
図1 情報処理の場
人は、環境から情報をとりいれ(インプット)、環境へ情報をだしていきます(アウトプット)。人と環境が一体になった情報処理の場をととのえることが大事です。
人間は基本的に、情報処理(インプット→プロセシング→アウトプット)をする存在です(図1)。
情報処理というと、情報処理能力(情報処理のパフォーマンス)がもとめられますが、一方で、情報処理をおこなう場の整備、場づくりも重要です。
情報処理のモデル(図1)をみればわかるように、わたしたち人間は、環境から情報をとりいれ(インプット)、環境へ情報を発信(アウトプット)します。したがってわたしたちは環境とは切っても切れない関係にあり、人間と環境はセットにしてつねにとらえなければなりません。わたしたち人間は環境と一体になって生きているのです。情報処理をとおしてわたしたちは環境とたえずつながっているといってもよいです。
〈インプット→プロセシング→アウトプット〉は情報処理の仕組みといえるのに対し、このような人間と環境の全体は情報処理の場といってもよいでしょう。
〈インプット・プロセシング・アウトプット〉の三拍子をバランスよく実践することも大切ですが、〈人+環境〉の情報処理の場をととのえることも重要です。実際には、情報処理の場を改善しただけで情報処理が急にすすむということもありえます。
このような情報処理の場は心の場とよんでもよいかもしれません。情報処理の観点からいうと、心とは、環境にまでひろがっているととらえたほうがわかりやすいです。環境があってこその心であり情報処理です。実際、心がととのっている人は環境もととのっていて情報処理もすすみます。心がみだれている人は環境もみだれていて情報処理にエラーが生じています。
このような観点からからいうと、人間の脳だけにとらわれるのはよくありません。感覚器官をつかった情報のインプット、手をつかった情報のアウトプット、そして情報の出入りがある環境のすべてがそろってこそ健全な場、健全な生き方が可能になります。
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このような情報処理の場は心の場とよんでもよいかもしれません。情報処理の観点からいうと、心とは、環境にまでひろがっているととらえたほうがわかりやすいです。環境があってこその心であり情報処理です。実際、心がととのっている人は環境もととのっていて情報処理もすすみます。心がみだれている人は環境もみだれていて情報処理にエラーが生じています。
このような観点からからいうと、人間の脳だけにとらわれるのはよくありません。感覚器官をつかった情報のインプット、手をつかった情報のアウトプット、そして情報の出入りがある環境のすべてがそろってこそ健全な場、健全な生き方が可能になります。
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