アウトプットには、見出し・ピックアップ・要約という手順があります。情報を統合する原理がこの過程ではたらきます。

情報処理の第3場面(最終場面)のアウトプットでは、言語や写真などをつかってアウトプットをすることが多いとおもいます。そのときにはつぎのような手順をふむとよいでしょう。
 
  • 見出し
  • ピックアップ
  • 要約

■ 見出し
見出し(タイトルあるいはテーマ)を書きます。まずは仮の見出しでよいです。あとでみなおして必要があれば修正します。


■ ピックアップ
たとえば旅行に行ったら写真をたくさん撮影するとおもいます。そしてアウトプットのために重要な写真をピックアップするでしょう。ブログにしろ旅行記にしろ報告書にしろ、撮影したすべての写真を掲載することはありせん。メッセージをつたえるために役立つ写真を選択してつかっていきます。

写真を撮っていないものあるいは写真を撮れなかったものについては言葉で記載します。あるいは写真の有無にかかわらず重要な事柄は言葉で説明します。

写真を掲載したり言葉で記載することは現地・現場の事実(データ)をあらわすことになります。見出し(タイトルあるいはテーマ)にそって、重要な事実や読者につたえたい事柄のみをピックアップして掲載するようにします。現場のすべてをしめすことは不可能です。

ピックアップされた情報はいわば 選抜された "代表選手" のようなものです。ピックアップしてアウトプットすることには "代表選手" におもいをたくすといった意味あいがあります。

ピックアップは誰もがやっていることですが、アウトプットの一手段として意識的におこなうことが大切です。 


■ 要約
要約して書くことはアウトプットの基本中の基本です。

あれもこれもたくさん書きすぎるとメッセージはかえってつたわりません。ポイントをおさえてまとめて書くことが大切です。また誰にむかってメッセージをつたえるのかということも重要です。それによって用語のつかい方がちがってきます。さまざまな情報を言葉で要約していくと、ピックアップのときとはちがい表現は抽象的になってきます。




以上の、見出し・ピックアップ・要約の全過程をつらぬく原理は統合の原理です(図1)。つまりアウトプットとは多様な情報を統合することです。そもそも言語を書くことには情報を統合するはたらきがあります。

160627 統合
図1 アウトプットで多様な情報が統合される


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