160830 量
図1 インプットではまず量をもとめる
 
情報のインプットではまずは量をもとめるべきです。課題をめぐって、できるだけたくさんの情報をインプットすれば、そのあとのプロセシングも充実してきます。

人を、情報処理(インプット→プロセシング→アウトプット)をする存在としてとらえたとき、情報処理はインプットからはじまります。インプットなくして何もすすみません。

そのインプットのときに、インプットする情報の量がすくないとその後のプロセシングも貧弱なものになります。あるいはプロセシングとアウトプットの訓練をしていてもなかなか成果があがりません。

インプットではまずは量をもとめ、できるだけたくさんの情報をとりいれることをこころがけるべきです(図1)。質の高い情報を厳選してなどとかんがえているとインプットはすすみません。

ただし課題は設定しておいたほうがよいです。そのうえで、課題に関係のありそうなことはすべてインプットします。周辺情報もインプットします。役にたつことがわかっている情報だけに注目するのではなくて、気がついたことはなんでもとりいれるようにします。役立たないと最初はおもっていた情報があとになって役立つということはよくあることです。

質ではなく量をもとめる、大量インプットこそインプットの基本です。

それに対してアウトプットでは質をもとめてもよいとおもいます。かならずしも量ではありません。質の高いアウトプットをしている人はたくさんいます。