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ユリノキ(平行法で立体視ができます)
さわやかな風を感じます。皮膚感覚とともに、視覚からも情報を内面にインプットしておくと情報処理がすすみます。花がつかえます。
すがすがしい新緑の季節になりました。新宿御苑には、みずみずしい若葉のかおりがさわやかな風にのってただよっています。写真はユリノキです。新宿御苑で撮影しました。平行法で立体視ができます。
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さわやかな風は初夏のおとずれを感じさせます。風とともに気温や湿度も初夏を感じさせます。これは皮膚感覚であり、皮膚から情報を内面にインプットしていることになります。

このときに視覚情報もあわせてインプットしておくと、それが目印(アイコン、インデックス)になって、そのときのことを後でおもいだしやすくなります。そして写真を撮っておく、あるいは「ユリノキ」とノートやカレンダーに記述しておきます。

情報をインプットするときに、ひとつの感覚にたよるよりも複数の感覚をつかって総合的にインプットした方が情報処理がすすみ、想起もしやすくなります。他者の話をきいたときも(聴覚でも)、あるいは本を読んだときにも意図的に目印をのこしておくとよいです。ちょっとした工夫で情報処理はいちじるしくすすみます。


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ユリノキは、モクレン科ユリノキ属の落葉高木、街路樹としておなじみな木です。原産地は北アメリカ中部、花期は5~6月ごろ、チューリップのような花の形からチューリップツリーという英名がつけられています。

新宿御苑のシンボルツリーであり、樹高は約40メートル、イギリス式庭園の中央に堂々とたたずむ巨木です。明治20〜30年代に新宿御苑にはじめて日本で植えられたといわれ、その後、この木が母樹となって全国にひろまりました。

とおくから見ると1本の木のように見えますが、よくみると3本の木を一ヵ所に植栽して一本の巨木のように見せています。新宿御苑は庭園なので、このような景観上の工夫が随所にあります。さがしてみるとおもしろいです。