160706 睡眠
図1 インプット→睡眠→アウトプット
 
プロセシングは睡眠中にすすみます。睡眠の前にはインプットが、後にはアウトプットが必要です。〈インプット→睡眠→アウトプット〉の流れが大事です。

近年の科学的・医学的研究により、プロセシングが睡眠中にすすみ、情報を整理したり記憶したり、あたらし技能を身につけたり、発想したりすることが無意識の状態でおこることがあきらかになってきました。

ここで注意することは、睡眠(プロセシング)の前には情報のインプットが、後にはアウトプットが必要だということです。インプット・プロセシング・アウトプットの三拍子がそろわないと情報処理にはなりませんし、情報処理は完結しません。〈インプット→プロセシング→アウトプット〉という流れが大事です。

インプットとは、本や資料を読んだり、現地や現場を見たり、関係者の話を聞いたり、食べ物を味わったりすることです。このようなインプットをしないで寝ていてもプロセシングはすすみません。

そして起床してからはプロセシングの結果をアウトプットします。アウトプットとは表現することであるといいかえてもよいでしょう。基本的には、多種多様な情報を統合して表現することになります。あれもこれもすべてを表現することは不可能ですし、そのようなことをしても意味がありません。

多くの人々は言語をつかって表現(アウトプット)するとおもいます。本ブログでも。書いてアウトプットすることを重視しています。ただし絵が得意な人は絵でアウトプットすればよいし、歌が得意な人は歌で、踊りが得意な人は踊りでアウトプットすればよいでしょう。自分なりのアウトプットの方法をきめて積極的にやってみることが大事です。

たとえばテレビを見て(インプット)、眠って、翌日、その番組の要点や感想などをブログなどに書きだすことは立派な情報処理です。このような行為をひたすらくりかえしていけばよいのです。そうすれば、テレビを見ることが重要なインプットの方法になってきます。一番いけないのは、ボーッとテレビを見ているだけで寝てしまい、翌日、何もアウトプットしないことです。アウトプットの必要性についてはやく気がつくことが重要です。