東南アジアを旅行することは多様性にたえる訓練になります。
あるときわたしがタイを旅行していたら、ある旅行者が、「タイ料理は、辛いんだか甘いんだかわからないからきらいです」といいました。この人のいったことはまさにそのとおりで、タイ料理には辛いものも、辛くないものも、甘いものもあります。タイ料理は辛いとおもっている人がいますがそうとはかぎりません。
タイ料理には、インド料理的なもの、中国料理的なもの、両者が融合したようなものなど、さまざまな料理があります。その国の料理にはその国の文化が圧縮されています。タイあるいは東南アジアの文化には、インド文明(ヒンドゥー文明)と中国文明の両者が反映しています。東南アジアでは、土着文化のうえに外来の文化が集積しています。東南アジアは多様性の世界です。
したがってすぱっと物事を割りきろうとする人にはタイや東南アジアはあいません。しかし一方で、東南アジアを旅行することは多様性にたえる訓練になります。
どこまで多様性にたえられるか? これは、その人の心の強さをあらわすひとつの尺度です。大きな多様性にたえることはこれからの時代に必要な能力といってよいでしょう。
タイ料理には、インド料理的なもの、中国料理的なもの、両者が融合したようなものなど、さまざまな料理があります。その国の料理にはその国の文化が圧縮されています。タイあるいは東南アジアの文化には、インド文明(ヒンドゥー文明)と中国文明の両者が反映しています。東南アジアでは、土着文化のうえに外来の文化が集積しています。東南アジアは多様性の世界です。
したがってすぱっと物事を割りきろうとする人にはタイや東南アジアはあいません。しかし一方で、東南アジアを旅行することは多様性にたえる訓練になります。
どこまで多様性にたえられるか? これは、その人の心の強さをあらわすひとつの尺度です。大きな多様性にたえることはこれからの時代に必要な能力といってよいでしょう。