160727 書きだす
図1 アウトプットで言葉を書きだす
 
アウトプットでは、「課題→事実→文章」という段階をふんで言葉を書きだしていくと効果的です。
 
現代の情報化社会において、人を、情報処理(インプット→プロセシング→アウトプット)をする存在としてとらえなおすことはとても重要なことです。

情報処理のなかのアウトプットとしてもっとも有用な手段は言葉(言語)を書きだすことであるといってもよいでしょう(図1)。それぞれの民族はそれぞれに言葉をもち、言葉をつかってメッセージをつたえコミュニケーションをし記録をのこしています。現代文明において言葉はなくてはならない重要な道具です。

基本的には、おもいついたことをどんどん書きだしていけばよいのですが、さらに一歩ふみこんだアウトプットをするためには、情報収集を累積しながら一節一節をふみしめ、問題解決の段階を意識しながら書きだしていったほうが効果があがるとおもいます。

たとえば、まず課題を書きだし、つぎに事実を書きだし、そして文章を書きだすといったやり方が提案できます(図2)。

160726 課題
図2 課題→事実→文章化


問題解決を3段階にモデル化した場合、それぞれの段階の内部で情報処理(インプット→プロセシング→アウトプット)をくりかえしておこないますので、それぞれの段階でアウトプットをしていくことになります。そのときに、それぞれの段階によって書きだすことをかえてみるのです。

第1の段階では、関心のある領域を大観して、課題を書きだします。箇条書きでよいでしょう。

第2の段階では、情報収集をして、何が事実なのかを確認し、事実を書きだします(記録します)。箇条書きでもよいし図表などを工夫してもよいでしょう。あわせて写真をのこしたり、写真の説明を書きだしてもよいです。現場・現地の事実を明確にすることが大切です。

第3の段階では、課題と事実をふまえて感想を書いたり考察したり構想をねったりします。この段階ではしっかりとした文章を書きだす訓練をするようにします。日本語の作文技術も役立つでしょう。一般的にはブログなどに、他人がよんでもわかるように書きだすことになるとおもいます。このような3段階のアウトプットはひとつの目安として参考になるのではないでしょうか。

このような3つの段階を意識しながら書きだしていくと作文の訓練になるだけでなく、情報処理や問題解決がさらにすすんでいくのではないかとおもいます。

また書きだしをおこなうと、プロセシングでえがいたイメージが適切であったかどうかを確認することができ、妄想におちいらないですみます。インプット・プロセシング・アウトプットの三拍子がそろうことが健全な方法であるといえるでしょう。


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