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ゴクラクチョウカ(ゴクラクチョウカ科ゴクラクチョウカ属)(Strelitzia reginae
(平行法で立体視ができます)
うつくしいものを見ることを通して、大きな喜びを内面にインプットするようにすると情報処理がすすみます。
写真はいずれも平行法で立体視ができます。小田原フラワーガーデン・トロピカルドーム温室で撮影しました(注1)



ゴクラクチョウカは、極楽鳥の頭をおもわせます。英名はバードオブパラダイス(bird of paradise)です。原産地は南アフリカのケープ地方、黄橙色の鶏冠のように見えるのが花(萼片)です。現地では、タイヨウチョウという鳥が蜜をすいにきます。



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ピレア・カディエレイ(イラクサ科ミズ属)(Pilea cadierei
ベトナムが原産の常緑多年草です。葉は卵形から長楕形であり、緑色の地に銀色の模様が目立つので「アルミニウムプランツ」ともよばれます。



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パキスタキス・ルテア(キツネノマゴ科ベニサンゴバナ属)(Pachystachys lutea
うろこ状にかさなりあった黄色の部分は苞(ほう)であり、そのあいだから咲く白い花が咲いています。メキシコ〜ペルー原産です。



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ビカクシダ(ウラボシ科ビカクシダ属)(Platycerium bifurcatum
原産地はオーストラリア・ニューギニアです。コウモリシダともよばれます。たれさがる葉を、大鹿の角(麋角(びかく))にたとえたのが名の由来です。



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ペンタス・ランケオラータ(アカネ科ペンタス属)(Pentas lanceolata
原産地は熱帯アフリカ・マダガスカルです。ペンタス(Pentas)は、ギリシア語のPente(ペンテ・数字の5)が語源であり、ペンタスの花びらが5枚であることに由来しています。ペンタスは、熱帯アフリカなどに約30種が分布し、その中で最も広く普及しているのはペンタス・ランケオラータとその園芸品種です。




わたしたち人間が何かを見るということは情報を内面にインプットすることです。そのインプットに喜びがともなっていれば、それにつづくプロセシングもおのずとすすみます。しかし苦痛がともなっていればプロセシングがすすまなかったり、プロセシングにエラーがおこります。インプットやプロセシングをすすめるうえで心の状態は決定的に重要です。

このような意味では学校の勉強も、苦痛がともなっているとうまくすすみません。一番すきな科目を中心にすえるなど、勉強の仕方を工夫しなければなりません。

インプットにはよい感情がともなうべきであり、そのためには、あかるいもの、うつくしいもの、すばらしいものをしっかり見るようにするとよいでしょう。

そして情報処理の効果をさらにあげるためには、見ることを通して、大きな喜びをむしろインプットするようにします。そうすればあたらしい発想もうまれやすくなります。


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小田原フラワーガーデン・トロピカルドーム温室(内部)


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「心ここに在らざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず、食らえどもその味を知らず」

▼ 注1
小田原フラワーガーデン