ベニヒモノキ(トウダイグサ科)(Acalypha hispida)
(平行法で立体視ができます)
見るとは心のくばりかたの問題です。関心のあることにしっかり心をくばるようにすれば見る力がつよまります。
写真はいずれも平行法で立体視ができます。小田原フラワーガーデン・トロピカルドーム温室で撮影しました(注1)。
立体視のやり方 - ステレオグラムとステレオ写真 - >>
ベニヒモノキ(トウダイグサ科)は、赤くながいひも状の花がたくさんたれさがる姿が印象的です。雌花の先端が赤い糸状になっています。マレー半島あるいは西インド諸島が原産との説があります。
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「心ここに在らざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず、食らえどもその味を知らず」
▼ 注1
小田原フラワーガーデン
立体視のやり方 - ステレオグラムとステレオ写真 - >>
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ベニヒモノキ(トウダイグサ科)は、赤くながいひも状の花がたくさんたれさがる姿が印象的です。雌花の先端が赤い糸状になっています。マレー半島あるいは西インド諸島が原産との説があります。
ムラサキソシンカ(マメ科)(Bauhinia purpurea)
ランの花に似た形の香りのつよい花がさきます。葉は、ヒツジのひづめのような形をしていておもしろいです。原産地はインド〜中国です。街路樹としてもつかわれます。トックリヤシ(ヤシ科)(Hyophorbe lagenicaulis)
原産地はインド洋西部のマスカリン諸島です。根元がとっくりのようにふくらんでいるヤシです。成長がおそいこともあって絶滅の危機に原産地では瀕しています。ウナズキヒメフヨウ(アオイ科)(Malvaviscus arboreus var. mexicanus)
原産地は中央アメリカであり、ハイビスカスの仲間です。つぼみのときは上をむいていますが、うなずくように次第に下をむき、花びらが開くことはありません。このためスリーピング・ハイビスカスともよばれます。ビリンビ(カタバミ科)(Averrhoa bilimbi)
原産地はインドネシアであり、スターフルーツの仲間です。酸味がつよく、ピクルスなどに加工されます。果汁は、洋服の染み抜きにもつかわれます。*
「心ここに在らざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず、食らえどもその味を知らず」(『大学』)という名言があります。
対象に心がくばられていないと、見ているようで見ていなかったということになります。学校の勉強でも、心がくばられていなければ教科書をいくら読んでもその科目が身につかないわけです。
すなわちそもそも見る前に、興味・関心が何にあるのか、どのようなことを知りたいのかといった心の状態が大事であるということです。究極的には見るとは心のくばり方の問題です。
たまたま今回は、ひとつの事例として熱帯植物をとりあげていますが、ほかのことに関心があるのであれば、それに心をくばっていけばよいのです。課題や問題意識を鮮明にして、心の準備をしてから見るようにすれば見え方は急激にかわってきます。見る力がつよまります。
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小田原フラワーガーデン