シンガポール植物園の熱帯雨林
(平行法で立体視ができます)
ステレオ写真をつかった立体視訓練をくりかえして、三次元の情報をすすめるようにするとよいです。
わたしたち人間は基本的に、情報処理(インプット→プロセシング→アウトプット)をする存在です。
たとえばステレオ写真をつかった立体視は、写真に反射した光(光子)を眼球がうける場面(インプット)、情報が脳へおくられ立体画像が生じる場面(プロセシング)という2つの場面によって成立します。
写真はいずれも平行法で立体視ができます。シンガポール植物園「熱帯雨林」エリアで撮影しました(注1)。
写真はいずれも平行法で立体視ができます。シンガポール植物園「熱帯雨林」エリアで撮影しました(注1)。
Jelutung (Dyera costulata)
Palmae (Borassodendron machadonis)
Common Red-stem Fig (Ficus variegata) (Moraceae)
樹木がつくる多層構造(階層構造)がみえる
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情報処理は、立体視にみられるように三次元的にすすめたほうが効果があります。ステレオ写真の立体視が成立したということは、視覚系の情報処理が三次元でできているということになります。
たとえば鳥瞰図をみたあとにも、その場所の空間をありありと三次元でイメージしてみれば三次元の情報処理ができたことになります。あるいは地図などの平面図をみたり、文章をよんだりしたときも三次元イメージをえがいてみるようにします。
情報処理の次元を一次元・二次元から三次元にあげるということは、文字通り「次元」が変わるということであり、今まで見えなかったこと急に見えてきたり、一瞬にして認識をあらたにするといったことがおこりやすくなります。コツコツと言葉をおいかけたり苦学をしているのとはちがうプロセスがはここにはたらいているのです。
そしてアウトプットする(言語を書きだす)ときにも、三次元のイメージをおもいうかべながらおこなえば、効果的な表現がしやすいということになります。
そしてアウトプットする(言語を書きだす)ときにも、三次元のイメージをおもいうかべながらおこなえば、効果的な表現がしやすいということになります。
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シンガポール植物園には「熱帯雨林」エリアもあります。面積は 6.2ヘクタール(東京ドーム約1.3個分)あり、シンガポールでもっともふるい原生林のがいまでものこる貴重なエリアです。このような熱帯雨林がシンガポール全体をかつてはおおっていたのでしょう。
中をあるいていくと樹木がつくりだすみごとな多層構造がよくわかります。熱帯雨林といっても遊歩道がついているので普通のかっこうであるいていけます。ただし蚊にはさされないほうがよいです。ここでは熱帯植物のつよい生命力を感じながら森林浴を大いにたのしむことができます。
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▼ 注1
Singapore Botanic Gardens