ベニジュケイ(交差法で立体視ができます)
園内マップをみながら順路をあるいて、その視覚空間をイメージできるようにし、そのなかに動物と環境に関する情報を記銘していきます。
よこはま動物園 ズーラシアの「亜寒帯の森」ゾーンでは、寒帯〜冷帯、高山帯に生息する動物を飼育・展示しています(注1)。ステレオ写真はいずれも交差法で立体視ができます。
立体視のやり方 - ステレオグラムとステレオ写真 -
ベニジュケイ(キジ目 / キジ科)は、チベット南東部から中国雲南省・四川省・陜西省・ベトナム北部の山地の常緑混合林にすみ、木の葉・草・茎・種子・果実などの植物や昆虫類などを餌にしています。雄は、赤みをおびたオレンジ色で、胸には大きな灰白色の斑点がならんでとても目立ちますが、雌は地味な茶色をしています。
ズーラシアの「亜寒帯の森」ゾーンは、ズーラシアのなかでもっともたくさんの種類の動物を展示していて、これらのすべてをおぼえるのはややむずかしいです。とくに鳥類はこんがらがってきます。
このゾーンには 12 の展示サイトがあり、11番から22番までの番号があたえられています。ここでは、園内マップをみながら順路をあるいていき、その視覚空間を順番にまずはしっかりおぼえて、そしてそれぞれの場所(視覚空間)のなかで、それぞれの動物の姿(イメージ)と名前を記憶していくようにするとよいです。これは空間記憶法の実践になります。
あたらしいことを記憶するときにはその情報を書きこむための "ノート" が必要です。たとえば生徒や学生は講義内容をノートに書きこんでいます。あるいはコンピューターでは、ハードディスクやソリッド・ステート・ドライブにデータを書きこみます。デジタルカメラでしたら SDカードにデータを書きこんでいます。
これらとおなじで、何かを記憶しようとおおったら、それを書きこむための "ノート" を心のなかにあらかじめ用意しておかなければなりません。これが重要なポイントです。"ノート" を用意しないで、ただ経験的に記憶しようとしている人がいますが、それではうまくいきません。
そこで園内マップをみながら順番にあるいていくときに、その視覚空間をしっかりみて記憶し、その視覚空間を "ノート" としてつかいます。視覚空間を正確にイメージできるようにし、それぞれの動物をそこに「書きこんでいく」のです。これがまさに記憶法における「記銘」です(注2)。
ズーラシアの展示には、順番があり、見通しがきき、あたらしい情報が結合でき、想起がしやすい、といった記憶法の好条件がそろっています。ズーラシアは、動物と環境の情報をたくわえる空間("ノート")としてとても有用です。
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〈民族-文化-自然環境〉システム - ズーラシア「アフリカのサバンナ」(まとめ)-
▼ 注1
よこはま動物園 ズーラシア
開園時間・入園料
園内マップ
▼ 注2
記憶法は、「記銘→保持→想起」という3つの段階からなります。
▼ 参考文献
村田浩一監修『よこはま動物園ズーラシアガイドブック 改訂版 II』公益財団法人横浜市緑の会、2015年4月22日発行(正門ちかくのショップで購入できます)
栗田昌裕著『絶対忘れない! 記憶力超速アップ術』(日文新書)2010年5月28日
立体視のやり方 - ステレオグラムとステレオ写真 -
ベニジュケイ(キジ目 / キジ科)は、チベット南東部から中国雲南省・四川省・陜西省・ベトナム北部の山地の常緑混合林にすみ、木の葉・草・茎・種子・果実などの植物や昆虫類などを餌にしています。雄は、赤みをおびたオレンジ色で、胸には大きな灰白色の斑点がならんでとても目立ちますが、雌は地味な茶色をしています。
ヨーロッパオオライチョウ(キジ目 / キジ科)
ヨーロッパから西シベリアの自然混合林に分布します。ライチョウ亜科の中で最大であり、オスは、暗灰褐色の羽につつまれ、胸は青光りする緑色、翼や尾に白点があります。メスは、褐色に黄色い斑点がまじった羽をもちます。縄張り誇示のために首をのばし尾をひろげて大きな声で鳴きます。
