グラスハウスのエントランス
部屋いっぱいにひろがった香りのなかに身をおけば、香りにひたり、香りの空間を体験することができます。
ステレオ写真はいずれも交差法で立体視ができます。神戸布引ハーブ園内にあるグラスハウス(注1)で撮影しました。
立体視のやり方 - ステレオグラムとステレオ写真 - >>
グラスハウスには、中庭や温室、ハーブの家、スパイス工房、ミントカフェ、ガーデンテラスなどがあり、さまざまな香りの空間を体験することができます。
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グラスハウスには、中庭や温室、ハーブの家、スパイス工房、ミントカフェ、ガーデンテラスなどがあり、さまざまな香りの空間を体験することができます。
ユズ(中庭)
温室(グラスハウス内)
さわやかな香りというのではなく、生命力があふれる熱帯特有のエネルギッシュな香りがひろがっています。サンジャクバナナ(温室)
スパティフィラム(温室)
アンスリウム(温室)
クミン(スパイス工房)
カレーの香りのもととなるスパイスです。クミンを料理にくわえるだけでインド料理風になるといわれるくらい、カレーには欠かせないスパイスです。消化をたすけ、腹痛をやわらげる効能もあるといわれています。
「スパイス工房」では、さまざまなスパイスをすりつぶすして香りをかぎくらべることができます。あたりにスパイスの香りがただよい雰囲気がかわります。スパイスの歴史や効能に関する展示・解説もあり、またスパイスの調合などの体験をとおして、香りのひきたて方についてまなぶことができます。
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香りは鼻でかぐものですが、ここグラスハウスでは空間に香りがひろがっていて、その中にひたることができます。香りに身がつつまれるといった感じです。
たとえば光のなかにはいって光にとりかこまれたり、コンサートホールで音響空間に身をつつみこまれたりという経験は誰にでもあるとおもいます。
それとおなじで、香りも部屋にみたせばそのなかにひたることができます。ここでは、香りの空間に心をくばるといった体験ができ、香りの空間認識になってきて、次元のたかい(3次元の)情報処理がおこります。香りをただ鼻でかいでいたときよりも大きな効果が生じます(注2)。
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神戸布引ハーブ園(まとめ)
エッセンシャルオイル(アロマオイル)で香りをとりいれる
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▼ 注1
神戸布引ハーブ園
園内マップ
▼ 注2
たとえばイヤホンで音楽をきいていたときよりも、音響空間をうみだすコンサートホールで音楽をきいた方が感動が大きくなるということとおなじです。何事も、もっと効果をあげようとおもったら空間をうまくつかった方がよいです。