アジサイ(交差法で立体視ができます)
ステレオ写真をつかうと3次元的に対象をとらえることができ、情報処理の次元を高めることができます。
写真はいずれも、東京・新宿の新宿御苑で撮影しました。
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アジサイ(平行法で立体視ができます)
ガクアジサイ(交差法で立体視ができます)
わたしたちがイメージをつかって情報処理をすすめるとき、2次元的(平面的)な画像をつかう場合と3次元的(立体的)な画像をつかう場合とがあるとおもいます。2次元と3次元とをくらべた場合、3次元の方がはるかに高度な情報処理になります(注1)。まさに次元が高いわけです。コンピューターの情報処理でも3次元の画像処理の方が高度な情報処理であることからもこのことが類推できます。
ステレオ写真(3D写真)をつかった立体視はいうまでもなく3次元の情報処理になっています。このような訓練をくりかえしていると、3次元的に対象をとらえながらプロセシングをつねにすすめられるようになります。こうして情報処理の次元を2次元から3次元へと高めることは知性を高めることにつながります。
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新宿御苑でもアジサイが見ごろをむかえています。ガクアジサイはアジサイの一品種であり原種です。花をひとかたまりとみると、中心部にある紫色をした小さな珊瑚状のものが花(両性花)であり、 その周辺部にある小花のように見えるものは装飾花(萼片)です。花の構造が額縁のようにみえるということで額紫陽花(ガクアジサイ)とよばれます。ガクアジサイは18世紀に中国からヨーロッパにわたり、さまざまな種類のセイヨウアジサイがつくられたとのことです。
▼ 注1
中学や高校の数学に図形の時間があったとおもいます。図形の問題でも、平面図から立体図へとすすんでいくことにより情報処理の次元が高まります。
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▼ 参考文献