本書は、「脱パソコン時代」をきりひらくクラウドについて解説しています。
今まさに、「パソコンの時代」がおわり、「クラウドの時代」がはじまりました。情報革命は今後はクラウドを中心にすすんでいきます。クラウドについてはやめに理解をすすめておくことは重要なことです。
本書から要点をピックアップします。
パソコンの次に、モバイル端末時代が来る。クラウド・コンピューティングの定義は、「遠くにあるデータ・センターのアプリケーションを、インターネットなどの広域データ・ネットワークで様々な端末から利用するIT(情報処理技術)利用法」です。ディバイスもクラウドをより使いやすくするために進化します。脱パソコン・ビジネスの本命はモバイル・ディバイスです。クラウドは、イノベーション(革新)です。つまり、既存のサービスや商品、制度や価値観を破壊するとということです。ほとんどの商業メディアは生き残ることができないでしょう。マス・メディアに限らず、あらゆる場面においてイノベーター(破壊者)としてのクラウドは強敵です。
クラウドのための高度な放送通信インフラ(ブロードバンド)は急速に構築されつつあります。
アプリケーションとビッグ・データは、クラウド・データ・センターに集中していきます。
ユーザーは、クラウドにつながったクラウド・ディバイスをつかって、クラウド・サービスを利用するようになります。
現在の iPhone や iPad や アンドロイド携帯は、 アプリケーションが基本的にネイティブ・プログラムになっていて、クラウド・アプリケーション(ウェブ・アプリケーション)になっていないため、クラウド・ディバイスではありません。
クラウドに最適化されたクラウド・ディバイスは、これから出現することに気がついておかなければなりません。
クラウドに最適化されたクラウド・ディバイスは、これから出現することに気がついておかなければなりません。
クラウド・アプリケーション(ウェブ・アプリケーション)がつかえるのがクラウド・ディバイスです。HTML5という最新のウェブ規格を採用したウェブ・アプリケーションに注目しなければなりません。
そのクラウド・ディバイスはクラウド・サービスを利用しやすいように、ディバイスとサービスとの融合設計の結果として出現してくるはずです。どのようなクラウド・サービスがこらから提供されてくるのか注目されます。
情報洪水におぼれるのではなく、多種多様で大量の情報を処理しながらゆたかな生活をおくるために、クラウド利用の準備を順次すすめておくのがよいでしょう。
文献:小池良次著『クラウドの未来 -超集中と超分散の世界-』(講談社現代新書)講談社、2012年1月20日
▼参考ブログ
クラウドがワークスタイルをかえる 〜 八子知礼著『図解 クラウド早わかり』〜
iPhone や iPad を Mac や Windows と連携する 〜『iCloud 徹底活用マニュアル』〜
iCloudのシステムを主体的につかいこなす
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