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写真1 生命の痕跡がのこされている地球最古(37億年前)の岩石(片岩)
地球最古の生命の痕跡はグリーンランドの地層から発見されました。この地層中の岩石にふくまれる炭素(グラファイト)はバクテリアのような生物由来であることがあきらかにされています。つまり37億年前の地球の海にはバクテリアのような生物がいたということです。


特別展「生命大躍進」は、生命の進化と大躍進について体験的にまなぶことができるおもしろい企画展です。

大阪市立自然史博物館で開催されている特別展「生命大躍進」は生命の進化と大躍進についてまなべる貴重な機会になっています(注1)。

地球は約46億年前に誕生したとかんがえられています。そして37億年前には生命はすでに存在していたことがあきらかになりました(写真1)。最初の生命がどのようにして誕生したかはいまだによくわかっていませんが、約40億年前ごろに最初の生命が誕生したとかんがえられます。そしてわたしたちヒトにいたるまでの生命進化の壮大な物語がはじまりました。

写真はいずれも平行法で立体視ができます。大阪市立自然史博物館で撮影しました。

立体視のやり方 - ステレオグラムとステレオ写真 -  >>


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写真2 世界最古の生命化石をふくむチャート(35億年前)
35億年前の微生物の化石がふくまれます。チャートとは、二酸化ケイ素を主成分とする岩石です。海嶺などの深海の熱水噴出孔のちかくあるいは浅海で堆積したとかんがえられています。



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ストロマトライト(20億年前)
ストロマトライトは層状の構造をもつ岩石で、先カンブリア時代の地層中に多くみられます。太陽光がとどくあさい海でシアノバクテリア(酸素発生型の光合成をおこなう原生生物)によってつくられます。


▼ 注1
特別展「生命大躍進」
※ 大阪展終了後は、岡山シティミュージアムに巡回します( 2016年7月15日~ 9月4日)。

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