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天王寺動物園 入り口(交差法で立体視ができます)
動物園の階層構造をモデルにして、情報の階層ネットワークを心のなかにつくれば情報処理がすすみます。
天王寺動物園には約200種の動物たちがいます。そしてアジアの熱帯雨林・鳥の楽園・アフリカサバンナなどのいくつものエリアがあって、全体として天王寺動物園がなりたっています。すなわち動物・エリア・動物園という階層構造がここにはあります

このような階層構造を認識することは、地球上の生態系を理解することにそのままつながっていきます。生態系も階層構造になっているからです。

この階層構造のなかにおいて、それぞれの動物は要素ととらえることができます。要素はエリア内でネットワークをつくり、エリアは、動物園全体のなかでより高次元のネットワークをつくっています。

動物園のマップと実際にあるいた体験とをむすびつけて、このような階層ネットワークを記憶しイメージできるようにしておけば、図鑑や書籍をみてさらに知識をふやしたり、環境からあらたな発想をえたり、ふたたび動物園にいってネットワークを強化したりすることが容易にできるようになります。

これは、情報の階層ネットワークを心のなかにつくることになり、情報処理をすすめるためのベースになります。そして動物たちが成長していくように、心のなかの情報も成長していきます。情報が成長すれば、あたらしいことをおもいつきやすくなり創造的になれます。情報は生きているのです。

この方法は、動物園でなくても水族館でも植物園でも博物館でも美術館でも旅行先でも実践できます。あるいはどのような課題についても応用が可能です。ただ動物園は、モデル(見本)としてわかりやすいということがあります。


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▼ 注1
天王寺動物園