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ベニバナトケイソウ(トケイソウ科)(Passiflora coccinea
(平行法で立体視ができます)
視覚体験をつみかさねることによって洞察力をたかめることができます。現場に行ってみることが大切です。
写真はいずれも平行法で立体視ができます。小田原フラワーガーデン・トロピカルドーム温室で撮影しました(注1)。
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ベニバナトケイソウ(トケイソウ科)は、英名ではレッドパッションフラワー(red passionflower)といいます。パッションとは「受難」を意味し、花の形をキリストの十字架に見立てたことに由来します。



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バンダ(ラン科ヒスイラン(バンダ)属)(Vanda
東南アジア(インド、タイなど)の熱帯・亜熱帯の海抜1000〜1500mの場所に自生している着生ランです。年間を通して湿度の高い環境で生育しており、樹木や岩に着生します。根は、スポンジ状の厚い細胞につつまれており、空気中の水分を吸収します。



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キンカチャ(金花茶、ツバキ科ツバキ属)(Camellia chrysantha
1965年に発見された、熱帯雨林のなかで黄色い花をさかせるツバキです。原産地は中国南部〜ベトナムです。以前は、中国の天然記念物に指定されていました。



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アンスリウム・アンドレアナム(サトイモ科)(Anthurium andraeanum
原産地は、コロンビア・エクアドルなど熱帯アメリカです。耐寒温度は最低10℃、生育適温は18℃~30℃です。赤いハートのようなものは「仏炎苞」であり、黄色い棒状のものが花です。



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ルリハナガサ(キツネノマゴ科)(Eranthemum pulchellum
別名「ブルーセージ」とよばれ、瑠璃色の花がうつくしいです。原産地はインドです。日本では沖縄の庭先などでみかけます。



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ドンベヤ・ウォリッキー(アオギリ科)(Dombeya wallichii
原産地はアフリカ・マダガスカル島です。英名ではピンクボールとよばれ、まるいボール状の花をさかせます。特徴的なつよい香りがあります。




小田原フラワーガーデンは、「花と緑の生活文化の創造」をテーマにした神奈川県小田原市にある植物園であり、このメイン施設が「トロピカルドーム温室」です。

直径40m、高さ22mの温室であり、小田原市環境事業センター(ゴミ焼却施設)の余熱を利用して、熱帯・亜熱帯の約200種の花木・果樹を植栽しています。温室のなかに足を一歩ふみいれればそこはもう南国の世界です。


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小田原フラワーガーデン・トロピカルドーム温室




熱帯地方についてまなぼうとおもったらこのような温室にいってみるのが一番です。

このような施設で視覚体験をじっくりつみかさねれば洞察力もつよまります。洞察とは、物事をよく観察して、その物事の奥底まで見通すこと、本質を見抜くことです。

情報処理的にいうと、観察とは、視覚をつかって情報を内面にインプットすることであり、物事を見通したり本質を見抜くことはプロセシングをすすめることです。このようにインプットとプロセシングの両方を連動させることによって洞察ができるのだとおもいます。これは眼力をきたえることだといってもよいでしょう。

何事も、言葉だけで理解しようとするのはのぞましくありません。現場にいっって視覚体験をつみかさねることが大事であり、そのうえで、イメージに言葉をむすびつけたり、イメージのなかに言葉をうめこんだりしていく方がよいでしょう。


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▼ 注1
小田原フラワーガーデン