自然科学は、知のフロンティアを開拓しながら常識をくつがえしていきます。その開拓最前線の息吹を感じると新鮮な気持ちになれます。

グラフィックサイエンスマガジン『Newton 2017.1 号』では、「超ひも理論」や「すっぱい物質」「細胞分裂」「火星の景観」などをとりあげて解説しています。


世界の絶景
 グレート・オーシャン・ロード(オーストラリア)
 ハロン湾(ベトナム)

Newton Special
 超ひも理論入門

シリーズ:水素の科学 第3回

 すっぱい物質の正体とは?

シリーズ:海のすべて 第3回
 期待高まる海洋資源

シリーズ:細胞分裂のふしぎ 第1回
 細胞はいかにして二つに分裂するのか

Cosmic Wonder
 空から見た火星の不思議な景観

Nature View
 夜のサバンナ

Nature View
 二つの海の境界にある島々  -コモド諸島


世界の絶景」では、オーストラリアの南東部の複雑な海岸線「グレート・オーシャン・ロード」と、ベトナム北東部の大小の島々が点在する「ハロン湾」の絶景写真をみることができます。これらの写真は『Newton』本号の目印(アイコン)としてつかうことができます。

超ひも理論入門」(超弦理論)では、素粒子を点ではなくひもだとかんがえることで相対性理論と量子論を統合し、宇宙誕生の謎を解明しようとする物理学の最前線を知ることができます。素粒子がひもだった場合、この世界が「9次元空間」である可能性がでてきます。これまでの常識にとらわれない思考がもとめられます。

すっぱい物質の正体とは?」では、すっぱい味やすっぱい性質が水素イオンによるものであることを解説しています。
味覚から、客観的定量的な認識へ - シリーズ:水素の科学(3)「すっぱい物質の正体とは?」(Newton 2017.1号)- >>

期待高まる海洋資源」では、海底にねむる海底資源について解説しています。
海底の調査・研究をすすめる - 海のすべて(3)「期待高まる海洋資源」(Newton 2017.1号)- >>

細胞はいかにして二つに分裂するのか」では、生命の根幹をなす細胞分裂について解説しています。
生命の根幹となる現象を知る - シリーズ:細胞分裂のふしぎ(1)「細胞はいかにして二つに分裂するのか」(Newton 2017.1号)-

空から見た火星の不思議な景観」では、火星に水が存在した証拠など、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機 MRO の、1メートル以下のものまで見分けることができる高解像度カメラがとらえた最新画像がみられます。

夜のサバンナ」では、ヒョウ、ライオン、ハイエナなどの夜の様子を写真でみることができます。

二つの海の境界にある島々 - コモド諸島」では、インドネシアの群島のひとつ「コモド島」の近海にひろがる色あざやかな熱帯特有の海の生態系を写真でみることができます。




自然科学は、知のフロンティアを開拓しながらこれまでの常識をたえずくつがえしていきます。自然科学では、理論とよばれるものもすべてが実は仮説です。自分の専門・専門外にかかわらずその開拓最前線の息吹を感じると新鮮な気持ちになれます。


▼ 引用文献 『Newton』2017年1月号、ニュートンプレス、2017年1月7日