地球の歴史のなかで、地球は三度 完全凍結したという仮説がたてられています。完全凍結により生命の進化もうながされたようです。
グラフィックサイエンスマガジン『Newton 2017.6号』では「地球 全球凍結(スノーボールアース)」について特集しています。46億年の地球の歴史のなかで、地球は三度完全に氷でおおわれたという仮説がたてられています。

地球上でもっとも気温がたかい赤道付近が氷河でおおわれていたということは、気温がよりひくい高緯度地方も氷河におおわれていたということであり、全球凍結(スノーボールアース)仮説がたてられました。
それではなぜ地球は凍結したのかというと、大気中の二酸化炭素などの温室効果ガスの減少が原因であるとかんがえられています。温室効果ガスが増大している現代とは逆の現象があったというのです。
そして全球凍結がおわって地球が温暖化できたのは地球の火山活動があったからだとかんがえられています。
また全球凍結の時代にもその環境に適応して微生物などが生息していました。スノーボールアースは生命の進化をうながし、その後の温暖化とともに大進化がおこったのではないかという仮説も提案されています。
地球の環境は、わたしたちが想像する以上に大きな変動をくりかえしてきたようです。そしてその環境に適応しながら生物は進化してきたことも確かです。その結果、今日の人間がいるのです。
わたしたち生物は地球の環境に適応しなければ生きていけません。生物と環境、人間と環境はセットにしてつねにとらえていく必要があります。
▼ 引用文献
『Newton 2017.6号』ニュートンプレス、2017年6月7日
約6億3500万年前の地層に見られる氷河堆積物が、低緯度でつくられたものだと報告されました。(中略)氷河堆積物に記録された地磁気の痕跡を調べることで、その岩石がほんとうに低緯度でできたものなのか再調査しました。(中略)その調査結果は、氷河堆積物が赤道付近でできたということを決定的にするものだったのです。

地球上でもっとも気温がたかい赤道付近が氷河でおおわれていたということは、気温がよりひくい高緯度地方も氷河におおわれていたということであり、全球凍結(スノーボールアース)仮説がたてられました。
それではなぜ地球は凍結したのかというと、大気中の二酸化炭素などの温室効果ガスの減少が原因であるとかんがえられています。温室効果ガスが増大している現代とは逆の現象があったというのです。
そして全球凍結がおわって地球が温暖化できたのは地球の火山活動があったからだとかんがえられています。
また全球凍結の時代にもその環境に適応して微生物などが生息していました。スノーボールアースは生命の進化をうながし、その後の温暖化とともに大進化がおこったのではないかという仮説も提案されています。
地球の環境は、わたしたちが想像する以上に大きな変動をくりかえしてきたようです。そしてその環境に適応しながら生物は進化してきたことも確かです。その結果、今日の人間がいるのです。
わたしたち生物は地球の環境に適応しなければ生きていけません。生物と環境、人間と環境はセットにしてつねにとらえていく必要があります。
▼ 引用文献
『Newton 2017.6号』ニュートンプレス、2017年6月7日