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グラントシマウマ(ウマ目ウマ科)(分布:アフリカ東部) 
(交差法で立体視ができます) 
周辺視野をつかって、対象(主体)をとりまく環境をとらえることから、あたらしい発見やあらたな発想がえられることが多いです。
写真は、天王寺動物園(大阪市)で撮影しました。いずれも交差法で立体視ができます。
立体視のやり方 - ステレオグラムとステレオ写真 - >>



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アミメキリン(ウシ目キリン科)
(分布:サハラ砂漠や熱帯雨林をのぞくアフリカ)



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ライオン
(分布:アフリカ大陸中部・南部、インド北西部) 



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アフリカサバンナゾーン



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カバ(ウシ目カバ科)
(分布:アフリカ大陸中部・南部)



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チンパンジー(サル目ショウジョウ科)
(分布:東・中央・西アフリカ)




動物について認識をふかめたり、動物保護という課題にとりくもうとしたときに、さまざまな動物をよく観察して、彼らに関する解説をよむ必要があることはいうまでもないでしょう。観察と解説で知識はふやすことができます。

しかしあたらしい発見やあらたな発想は、対象に関する知識からよりも、彼らをとりまく環境の方からえられることが多いです。たとえばわたしは、ヒマラヤ山中をフィールドワークしていて、キバンという村のちかくをあるいていたときに、そこの環境構造が日本の里山とおなじであることを発見しました。ここからヒントをえて、そのごのヒマラヤ環境保全の計画を立案したということがありました。

このように環境を見、環境を知ることはとても重要なことです。立体視訓練はそのために役立ちます。立体視は、フィールドワークに発展させることもできます。周辺視野をつかって、主体(対象)とのかかわりにおいて環境(周辺・背景)をみることがポイントです。




天王寺動物園の「アフリカサバンナ」ゾーンは、コピエとばれる岩山群にかこまれたサバンナの環境を再現しています。岩山にかこまれた園路をあるいていくと、サバンナに実際にいるような雰囲気を体感できます。最近の動物園は体験型施設に進化しつつあります。


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▼ 注1
天王寺動物園