グラフィックサイエンスマガジン『Newton』2016年8月号では、「宇宙の大規模構造」のほかに、「イオンとは何だろうか」「運動の脳科学」「巨大地震の過去を疑え!」などもとりあげていて興味ぶかいです。
Newton Special
宇宙の大規模構造
シリーズ
脳とニューロン 第4回「運動の脳科学」
巨大地震研究の最前線 第3回「巨大地震の過去を疑え!」
元素と周期表 第2回「イオンとは何だろうか」
Cosmic Wonder
宇宙ステーションから見た絶景
Nature View
マナティ
生き物がえがく光のアート
Topic
ミクロな構造が生む色彩美
「運動の脳科学」では、運動をつかさどる脳とニューロン(神経細胞)のしくみを解説しています。人間は、目や耳などの感覚器から情報をうけ(インプットし)、脳がその情報を処理して、電気信号(運動の指令)をニューロンをつかって筋肉におくります。するとその電気信号に筋肉が反応して運動ができるというしくみになっています。ここには〈インプット→プロセシング→アウトプット〉という過程があり、運動はアウトプットの一種であるととらえなおすことができます。
「巨大地震の過去を疑え」では、これまでの "通説" の見直しがすすむ巨大地震について解説しています。巨大地震には、これまでの通説とはことなるはいくつものタイプがあり、将来の巨大地震もどのようなものになるか予想はむずかしく、予知はできません。それでもわたしたちが、過去の巨大地震の発生履歴と被害の実態を知ることは、大災害にそなえるために必要なことです。
「イオンとは何だろうか」ではイオンについてわかりやすく解説しています。イオンとは、原子や原子のあつまりが、プラスの電気やマイナスの電気をおびたものです。料理につかう食塩の主成分もイオンでできています。
「宇宙ステーションから見た絶景」では地球を大観することができます。このようなすばらしい写真を折にふれて見ることによって、グローバルに物事を見るセンスをみがくことができます。「波打つミスの痕跡」(アラビア半島)や「渓谷を浮かび上がらせる雪化粧」(カナダ東海岸)では地表がつくりだすフラクタル構造を見ることができます。フラクタル構造とは、部分と全体とが自己相似になっている構造のことであり、わたしはこの構造をとくに重視し、つねにさがしてあるいています。
「マナティ−」は、海や川にすむ大型の哺乳類です。ジュゴンとおなじ「海牛目」に属します。体調は4メートルちかくにおよびますが、草食性で性格はおだやかです。ただし近年、マナティーの大量死も確認されています。
「生き物がえがく光のアート」では、発光生物たちがつくりだす絶景を見ることができます。
「ミクロな構造が生む色彩美 」では、「構造色」とよばれる、自然が生んだ独特の輝きを見ることができます。
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▼ 引用文献
『Newton』(ニュートン) 2016年 08 月号、ニュートンプレス [雑誌]