめ)
世界の宗教分布を地図上でとらえる -『池上彰の宗教がわかれば世界が見える』(1)-
第一に空間的に、第二に時間的に整理してとらえる - 『宗教がわかれば世界が見える』(2)-
本書は、ヨーロッパ・キリスト教文明、イスラム文明、ヒンドゥー文明、中国・儒教文明についてのべていて、古代文明や小規模・中規模な文明については一切とりあつかっていません。
それぞれの文明がもつ人口はつぎのとおりです。
- ヨーロッパ・キリスト教文明:25 億人
- イスラム文明:15 億人
- ヒンドゥー文明:10 億人
- 中国・儒教文明:13 億人
合計 63 億人となり、人類の現在の全人口は 73 億人ですから、この4大文明のいずれかに人類の大部分が属していることになります。その他の 10 億人は少数派です。
■ ヨーロッパ・キリスト教文明
ヨーロッパ・キリスト教文明の特徴は一神教にあります。一神教ではつぎのようにかんがえます。
「神が主人である→人間が神に背く→人間に罪がある→神が人間を罰する→罰しないこともできる→神に救って下さいと祈る」
祈ることは一神教の基本です。神を信じ、神にしたがうことであり、目の前にいる人間に左右されないということです。そこで一神教では、教会と王権(信仰と権力)が分離します。
一神教で重要なのは神の言葉をまとめた聖典です。キリスト教の聖典は聖書です。旧約聖書と新約聖書からなり、旧約聖書は、ユダヤ教の学者たちが1世紀に編纂したユダヤ教の聖典タナハそのものを旧約聖書とよんだのであり、新約聖書は、福音書・使徒言行録・書簡・黙示録からなります。
ヨーロッパ・キリスト教文明はあまりにも強大です。資本主義経済をうみだし、科学技術を発達させ、軍事力を強化し、戦争をおこしてほかの文明を圧倒しました。イスラム圏を植民地にし、インドを植民地にし、中国の半分を植民地にし、南北アメリカ大陸を征服しました。ヨーロッパ・キリスト教文明は、世界は近代化して、ヨーロッパ文明が地球全体にひろまるのは当然のことだとしています。
■ イスラム文明
イスラム文明の特徴も一神教にあります。イスラム教の聖典は、クルアーン(コーラン)とよばれ、預言者ムハンマドがうけた啓示をまとめたものです。クルアーンは、タナハや福音書からの引用が多くみられ、ユダヤ教・キリスト教の聖典を前提としてなりたっています。
イスラム教徒は、ムハンマドについて「最後で最大の預言者」と信仰告白します。ムハンマドは最大の預言者ですからクルアーンを重視し、最後ですから預言者はもうあらわれません。クルアーンが書きかえられることはありません。
イスラム教徒はアッラー(神)にしたがいます。アッラーの言葉であるクルアーンにしたがいます。クルアーンはイスラム法の最高の法源です。イスラム法学の基本は「人間の解釈をさし挟まないこと」です。しかしクルアーンは、詩のようなうつくしい文章で書かれていて、法律のような条文のかたちでは書かれていません。実生活にあてはめようとするとあちこちに「穴」がみつかります。クルアーンのなかにあてはまる規定がみつからないことがらが多いのです。そこで、クルアーンを補足する第二法源が必要になりました。それがスンナです。これは、預言者ムハンマドの言動についての伝承(ハディース)のことです。
■ ヒンドゥー文明
インドの宗教はヒンドゥー教といいます。ヒンドゥーとは「インドの」という意味です。
ヒンドゥー教の正典はヴェーダです。ヴェーダにもいろいろあるのですが、いちばんふるいのがリグ・ヴェーダです。ほかにも、サーマ・ヴェーダ、ヤジュル・ヴェーダ、アタルヴァ・ヴェーダなどがあります。ヴェーダのほかにも重要な書物がいろいろあります。
ヒンドゥー教といえばカースト制です。カースト制は、複雑に発展しながらインド全体にひろまり、インドの社会構造の骨格をかたちづくりました。インド人全体を、4つのカテゴリーに区分します。上から順番に、バラモン、クシャトリヤ、ヴァイシャ、シュードラ。このほか5番目に、アウト・カーストの人々(ダリット)がいます。
- バラモン
- クシャトリヤ
- ヴァイシャ
- シュードラ
カースト制の特徴は奴隷がいないことです。多くの地域で奴隷制が発達しましたが、インドでは、いちじるしい身分のちがいはありますが分業システムであるカースト制が発達しました。これにより持続可能な超安定社会が成立しました。
■ 中国・儒教文明
儒教の正典は五経です。儒教の古典は四書五経といいます。これは朱子学のいい方で、四書(論語、孟子、大学、中庸)をまず読むことを推奨しているのですが伝統的には五経のほうが大事です。五経は、易経・書経・詩経・礼記・春秋の五つであり、孔子が編纂したふるい書物と信じられてきました。ほかに、うしなわれた楽経とあわせて六経といういい方もあります。
儒教では、もっとも重要なランクの高い書物が「経」です。孔子の言行録『論語』はもともとは経ではありません。その次のランクである「論」でしたが、孔子も「聖人」(王のこと)だったとみなされてランクがあがって経にかぞえられるようになりました。経も数がふえて十三経などといわれます。