シロミミキジ(キジ目 / キジ科)
チベット南部から中国西部の標高 3500 ~ 4000 m の高山の茂みにすみます。冬は、標高 2,800 m 付近まで下山します。群れをなし、頑丈なくちばしで地面を掘り返して草の根や昆虫を食べます。春になると群れは散らばり、雄はなわばりをつくり、雌とつがいになります。
ニジキジ(キジ目 / キジ科)
アフガニスタン東部からインド・ネパール・ブータン・チベットにかけてのヒマラヤ山脈沿いの標高 2100 ~ 4500 m ほどの高山地帯の低木林にすみ、ふかくくぼんだ巣を茂みのなかや岩陰につくります。雄はもっともうつくしいキジのひとつで、陽の光をあびると光沢がかってかがやきます。
オオワシ(タカ目 / タカ科)
オホーツク海沿岸から朝鮮半島に分布します。アムール地方からカムチャッカにかけてのオホーツク海沿岸で繁殖し、越冬のために日本へは11月ごろからわたってきて、3月ごろにふたたび繁殖地へとかえっていきます。海岸や河川・湖の周辺などにすみ、魚やカモをとららえたり、うちあげられた死体などを食べます。冬季には、陸生哺乳類の死体を食べることもあります。1970年に、国の天然記念物に指定されました。
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このゾーンには 12 の展示サイトがあり、11番から22番までの番号があたえられています。ここでは、園内マップをみながら順路をあるいていき、その視覚空間を順番にまずはしっかりおぼえて、そしてそれぞれの場所(視覚空間)のなかで、それぞれの動物の姿(イメージ)と名前を記憶していくようにするとよいです。これは空間記憶法の実践になります。
あたらしいことを記憶するときにはその情報を書きこむための "ノート" が必要です。たとえば生徒や学生は講義内容をノートに書きこんでいます。あるいはコンピューターでは、ハードディスクやソリッド・ステート・ドライブにデータを書きこみます。デジタルカメラでしたら SDカードにデータを書きこんでいます。
これらとおなじで、何かを記憶しようとおおったら、それを書きこむための "ノート" を心のなかにあらかじめ用意しておかなければなりません。これが重要なポイントです。"ノート" を用意しないで、ただ経験的に記憶しようとしている人がいますが、それではうまくいきません。
そこで園内マップをみながら順番にあるいていくときに、その視覚空間をしっかりみて記憶し、その視覚空間を "ノート" としてつかいます。視覚空間を正確にイメージできるようにし、それぞれの動物をそこに「書きこんでいく」のです。これがまさに記憶法における「記銘」です(注2)。
ズーラシアの展示には、順番があり、見通しがきき、あたらしい情報が結合でき、想起がしやすい、といった記憶法の好条件がそろっています。ズーラシアは、動物と環境の情報をたくわえる空間("ノート")としてとても有用です。
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視野を拡大する - ズーラシア「アフリカのサバンナ」(1)-
生命のシステムを知る - ズーラシア「アフリカのサバンナ」(2)-
環境のひろがりを想像する - ズーラシア「アフリカのサバンナ」(3)-
半自然のモデル - ズーラシア「アフリカのサバンナ」(4)ピグミーゴート -
〈人間-住居-自然環境〉システム - ズーラシア「アフリカのサバンナ」(5)ダトーガ族の住居 -
〈民族-文化-自然環境〉システム - ズーラシア「アフリカのサバンナ」(まとめ)-
▼ 注1
よこはま動物園 ズーラシア
開園時間・入園料
園内マップ
▼ 注2
記憶法は、「記銘→保持→想起」という3つの段階からなります。
▼ 参考文献
村田浩一監修『よこはま動物園ズーラシアガイドブック 改訂版 II』公益財団法人横浜市緑の会、2015年4月22日発行(正門ちかくのショップで購入できます)
栗田昌裕著『絶対忘れない! 記憶力超速アップ術』(日文新書)2010年5月28日