インプット・プロセシング・アウトプットの3段階をふんで物事の理解をふかめるとよいです。
たとえば本を1冊よんでその内容を理解したとします。これは内面への情報のインプットです。

そして寝ます。睡眠によって、情報の整理や記憶がおのずとすすみます。これは情報のプロセシングです。睡眠によって理解はさらにふかまることになります。したがってインプットをしたらさっさと寝るのが一番です。

そして起きてから、今度は、本の要点や要約・感想・考察などを書きだしてみます。これは情報のアウトプットです。アウトプットをしてみると本の内容や著者のメッセージがさらにふかく理解できるようになります。本をよみおわった最初の段階で、すでに理解できたとおもっていましたが、それは不十分であったことが自覚できます。アウトプットによる理解の深化は想像以上に大きいです。

表面的には、インプットで情報をうけとって、それを処理して理解して(プロセシング)、その結果をアウトプットするのが情報処理ですが、実際には、インプットで第1段階の理解ができ、プロセシングで第2段階の理解ができ、アウトプットで第3段階の理解ができ、段階をふむごとに理解はふかまっていくということです。

このようなことは多く人々がすでに経験していることだとおもいますが、インプット・プロセシング・アウトプットという3段階を自覚して実践している人はすくないのではないでしょうか。情報処理の3段階は理解をふかめる3段階でもあるのです。

たとえば博物館や美術館を見学したときも、動物園や植物園にいったときも、旅行やフィールドワークにでかけたときも、同様に、第3段階までやってみると、おどろくほど理解がふかまります。わかったとおもっても、やはり、アウトプットまで実践したほうがよいです。アウトプットの効果ははかりしれないです。

このようなことは学校教育や試験勉強でももっと自覚されるべきことだとおもいます。まずは3段階を自覚することが大事でしょう。