儒教は、「立派な政府をつくり、よい政治をしましょう」と主張します。内容からいえば政治学・思想です。にもかかわらず儒教は宗教です。第一に、皇帝が天を祀っています。天を祀る儀礼は儒教の宗教儀礼です。第二に、人びとが祖先を祀っています。祖先を祀る儀礼は儒教の宗教儀礼です。天も祖先も目の前にはいない宗教的な対象です。
また儒教では、日本とはちがい、忠よりも孝が優先します。儒教のおしえる行動規範です。
*
文明の共通した特徴としてはつぎのようなものがあります。
- 交通などの社会インフラがある。
- 政治的まとまりがある。
- 生産技術・経済活動・貨幣などがある。
- 法律や社会制度がある。
- 暦がある。
- 軍事力をもつ。
- 文字をもつ。
- 宗教的まとまりをもつ。
文明ににた用語として文化があります。文化とは、民族や言語など、人々のあいだに自然にできた共通性にもとづいたものであり、その社会を構成する人々によって習得・共有・伝達される行動様式ないし生活様式の総体のことです(注1)。
これに対して文明は、さまざまな文化をたばねる共通項を人為的に設定し、もっと多くの人々が共存できるようにした仕組みであり、またその大きなひとまとまりのことです。これによって、ひろい地域内に存在する個別の文化(多様な社会)はそれよりも高いレベルで統合されます。したがって文明は文化が高度化したものであり、文化よりも文明の方が次元が高いとかんがえることができます。
このような文明は宗教をベースにしてなりたっています。それは宗教が、個別の民族や言語など、つまり個々の文化をこえるもっと一般的な内容のものだからです。宗教とは、「人びとが、同じように考え、同じように行動するための、装置」です。もし宗教がなかったら、さまざまな文化はばらばらになり、文明としての総体はなりたちません。
古代文明の誕生以来、さまざまな文明が地球上で興亡をくりかえしてきました。昔は、交通や情報伝達の手段かぎられていたので、ひとつの宗教がひろまる範囲も限定的になり、地球上全体にひろまる文明はうまれませんでした。地球は、複数の文明でおおわれるようになり、結果として、上記の4大文明によって地球表面が分割されることになりました(注2)。
これらの文明は、自分たちこそが普遍的であり、人類全体をつつみこむ原理だと自負し、自己主張ばかりしてほかの文明に対抗意識をもっています。こうして文明と文明とのいがみあいがうまれます。ヨーロッパ・北アメリカとイスラム圏の対立、印パ戦争、中印紛争・・・。「文明の衝突」です。
*
このように、文明とは文化が高度化したものであり、高次元の見方をすると文明がみえてきます。しかしそれは、民族、都市、国、地域といった文明よりも小さな単位を無視するということではありません。小さな単位が階層的にあつまって文明が構築されているのであり、文明の階層構造をとらえことが重要です。階層構造とは、小さな部屋があつまってフロアができ、フロアがあつまってビルディングができるといったイメージです。民族は「小さな部屋」、文明は「ビルディング」です。
このような階層構造を理解することによってグローバルな認識も可能になります。これは、地球上にあふれかえる多様で膨大な情報を迅速に処理する方法でもあります(注3)。
一般的に文明というと古代文明からはじまり、小規模な文明、中規模な文明も実際にはあります。しかしそれらすべてを一度に理解しようとするとわかりにくくて難解です。本書をとおして、4大文明をまずは理解するのがよいでしょう。世界の見え方がきっとかわるはずです。
▼ 注1
国語辞典などをみると、文明の第2の意味として、「人知の発達がもたらした技術的・物質的な所産」とあり、文化の第2の意味として、「人間がその精神的な働きによって生み出した、思想・宗教・科学・芸術などの成果の総体」とあります。このように、どちらかというと文明は物質的側面、文化は精神的側面という意味でつかわれることがときどきありますが、本書ではこのような意味ではなく、上記の意味で文明と文化という用語をつかっています。
▼ 注2
比較的おおきな宗教としては仏教もあり、仏教系の文明もありますが、4大文明にくらべてかなり小さいので本書ではとりあげていません。4大文明は、キリスト教・イスラム教・ヒンドゥー教・儒教という、非常に大きな宗教によってささえられており、これらの宗教は「高等宗教」とよばれることがあります。
▼ 注3
情報を階層化して(情報の階層構造をつくって)アウトプットする方法を技術化したのが「KJ法」です。
▼ 関連記事
高次元の見かた - 橋爪大三郎『世界は四大文明でできている』(1)-
ヨーロッパ文明の呪縛から解放される - 橋爪大三郎『世界は四大文明でできている』(2)-
重層文化からあらたな創造へ - 橋爪大三郎『世界は四大文明でできている』(3)-
橋爪大三郎著『世界は四大文明でできている』(まとめ)
世界の宗教分布を地図上でとらえる -『池上彰の宗教がわかれば世界が見える』(1)-
第一に空間的に、第二に時間的に整理してとらえる - 『宗教がわかれば世界が見える』(2)-