160711 タイトル
図1 ブログではタイトルを先に書く
 
ブログを書くときには、タイトルを最初にまず書くようにすると体験情報を圧縮・要約して表現する訓練になり、情報処理が一層すすみます。

書くということ(作文)は、人間がおこなうアウトプットにおける基本中の基本であるといえるでしょう。今日では、ブログやフェイスブックやツイッターがあるので誰でも簡単にアウトプットができるようになりました。

これらのアウトプット・ツールのなかでブログの利用をわたしはすすめています。なぜかというとブログには、タイトルを記入する欄があるからです。これがフェイスブックやツイッターとはちがうところです。作文の練習ではこのタイトルを書くということがとても重要です。

わたしからのおすすめは、最初にまず、タイトルを書くということです(図1)。記事を書くときに、おもいつくままに時系列で書いていくのもいいですが、すこしなれてきたらタイトルをもっといかす訓練をしたほうがよいでしょう。




情報処理(インプット→プロセシング→アウトプット)のモデルから説明すると、書く前に、情報のインプットがそもそもあります。見たり聞いたり読んだり味わったりすることです。このような情報をまとめてここでは「体験情報」とよびましょう。体験情報が意識(心)の内面にまずインプットされます。

どこかへ出かけたりすると大量の体験情報がインプットされるとおもいます。そうしたら今度は、それぞれの内容ごとにあるいは区切りのいいところでうまく区切って、情報のひとかたまりをイメージしてみます。この情報のひとかたまり(ユニット)は情報処理用語をつかえば「ファイル」とよぶことができます。このファイルをイメージするのがプロセシングです。

そしてこのファイルにタイトルをあたえてブログのタイトル欄に書きだすのです。タイトルを書いてから、つぎに本文の記事を書いていきます。最後に、タイトルをみなおして必要があれば修正します。タイトルはあとで修正してもかまいません。




よくできたタイトルを書きだすためには、体験情報のファイル(情報のひとかたまり)をしっかりイメージすることが大切です。たとえば展覧会を見てきた感想を書こうとおもったら、展覧会場での体験を想起してしっかりイメージするようにします。イメージしているうちにタイトルも決まってきます。

タイトルを書きだすと、そのタイトルはファイルの見出しあるいは「ラベル」になります(図2)。図2のファイルのモデルにおいて、タイトルはファイルの表層構造あるいは表面構造であり、情報の本体は現場での体験(体験情報)であることに注意してください。たとえばコンピューター・ファイルでも、ファイル名(見出し)があってその下部に情報の本体が格納されています。基本的にはこれとおなじ構造です。

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図2 ファイルのモデル


このようにタイトルを書きだすと、図2のような体験のファイルが完成し、これは意識(心)のなかに保持されるようになります。つまり記憶されます。するとタイトルを見ただけで現場での体験がありありと想起できる仕組みができあがります。ブログ記事の本文は、現場での体験を想起しイメージしながら書いていけばよいのです。

このような一連の過程は情報処理をすすめる訓練にほかなりません。




よくできたタイトルは情報の本体を適切に圧縮・要約・統合してあります。たとえば新聞記事のタイトルは実によくできていて、タイトルの書き方をまなぶための参考になります。

ブログの読者の立場にたつと、ブログのタイトルをまず見て、読みたい記事だけをクリックして読めばよいということになります。よくできたタイトルは、いわば情報インデックスの役割をはたします。タイトルがもしないと、記事の全文を読んでからようやく内容がわかったということになり時間がかかります。情報があふれかえる今日においてはこのインでクックス方式はなくてはならない方法です。