仏陀説法図(パキスタン、2-3世紀)
(交差法で立体視ができます)
シルクロードは西方の文化を日本にまではこんできました。日本人にとって、シルクロードをたどることは「文化のふるさと」をたどることです。
東京藝術大学美術館で開催されている、シルクロード特別企画展「素心伝心 -クローン文化財 失われた刻の再生-」(注1)では、平山郁夫シルクロード美術館(注2)の収蔵品からの出展もありました。シルクロード上の各地の文化を理解するための参考になります。
ステレオ写真は交差法で立体視ができます。
立体視のやり方 - ステレオグラムとステレオ写真 -
仏陀説法図(パキスタン、2・3世紀)は、今回展示されたクローン文化財「法隆寺金堂6号壁」や「敦煌莫高窟第57窟北壁」の祖型と目されています。
平山郁夫シルクロード美術館
▼ 参考文献
『シルクロード特別企画展「素心伝心」』(解説書)東京藝術大学、2017年9月13日
ステレオ写真は交差法で立体視ができます。
立体視のやり方 - ステレオグラムとステレオ写真 -
仏陀説法図(パキスタン、2・3世紀)は、今回展示されたクローン文化財「法隆寺金堂6号壁」や「敦煌莫高窟第57窟北壁」の祖型と目されています。
仏陀頭部(パキスタン、3-4世紀)
壁画と同様に塑像でも、地域と年代によって表現にバリエーションがみれれ、地域様式がみとめられます。柱頭(パキスタン、2-3世紀)
バーミヤン東大仏天井壁画とおなじ四頭立ての馬車にのる太陽神があらわされています。仏伝浮彫 占相・祝宴・勉学(パキスタン、2-3世紀)
上段は、楽園・彼岸を表象しています。下段は、釈迦の物語を彫刻しています。*
シルクロードは、中国と地中海世界をむすぶ交易路でした。日本では、日中共同制作・NHK特集『シルクロード』によってひろく知られるようになりました。郷愁をさそうような喜多郎のテーマ音楽をおぼえている方もおおいとおもいます。
平山郁夫シルクロード美術館は山梨県北杜市にある美術館です。日本画家で、東京藝術大学学長などもつとめた平山郁夫が1993年に鎌倉市に設立したシルクロード研究所を母体として、1999年に開館した八ヶ岳シルクロードミュージアムを改称することで、2004年4月に設立されました。シルクロードの旅をもとにして制作された平山郁夫の絵画のほか、シルクロードと関連のあった国々約37カ国の美術品が展示されています。
シルクロードの文化、西方の文化は極東・日本にまでつたわってきました。日本は、シルクロードの終着地でした。日本人は、西方の文化をふるくからうけいれてきました。日本人の心のなかには、シルクロードは「文化のふるさと」といった意識が潜在しています。
▼ 注1
※ 一部をのぞき写真撮影が許可されていました。
▼ 注2シルクロードの文化、西方の文化は極東・日本にまでつたわってきました。日本は、シルクロードの終着地でした。日本人は、西方の文化をふるくからうけいれてきました。日本人の心のなかには、シルクロードは「文化のふるさと」といった意識が潜在しています。
▼ 関連記事
再現空間にはいる - シルクロード特別企画展「素心伝心」(東京藝術大学美術館)(1)-
臨場感をたのしむ - シルクロード特別企画展「素心伝心」(東京藝術大学美術館)(2)-
空間に心をくばる - シルクロード特別企画展「素心伝心」(東京藝術大学美術館)(3)-
複数の感覚を統合する - シルクロード特別企画展「素心伝心」(東京藝術大学美術館)(4)-
文化のふるさとをたどる - シルクロード特別企画展「素心伝心」(東京藝術大学美術館)(5)-
再現空間にはいる - シルクロード特別企画展「素心伝心」(東京藝術大学美術館)(1)-
臨場感をたのしむ - シルクロード特別企画展「素心伝心」(東京藝術大学美術館)(2)-
空間に心をくばる - シルクロード特別企画展「素心伝心」(東京藝術大学美術館)(3)-
複数の感覚を統合する - シルクロード特別企画展「素心伝心」(東京藝術大学美術館)(4)-
文化のふるさとをたどる - シルクロード特別企画展「素心伝心」(東京藝術大学美術館)(5)-
▼ 注1
会場:東京藝術大学美術館
会期:2017年9月23日〜10月26日※ 一部をのぞき写真撮影が許可されていました。
平山郁夫シルクロード美術館
▼ 参考文献
『シルクロード特別企画展「素心伝心」』(解説書)東京藝術大学、2017年9月13日