東京国立博物館の特別展「栄西と建仁寺」展を先日みてきました。

今回の特別展は、栄西禅師の800年遠忌にあわせ、栄西ならびに建仁寺にゆかりの宝物を一堂にあつめた展覧会でした。俵屋宗達の国宝「風神雷神図屏風」を筆頭に、山内の塔頭につたわる工芸や絵画の名品を見ることができました。

近年の特別展では、音声ガイドのサービスを提供するのが一般的です。わたしも音声ガイドを利用して見学しました。その分野に関しての初心者・入門者は音声ガイドを利用した方が絶対によいです。今回は、女優の中谷美紀さんがナビゲーターを担当していました。

音声ガイドを利用するには別途料金(515円/税込み)が必要です。音声機器をかりると同時に、「音声ガイドリスト」をもらえます。これには、ガイド番号・展示期間・作品名・作者・時代(世紀)・フロアーマップが掲載されています。

140514 栄西と建仁寺 特別展

フロアーマップには、ガイド番号の位置(その作品の展示場所)が明確にしるされていて、記憶法やイメージ訓練(心象法)の観点からは、この「音声ガイドリスト」がとても重要な役割をはたします。

1.展示を見る
音声ガイドをききながら、展示室内の立体空間(3D空間)のなかをゆっくりあるいて、各作品(展示物)を3Dイメージとして体験的に心のなかにインプットしていきます。

2.作品を空間的に想起する
ひととおり見おわったら休憩所へ行き、「音声ガイドリスト」にのっているフロアーマップと作品リストを1番から順に見て、いま見てきた作品をイメージとしておもいだします。

「音声ガイドリスト」がかなり正確にできているので、フロアーマップと作品リストを見ればイメージを簡単に想起することができます。フロアーマップは記憶想起(情報検索)のためにとても有用です。イメージが想起できたら、中谷美紀さんの声(ナレーション/何を話していたか)もおもいだすようにします。

3.言語情報から想起する
そして今度は、フロアーマップは見ないで、リスト(作品名・作者)だけを見て、イメージが想起できるかどうかやってみます。今度は、言語情報だけからイメージをおもいおこすのです。やってみるとややむずかしいです。

フロアーマップ(空間配置図)が記憶想起のためにいかに有用であるかがわかります。

4.再確認する
イメージがふたしかな作品については、再度、展示物がある場所にいって確認します。

5.「音声ガイドリスト」は保管しておく
こうして、空間的な位置、作品、中谷さんの話、展示解説のすべてを1セットにして、「音声ガイドリスト」にむすびつけて記憶しておけばよいです。「音声ガイドリスト」はもちかえり保管しておき、必要があればとりだして情報をまた想起します。

6.もっとふかく勉強したい人は図録を買う
なお、もっとふかく勉強したい人は、博物館発行の図録を買ってかえります。いつでも、イメージとその解説を再確認することができます。


▼東京国立博物館
tnm.jp 

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