クラウドの時代に入って、高速モバイル通信が急速に整備されつつあり、「LTE」というあたらしい用語が目につくようになりました。

そこで、インターネットで「LTE」についてしらべたところ、「NTT東日本 FLET’S光」のウェブサイトに次のような説明がありました。

■ モバイル通信の規格である
「3G」(スリージー)、「4G」(フォージー)、「LTE」(エルティーイー)といった用語はモバイル通信の規格をあらわしています。

「3G」や「4G」の「G」は Generation(世代)の意味の頭文字です。かつては「1G」、「2G」がありました。いま注目されているのは次世代高速通信規格である「4G」です。

■ LTEは4Gの一種である
「LTE」とは、Long Term Evolution(長期的進化)の略で、「4G」のなかの一種です。

「LTE」は、以前は「3.9G」として位置づけられていましたが、「LTE」を「4G」とする通信業者が増えたため、最近では「4G」の一種としてとらえるのが一般的になりました。

「LTE」は下り75Mbps〜100Mbps、「3G」よりも高速であるため、動画視聴やアプリダウンロードのためにむいています。

■ スマートフォンなどを購入するときに参考にする
モバイル通信の規格についてあらかじめ知っていれば通信速度などが判断でき、スマートフォンなどを購入するときの参考になります。

たとえば、NTTドコモ「Xi」(クロッシィ)、ソフトバンクモバイル「SoftBank 4G LTE」などが「LTE」サービスを提供しています。また「WiMAX」は4G(3.9G)に相当する通信規格です。

■ Wi-Fiは、無線LANルーターを介して光回線につながっている
一方で、「Wi-Fi」とよばれる通信方式がひろくつかわれています。

「Wi-Fi」は、光回線(有線)につながれた無線LANルーターと通信します。無線LANルーターは、数メートル〜数十メートル圏内に設置しなければ通信ができません。したがって、「3G」「4G」「LTE」とはちがい、つかえる場所が限定されてしまいます。

しかし、最大数百Mbps対応の規格もあり、非常に高速で快適な通信ができます。

■ プラチナバンドは障害物につよい
また「プラチナバンド」とよばれる通信方式もあります。これは「特定の周波数帯域の電波」を意味します。携帯電話・スマホでは、1.5〜2GHz(ギガヘルツ)の帯域の電波がつかわれますが、プラチナバンドはそれよりも低い700〜900MHz(メガヘルツ)の帯域の電波を利用できます。

障害物にさえぎられにくい特性があり「高い価値のある周波数帯域」という意味で「プラチナバンド」とよばれます。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルでは一部のサービスで「プラチナバンド」をつかっています。

以上のように、「LTE」について理解し記憶しようとおもったら、その一語だけをとりだして理解し記憶しようとするよりも、それに関する周辺用語もあわせて全体的にとらえたほうが、各用語の比較もでき、理解が一気にすすみます

つまり、 なるべくたくさんの関連情報を一度に頭にインプットした方が理解がすすむということです。

情報処理の観点からいうと、インプットでは、なるべくたくさんの情報をまるごとインプットしてしまったほうが、あとのプロセシングにおける理解や記憶のたすけになるわけです。たくさんインプットするとおぼえきれないとおもうのはまちがいです。記憶の場は意外に大きいものです。

たとえば、本を2~3ページよんで理解できなくても、そのまま読みすすめていくと、一冊全部よみおわってみたら結果的には理解できたという経験は誰にでもあるものです。

情報処理(インプット→プロセシング→アウトプット)を意識して、まずは、まるごとすべてをインプットしてしまう方がよいです。情報はおのずと処理されてきます。