食事によってカロリーを摂取しすぎないようにし、運動によってカロリー消費量をふやします。
『Newton 肥満のサイエンス』(Kindle版)は、肥満の原因や病気との関連、ダイエットの知識を身につけるための解説書です。



食事によってカロリーを摂取しすぎないようにするとともに、運動によってカロリー消費量をふやす。


肥満にならないためには、このあたりまえのことを地道にくりかえすしかありませんが、このあたりまえのことがなかなかできないのです。

しかし本書は、そのための動機づけになるでしょう。本書をよめば、肥満の仕組みとおそろしい病気のことが端的にわかり、カロリーと運動に意識がむくようになるとおもいます。

ヒトが肥満になるのは体に脂肪が蓄積されるからです。糖質・脂質・タンパク質は三大栄養素とよばれ、これらのどれを食べても、食べすぎれば脂肪になり、肥満になります。 

世界保健機関では成人において、BMI(Body Mass Index)が 25 以上の場合は「過体重」、30以上の場合を「肥満」とさだめています。

BMI= 体重 (kg) ÷ {身長 (m) の 2乗}

たとえば身長 1.7m、体重 70kg のヒトの BMI は、70 ÷(1.7×1.7)により約 24.2 となります。

BMI の値が大きくなればなるほどたくさんの病気になるリスクが高まります。肥満は血管にダメージをあたえ、命にかかわる病気を発生させます。がんもひきおこします。

運動を継続するためには、運動をすることによって快感をおぼえられるように工夫するようにとアドバイスしています。


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▼ 参考文献
『Newton 肥満のサイエンス』(Kindle版)ニュートンプレス、2015年6月10日