行田稔彦著『いまこそ、沖縄　沖縄に親しむ50問50答』は、沖縄旅行をするときに、何をどうしらべればよいか、“羅針盤” となってくれるガイドブックです。沖縄にいくまえに、通常の観光ガイドブックとあわせてみておくとよいでしょう。

01. 青い海、青い空、白い砂の沖縄。どうしてこんなにキレイな色になるの？
02. 「サンゴ礁の海は魚貝類の宝庫」と聞くけど、どんな魚たちがいるの？
03. 沖縄の四季は「夏・夏・夏・冬」だってホント？
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21. 「平和の礎」には24万人余りの名前が刻まれている。なぜ、刻銘碑が摩文仁の丘にあるの？
22. サイパンの日本軍が全滅すると次は沖縄上陸・・・なぜ、沖縄が戦場になったの？
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31. 「沖縄の基地は陸だけでなく海にも空にもある」ってホント？
32. 沖縄はキーストーン・オブ・パシフィック（太平洋の要石）。どういう意味なの？
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49. 沖縄といえば、シーサーを据えた赤瓦の屋根。なぜ、シーサーなの？
50. 沖縄の伝統工芸品は国際的に Ryukyu として紹介され有名だって、ホント？

本書にでている 50 の問いは沖縄旅行のための調査項目としてつかえます。本書をざっとまずみて、旅行計画をたてて実際にいってみて、そして帰宅してから本書を再度よみなおしてみるとよいでしょう。沖縄に関する理解がダイナミックにふかまるとおもいます。これは、普通の観光ガイドブックだけをみているだけでは味わえない体験です。

旅行では、調査項目を事前にたてたかどうかで、現地にいってからの見え方はまったくちがってきます。しかし何をしらべればよいのかよくわからないことがあります。そのようなときにこのような本があると便利です。

調査項目を明確にし、問題意識をふかめることがまずは重要です。したがって旅行にいくまえに、じっくり本を読みこむ必要はないとおもいます。現地のでの見聞を重視し、事前にあまり勉強しすぎない方がいいかもしれません。




沖縄は、気候帯は亜熱帯に属します。亜熱帯は、大局的にみてしまえば温帯の一部ですが、実際にいってみるとあきらかに本土とはちがう気候だとわかります。また沖縄は基地の島であり、その背後には「沖縄戦」があります。そして首里城やチャンプルー・・・。本土とのちがいを肌で感じます。ニュースをみているだけではわかりません。やはり、実際にいってみることが大事でしょう。


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▼ 参考文献
行田稔彦著『いまこそ、沖縄　沖縄に親しむ50問50答』新日本出版社、2014年2月25日