鳥の集団がつくる大きな「生命体」をみることができます。
『ナショナルジオグラフィック 日本語版』 (2018年1月号)のシリーズ「鳥たちの地球」では「羽ばたきの軌跡」と題して、肉眼ではとらえられない鳥がえがく軌跡を特殊な写真で見せています。
幻想的な写真がたくさん掲載されています。こんな写真は見たことがありません。一見の価値があります。ファスナー、ヘビ、噴水、旗、じゅうたん、雨雲、竜巻、海藻のようです。
鳥が飛んだ軌跡は空にはのこりません。そこで写真家のシャビ=ボウは、飛んでいる鳥をビデオカメラで撮影し、その一部をつかって高解像度の画像をつくりだしました。時間的な動きを空間的な図形に表現する画期的な方法です。
鳥たちのグループ・集団が一体になって、まるで、ひとつの大きな生命体が運動しているように見えます。個体の運動だけにとらわれるのではなく、集団がつくりだす「生命体」という高次元の見方があることがわかります。
このような見方は階層的なとらえかたといってもよいでしょう。マクロな見方、グローバルな見方、進化論の理解のためには階層的なとらえかたが必要です。
▼ 参考文献
『ナショナルジオグラフィック 日本語版』 日経ナショナルジオグラフィック社、2017年12月30日
幻想的な写真がたくさん掲載されています。こんな写真は見たことがありません。一見の価値があります。ファスナー、ヘビ、噴水、旗、じゅうたん、雨雲、竜巻、海藻のようです。
鳥が飛んだ軌跡は空にはのこりません。そこで写真家のシャビ=ボウは、飛んでいる鳥をビデオカメラで撮影し、その一部をつかって高解像度の画像をつくりだしました。時間的な動きを空間的な図形に表現する画期的な方法です。
鳥たちのグループ・集団が一体になって、まるで、ひとつの大きな生命体が運動しているように見えます。個体の運動だけにとらわれるのではなく、集団がつくりだす「生命体」という高次元の見方があることがわかります。
このような見方は階層的なとらえかたといってもよいでしょう。マクロな見方、グローバルな見方、進化論の理解のためには階層的なとらえかたが必要です。
▼ 参考文献
『ナショナルジオグラフィック 日本語版』 日経ナショナルジオグラフィック社、2017年12月30日