170203 課題
図1 大観したら課題を決めてとりくむ

第1段階で関心領域を大観したら、課題を明確にして第2段階にとりくむようにします。

現代は高度情報化の時代です。どこへいっても情報があふれかえり、膨大な情報処理が世界中でおこなわれています。わたしたちひとりひとりも情報処理を日々おこなわなければなりません。

情報処理に個人でとりくむときも情報のインプットからはじめます。新聞・雑誌・書籍に目を通します。たとえば速読法は、時代のニーズにこたえる重要な方法といえるでしょう。

しかしどんなに努力しても情報が処理しきれないと感じている人は多いのではないでしょうか。情報量が多すぎるのです。ひとりであれもこれもはできません。

そこでやはり、ひとりひとりが自分の課題を決めてとりくんでいくということが決定的なポイントになります。なるべくはやい段階で課題を明確にするのがよいでしょう。

課題を決めるためにはグラフィックな方法をまずはつかうとよいです。たとえば鳥瞰図や見取り図やマンガなどをつかって関心のある領域を大観するのです。大観してみると、どこをねらっていけばよいか、意外に簡単にあきらかになります。つまり課題が決められます。

そして第2段階目として、課題のもとで範囲をしぼりこんで情報処理にとりくんでいきます。

そしてその結果をまとめます。

  1. 大観する
  2. 課題を決めてとりくむ
  3. 結果をまとめる

モデル化すると図1のようになります。各段階の内部で、情報処理(インプット→プロセシング→アウトプット)をおこないます。

このモデルにおいて第1段階目と第2段階目をつなぐのが課題です。

なお課題はひとつである必要はありません。複数あってもよいです。ただし中心的な課題つまり主題(テーマ)は明確にしておいた方がよいです。とくに人生のテーマをわかいときに決めておくことは重要なことだとおもいます。


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