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(平行法で立体視ができます)

日本科学未来館のジオ・コスモスが毎時50分に月にかわり、月を大観することができます。

東京都江東区にある日本科学未来館でイベント「中秋の名月 未来館でお月見!2016」が開催されています(注1)。

日本科学未来館には、ジオ・コスモス(Geo-Cosmos)(注2)という有機 EL パネルをつかった直径6m の巨大な地球儀がありますが、今回は、毎時 50分から5分間、これが月にかわります(写真)。大きな月を大観できるめったにない機会です。

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(交差法で立体視ができます)


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(平行法で立体視ができます)



月をみると、非常にたくさんのクレーターがあるのがわかります。隕石や微惑星・小惑星などが頻繁に衝突していた証拠が月にはのこっているのです。原始地球と、火星サイズの天体が衝突し、そのときの残骸があつまって月ができたという仮説(ジャイアント・インパクト説)もあります。

地球の起源と歴史を想像するための貴重な情報を月は提供してくれます。

今回のイベントは、パネル展示やミニトークもあり、月を身近に感じることができるいいチャンスになっています。 


▼ 注1
日本科学未来館「中秋の名月 未来館でお月見!2016」
会期:9月17日まで

▼ 注2
ジオ・コスモス(Geo-Cosmos)