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トラフザメ(交差法で立体視ができます)

海遊館の「太平洋」水槽では、実にたくさんの種類の魚がおよいでいます。じっくり観察して同定するようにします。

大阪市港区天保山にある海遊館(注1)の「太平洋」水槽ではさまざまな魚類がみられます。

写真はいずれも交差法で立体視ができます。
立体視のやり方 - ステレオグラムとステレオ写真 - >>



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グルクマ
沖縄〜太平洋西部、インドの熱帯・亜熱帯海域に分布、群れをつくっておよぎます。全長40cm、大きな口をひらいてプランクトンをあつめて食べます。沖縄の方言がそのまま名前になりました。



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カスリハタ
体にある、濃い茶色または黒色の大きな斑紋が特徴です。この斑紋から英名では、ポテトグルーバー(ジャガイモ模様のハタ)とよばれます。



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シノノメサカタザメ
サメと名がつき、容姿もサメのようですが、実はエイの仲間です。あたたかい海の沿岸域に生息し、おもに海底付近をおよいでいます。カニが大好物です。



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ヒョウモンオトメエイ
亜熱帯から熱帯のサンゴ礁域の砂地に生息します。体には、ヒョウによく似た斑紋があります。




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トラフザメ
日本では沖縄周辺でみられます。尾びれがながく、全長の約半分ほどを占めます。生魚は黒色の斑点模様をもちます。




海遊館の「太平洋」水槽は巨大であり、それぞれの魚があちこちをおよぎまわっているので、ほかの水槽のときとくらべて写真撮影と同定がかなりむずかしいです。しかし時間をかけてじっくり観察しているとわかってきます。魚類の世界の多様性もみえてきます。

なお水族館で写真撮影をしようとおもったら午前中がいいです。午後なるとみるみる水がにごってきます。


▼ 参考文献
『海遊館ガイドブック』(第3版)海遊館発行、2015年4月1日

情報を眼でうけとり判断する - 海遊館(2)「アリューシャン列島」-
立体視をして遠近の両方をみる - 海遊館(3)「モンタレー湾」-
周辺視野をつかって全体的にとらえる - 海遊館(4)「パナマ湾」-
立体視をしながら知識もふやす - 海遊館(5)「エクアドル熱帯雨林」-
立体視をしながら眼球の筋肉をバランスよくつかう - 海遊館(6)「南極大陸」-
ひろい視野で立体視をする - 海遊館(7)「タスマン海」-
3次元空間で環境をとらえる - 海遊館(8)「グレート・バリア・リーフ」-
立体視をして意識の場を拡大・拡充する - 海遊館(10)「瀬戸内海」-
海の生物の多様性を知り世界をひろげる - 海遊館(11)「特設水槽」-
立体視をして3次元空間を再現する - 海遊館(12)チリの岩礁地帯 - 
さまざまな角度から見る - 海遊館(13)「クック海峡」-
深層の世界を知る - 海遊館(14)「日本海溝」-
平行法と交差法を交互におこなう - 海遊館「太平洋」ジンベイザメ -
太平洋の多様性をみる - 海遊館「太平洋」-
※ 番号は水槽番号です。

太平洋の世界を心の中につくる - 海遊館(まとめ1)-
1.概観→2.観察→3.まとめ - 海遊館(まとめ2)-